★MotoGP2017日本GP 予選プレスカンファレンス翻訳

日本GPの予選プレスカンファレンス翻訳です。明日が雨の場合は水しぶきが上がるために、フロントローを獲得出来たことの意味は大きいと各選手ともに語っています。明日のコンディションがどうなるかはわかりませんが、予報では曇りの可能性もあるとのこと。スリックタイヤを履く場合は、各選手ともにドライコンディションでの練習走行が無かったわけですから、タイヤ選択は難しそうです。

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ニック・ハリス

「素晴らしい15分、素晴らしい週末になっています。このコンディションの中ではあなたがライディングしていたヤマハはそこまでのグリップを発揮出来なかったと思いますが、あなたとテック3のバイクは素晴らしい走りを披露しました。」

ヨハン・ザルコ

「フルレインコンディションの週末ですね。FP1からFP3にかけてバイクを改善することが出来ましたし、良いフィーリングでした。マルケスは本当に速くて、どうすれば速く走れるのかを理解しようとしていました。チームにその情報を伝えて改善したことでここまでこれました。今週末のコンディションの中で全てのライダーが苦戦していますから、今週末は違いを生み出す事が出来るだろうと思っていました。予選に関してはトラックにあまり水がなく、ほぼドライに近いコンディションでした。スリックを履くほどには乾いていなかったわけですが、あと5分あればスリックを履けたかもしれません。予選直前にソフトタイヤを使用して、最後に1周だけエクストラソフトを履くという作戦を取ることにしました。この作戦が上手くいったので本当に嬉しいです。アッセンの後にポールポジションは今年一回だけしか獲得出来ないのかと思っていたんですが、こうしたもう一度獲得出来たので本当に嬉しいです。」

 

ニック・ハリス

「レースペースに関しては予選と同じような形でタイヤが消耗するとなると、非常に大きな問題ですね。」

ヨハン・ザルコ

「明日にならないとわかりません。フラッグtoフラッグかもしれませんし、そうなるとバイクを乗り換える必要があります。ドライでスタート出来て、最後までなんとかドライであれば良いですけどね。どうなるかはわかりませんが、ポールポジションからスタートするのはアドバンテージになるでしょう。時間をかけてペースを見つけることも出来るでしょう。雨の場合も参考に出来る内容があります。ただやはり1列目と言うことは重要で、金曜に集団で走っている時は前が見えませんでした。(※水しぶきで)このポジションを利用してフロントを維持したいですね。」

 

ニック・ハリス

「ヨハン、ルーキーイヤーでの2度目のポールポジション獲得おめでとう。それではダニロ・ペトルッチ。後半はかなりドライでしたが、スリックを履くことも検討しましたか?バレンティーノ・ロッシもそうでしたし、マルク・マルケスも最後にスリックを履いていたわけですが。」

ダニロ・ペトルッチ

「考えはしたんですがリスクが大きすぎました。予選の一番最初の頃にトラックを観察していて、トラックのある部分にはかなり水が残っていたので、スリックを履くのが怖かったんです。ですからソフトタイヤと最後の1周にエクストラソフトを履いてアタックしようと考えました。これが功を奏しましたが、ヨハンが素晴らしいラップで特にセクター3と4が速かったですね。今週は常にトップ5にいたとは言え、この結果は本当に嬉しいですね。ただ、いつものようにウェットコンディションでの自信を感じているわけではなく、フルウェットの状況で苦戦してしまっています。レースディスタンスで考えると戦闘力を発揮出来ると思います。非常に難しい状況の中でこうした結果を得ることが出来たので、本当に嬉しく思います。明日は雨の中で前に誰もいない状況でスタート出来るというのは、非常に大きなアドバンテージです。」

 

ニック・ハリス

「ウェットコンディションではかなり戦闘力が高いわけですが、予選ではもう少し路面が濡れていたほうが良かったですか?」

ダニロ・ペトルッチ

「そうですね。レースウィークの中でフルウェットの状態でも2位を獲得するようなスピードはありませんでした。それにレースは45分間ですから、予選のような状況にはならないでしょう。ですから、今回の予選のようなコンディションであれば皆がスリックタイヤを履いて出走するでしょう。明日の天候はわかりませんが、あらゆる状況に備えています。」

 

ニック・ハリス

「ダニロありがとう。セッションの終わりにスリックを試していましたが、ヨハンが言っていたようにあと5分あれば皆がスリックを履いていたでしょう。少し履くのが早すぎましたかね。」

