★MotoGP2017オーストラリアGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

木曜に行われたオーストラリアGPのプレスカンファレンスの翻訳をお届けします。SNSの質問では、ドヴィツィオーゾ選手が今までの自分のレースアプローチに関して足りなかったものについて語り、ビニャーレス選手は改めて41ポイント差ではライバルのミスを祈るしかないと語ります。今回のプレスカンファレンスには、ペトルッチ選手に加えて怪我から復帰したミラー選手もいますので、非常に面白いプレスカンファレンスになっています。

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ニック・ハリス

「フィリップアイランドにようこそMotoGP第16戦オーストラリアGPです。残り3戦となりました。センターには現在のチャンピオンであるマルク・マルケス。11ポイントで今年のチャンピオンシップをリードしており、今期5勝しています。フィリップアイランドでは2010年に125ccでポールポジションから優勝、2015年も優勝しています。その右にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ。今期5勝しており、5日前のもてぎでは素晴らしい勝利を遂げています。125ccで2004年にフィリップアイランドで優勝、2007年に250ccで3位、2011年にMotoGPに3位を獲得しています。マルクの左にはマーべリック・ビニャーレス。チャンピオンシップ3位、今期3勝しており、フィリップアイランドでは2014年にMoto2クラスで優勝しています。スズキ時代にはMotoGPクラスで3位を獲得しています。ドヴィの右にはダニロ・ペトルッチ。チャンピオンシップ8位、今シーズン獲得した表彰台は4回、もてぎのレースにおいては3位を獲得しています。昨年は予選6位から9位を獲得しています。反対側にはアンドレア・イアンノーネ。チャンピオンシップ15位で、もてぎのレースでは4位を獲得しています。2010年にここでMoto2で3位を獲得。2015年にMotoGPクラスで3位を獲得しています。あのレースはフィリップアイランドにおけるベストレースだったと言えるでしょう。そして反対側にはジャック。おかえりなさいジャック・ミラー。チャンピオンシップ13位。もてぎは足の骨折によって棄権しています。ここでは2014年にMoto3クラスで優勝。2016年は予選5番手スタートから10位を獲得しています。これが今日のラインナップです。」

 

ニック・ハリス

「それではマルクから始めましょう。残り3戦で11ポイント差となりました。もてぎのレースは素晴らしかったですね。」

マルク・マルケス

「今は非常に大事な時期ですね。もてぎはもちろん最高の週末でしたし、最高の最終ラップでしたね。自分達が失ったのは僅かに5ポイントですから、これは重要なことです。フィリップアイランドは通常もてぎよりも楽しめているサーキットです。どんな結果になるか、自分達がどんなレベルにあるのかということですが、FP1から良い形で作業が出来るように、そして良いレベルでレースに挑めるようにしたいと思っています。後はオーストラリアの場合は天候も重要ですよね。(※フィリップアイランドは海に面したサーキットなので、天候が変わりやすい)」

 

ニック・ハリス

「多くのライダーと同様にフィリップアイランドの事が好きだと思うのですが、ここに関しては色々と良い結果もあれば悪い結果もあるわけですよね。」

マルク・マルケス

「確かにアップダウンがありますね。2014年、2016年はレースを数秒リードしながら転倒するという形になりました。もてぎで優勝した後にここで転倒しています。今回はもてぎで2位でしたし、チャンピオンシップ争いをしています。今年のレースは昨年とは異なりますから、レースにおけるレベルとリスクをしっかりと考えたいと思います。というのもしっかりとレースをコントロールするということが重要になってきますからね。練習走行と予選の後に優勝を狙えそうか、チャンピオンシップのコントロールをしていく方向になるかですね。」

 

ニック・ハリス

「マーべリックとの差は41ポイントになりました。この段階でチャンピオンシップ争いはあなたとドヴィだけに絞られたと言えますか?」

マルク・マルケス

もちろんドヴィが最大のライバルであることには違いありませんが、まだマーベリックのことは注視しています。というのも、差はあるものの十分とは言えない状況ですからね。ドヴィをもう少しコントロールしていったほうが良いわけですけど、最終的にはいつもと同じ戦略、メンタリティーです。もし1ポイントでも多く獲得出来そうな時はプッシュする。ということですね。もてぎで行ったように最終コーナーまで諦めないということです。」

 