マルク・マルケス

「終わってみれば確かにそうですね。ただ結果的には良いラップタイムを最初にソフトタイヤで記録することが出来たわけです。その後にラップタイムを向上するためにエクストラソフトを履こうと思っていました。ただ、ボックスに戻った後にスリックを試してみたいと言ったんです。色々な事が理解出来ましたけど、結果的にはポールポジション争いが出来ませんでした。ただ自分にとって最も重要なのはレースに向けて作業すること、フロントローからスタートすることが目標でした。どうなるかですが、週末にレインコンディションの中では常に良いフィーリングでした。ただ明日はフラッグtoフラッグかもしれませんし、ドライになるかもしれません。」

 

ニック・ハリス

「あなたはフラッグtoフラッグと同じ事をしたわけですが、同じようなことをしたのはバレンティーノ・ロッシだけでした。」

マルク・マルケス

「確かにラップタイムは良くなかったですが、そこまで悪かったというわけでもありません。というのもスリックでフルにプッシュしていたわけではなかったんです。スリックで走りながら良いラップタイムが出せる感触はありましたが、大きなリスクを伴うこともわかっていました。まだ4戦ありますから、怪我をするリスクは冒したくなかったんです。ただスリックで走ったことでわかったこともありました。常にポジティブなことに集中したいと思います。」

 

ニック・ハリス

「マルクありがとう。それではMoto2の中上貴晶。ポールを獲得した後にアレックス・マルケスがポールを獲得。そして最後の最後であなたがポルをホームGPで奪い返しました。」

中上貴晶

「ラップごとにドライになっていくという難しいセッションでした。ですから最後にはスリックタイヤを履くことになるというのはわかっていたんです。序盤はレインタイヤを履いて出来る限り良いラップをすることを意識していました。というのも路面が乾いてくれば、日本のファンのお陰でさらなるモチベーションを得てスピードを発揮出来ると思っていたんです。ですからレインタイヤでの走行に集中していたんです。そして残り10分で徐々にタイムを改善していこうとしていました。まだ濡れている部分もありましたからね。最終ラップはいくつかミスがあったにしても、ポールポジションを獲得出来た事を嬉しく思っています。ホームGPですし、今シーズン初のポールポジションですから最高ですね。」

 

ニック・ハリス

「レースは本当に天候次第だと思いますが、本当にどうなるかわかりません。」

中上貴晶

「ドライになるかも雨になるかもしれませんし、半々かもしれません。ですから準備は非常に難しいですね。ただプッシュしたいと思っているので当然ドライを望んでいます。ですから明日の朝起きて予報を見て、それで雨ならばレインセットアップの準備をして、もし晴れの予報であれば、路面が濡れていてもベストを尽くしたいと思います。とにかくレースではベストを尽くしたいと思います。」
 

ニック・ハリス

「タカありがとう。それではフロアからの質問をどうぞ。」

 

Q

「ヨハン、なぜオフィシャルの2台のバレンティーノとマーベリックがここまで離されているのか説明出来ますか?単純にバイクの違いでしょうか?」

ヨハン・ザルコ

「正直わかりません。ミサノでは雨の中でもビニャーレスが前にいましたし、バレンティーノならフロントを走れたかもしれません。ただこのトラックはグリップが高くて、通常はグリップが低いという文句を他のサーキットでは言うわけですけど、トラックの具合が自分に丁度良いのかもしれません。彼らにはグリップが良すぎてタイヤを逆に焼いてしまっているのかもしれません。これが唯一考えられる理由ですけど、実際のところはわかりません。」

 

Q

「もてぎでは125ccでもMoto2でも優勝しているわけですが、もてぎの好きなところはなんでしょう?明日は勝てると思いますか?」

ヨハン・ザルコ

「そう願っています。このトラックには良いフィーリングを感じているというのは確かにそうです。最初の勝利も125ccでここでしたし、予選などでもトップ争いをしてきましたから、2011年にも多くを学べました。それにMoto2で走っていた時は常に良い思い出があります。それに今回はアラゴンの後に2週間しっかり休む事が出来ました。しっかりとエネルギーを蓄える事が出来ましたし、もてぎでこうやってこれからの戦いをスタート出来たというのは良いことでした。何が好きかというと難しいですが、ここはハードブレーキングポイントもあって、トラックに関しても良くしっていますし、毎周走っていて楽しむ事が出来るんですよね。楽しんでいるということが鍵かもしれませんね。」

 

Q

「バイクを交換した時、後続とはかなりの差があったわけで、その時点でスリックというギャンブルを冒しても、ポールポジションに近い順位は間違いないと思ったんでしょうか?」

マルク・マルケス

「いいえ。練習走行の内容から、他のライダーがエクストラソフトを履けばさらにタイムアップは可能だと思っていました。自分もエクストラソフトをは履かずにハードレインタイヤで出したタイムでしたし。スリックだ出せるタイムは3列目、良くても2列目だと思っていました。もちろんスリックタイヤでポールを獲得したいと思っていましたけどね。ただ常にポジティブな部分を見るようにしていて、スリックを履かなければわからなかった事がありました。」

 

Q

「ターン6で今日見ていたんですが、倒し込みのスピードが凄かったのですが、このコンディションで高速ターンというのはどういった感触なんでしょうか?」

ヨハン・ザルコ

「ブリッジの下のすぐのコーナーですが、素晴らしいコーナーですね。フロントを失うかもと何度も思いましたが、グリップはしっかりとありました。レインタイヤというのはMotoGPではこのタイヤしか履いた事がありませんが、非常に速い速度でコーナーに進入出来るんです。それにバンクがついているコーナーの場合は、さらに高いスピードで旋回出来ますね。」

ダニロ・ペトルッチ

「このトラックで最も美しいコーナーでしょう。非常に高速なコーナーで自分も走るのが好きなコーナーです。ただいつもあのコーナーでは”絶対に転ばないように”と思っているんです。4速で物凄いスピードが出ていますから、フロントにしっかりと注意を払っていないといけないんです。とは言え、あのコーナーは本当にアドレナリンを感じますね。」

マルク・マルケス

「彼らの言うとおりですね。あのコーナーはドライではいいですけど、レインコンディションではフロントを失いやすいコーナーです。あそこで転倒したら大変なことになりますから、注意がとにかく必要ですね。ただそういうことはあまり考えていませんね。」

 

Q

「ヤマハのオフィシャルライダー達はトラクションの問題を抱えていると話していました。あなたも今週はそういった問題があるのでしょうか?もしそうであれば、どうやってその問題を解決したんでしょうか?」

ヨハン・ザルコ

「確かにそういう問題はありましたが、チームと共に解決出来ました。ただこれはどんな形で週末をスタートしたかによると思うんです。自分達はそこまでトップの選手達から離されていませんでした。ですから良い状態で自信を持つことができたんです。」
 

ニック・ハリス

「それではソーシャルメディアからの質問をお願いしましょう。」

 

Q

「中上、MotoGPクラスでレースをしてきた日本人ライダーの中で、どの選手を参考にし、追い越したいですか?」

中上貴晶

「難しいですね。青山選手でしょうか。」

 

Q

「ペトルッチ、Twitterからの質問です。”MotoGPライダーになるために払った最も大きな犠牲は?”」

ダニロ・ペトルッチ

「食べ物だね(笑)そうは見えないかもしれないけど、食事は結構我慢してるんだよ。好きなものを全部食べることは出来ないんですよ(笑)」

 

Q

「マルケス、Twitterからの質問です。”どのライダーにとってもMotoGPライダーになることが夢です。あなたは既にMotoGPライダーですが、Moto2やMoto3が恋しいことはありますか?”」

マルク・マルケス

「正直Moto2でレースをすることは恋しくないですが、Moto3はそうですね。Moto3のバトルは楽しかったですし、TV画面で見るとものすごく大きなグループで戦っているのがわかって楽しいんですよね。ただ最近のMotoGPのレースは楽しいですよ。ですからMotoGPクラスで走るのが今は楽しいですね。」

 

Q

「最後の質問はザルコ、Facebookからの質問です。”初めてバク転をしたのはいつですか?またレザースーツを着てバク転するのは、どの程度難しいのでしょうか?」

ヨハン・ザルコ

「初めては2007年のムジェロでした。あれがルーキーズカップでの初めての勝利だったんです。あの時はまだ学校に通っていて、友達とよくやっていたんです。そしてその後レザースーツでやってみようと思っていたんです。ですから2007年が初めてでした。ただ、全ての優勝でやっていたわけではなくて、Moto2で初めてタイトルを獲得した年にまたやろうと思ったんです。ただレースに勝利するのは、バク転をしようするのより難しいものなんです。」

 

Q

「ありがとう。」
 

ニック・ハリス

「皆さんありがとうございました。明日は良いレースを」

(Photo courtesy of michelin)

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