ニック・ハリス

「マルクありがとう。それではもてぎの勝者であるドヴィに聞きましょう。もちろん異なるサーキットですし、天候もそうでしょう。しかし同じようなバトルになると思いますか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「そうなるといいですね。皆がバトルを楽しんでくれましたし、週末に自分達がした作業は実に素晴らしかったと思いますし、いかにレースに挑んだかについても同じことが言えます。コンディションも皆にとって難しかったわけですしね。自分はレースにしっかりと備えていることが出来ましたし、最高の形でレースをすることが出来ました。素晴らしいバトルでしたし同じような形で作業を続けていきたいと思います。このトラックでは多くのライダーが速いでしょうし、特にマルクはそうでしょう。非常に難しいと思いますが、自分達は今の瞬間を実に楽しんでいます。リラックスして同じような形で作業を進めて行く必要がありますし、今まで多くの週末がそうであったように改善を続けていきたいと思っています。ただ、ここでのレースはマルケスが話したように天候が安定しないですからね。風もそうですし雨が降る可能性もあります。一日一日集中して行く必要があります。」

 

ニック・ハリス

「これで今シーズンはDucatiで5勝しているわけですが、これがあなたに新たな自信を与えているというか、あなたが別のレベルに到達したとも言えるのでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「確かにレースで優勝するということは、ライダーにとってもそうですが、チームにとても影響があります。ムジェロでの優勝は自分にとっても重要でしたけど、チームにとって非常に大きな意味がありました。それでボックス内で作り出す事が出来た空気というのは素晴らしいものだったんです。最終的に小さな物事がチャンピオンシップを戦う上で重要になることがありますが、今や自分達がチャンピオンシップ争いをしていて、こんなことは正直誰も予想していなかったでしょう。」

「レースにおける勝利が大きな差を生み出すということは確かにそうなんですが、もてぎのレースは最終ラップで勝利したレースということよりも、月曜に家でレースを見ていて感じたのは、レースの中で自分達が発揮出来たスピードに関して嬉しかったということ、そしてマルクと自分がレースの中では違う戦略をとっていたこと。これが自分、そしてチームにとって重要なことだったと思いますし、これがチャンピオンシップで競争力を発揮する上で重要なことなんだと感じています。ですから、これがこのレースでポイント差を縮める事が出来たということよりも重要なことだったと感じているんです。残りの3戦で何が出来るのか楽しみです。」

 

ニック・ハリス

「ドヴィありがとう。それではその横にいるマーべリック・ビニャーレス。ここではMotoGPだけでなくMoto2クラスにおいても素晴らしい結果を残しています。皆が話している通り素晴らしいサーキットですが、天候が再び難しいコンディションとなるかもしれませんね。」

マーべリック・ビニャーレス

「確かに好きなトラックですし、プレシーズンでは非常にスピードがあってコンスタントに走行することが出来たトラックです。ただ今回は全く異なる状況で異なるバイクでやってきました。ここでのライディングは楽しいのでセッション開始が待ち遠しいです。確かにもてぎは難しいレースでしたし、あらゆる事を試しても結果が得られない状況でした。ここでバイクがどのように機能するのか見てみましょう。ただ、あのレースは忘れて、プレッシャーは感じていません。今までのようにライディングしていこうと思います。」

 

ニック・ハリス

「これで残り3戦で41ポイントとなり、かなり難しい状況になっています。」

マーべリック・ビニャーレス

「確かにもう自分でどうこう出来る状況ではなくなりました。ライバルのミスを待つしかありません。ただ、それは難しいでしょう。とにかく今の状況を楽しんでヤマハのバイクのレベルを上げ、もう1勝出来るように頑張ります。」

 

ニック・ハリス

「明らかにウェットコンディションでは苦戦しているようですが、今回も天候がどうなるかわかりませんね。」

マーべリック・ビニャーレス

「もちろんドライのほうが自分達の戦闘力は高いのでドライのレースを期待しています。ただ、いずれにしてもウェットコンディションでバイクを改善していく必要があります。ライバルを見ていくと、明らかに自分達も改善が必要なことがわかります。あらゆるコンディションで苦戦していますが、特にウェットでの苦戦が目立ちます。ただ一朝一夕で変わるものでもありませんから、改善を続けていくことが重要でしょう。」

 

ニック・ハリス

「マーべリックありがとう。それではダニロ、バックでエンジン音が煩いですが、現在チャンピオンシップ8位で、表彰台を4度獲得しています。この中の2つ、3つはウェットコンディションで獲得したものです。正直なところ日曜は雨になると良いと思っていますか?」

ダニロ・ペトルッチ

「確かに雨になれば最も喜ぶライダーであることは間違いないですけど、正直なところはフルドライの週末を願っています。先週のセッション中はもてぎの冷たい雨に悩まされましたから。冗談はさておき、ここはお気に入りのトラックです。それに今回ここに5日前に表彰台を獲得したという状況で来ることが出来たというのは嬉しいですね。失うものは何もありませんから、自分は特にこれといったプレッシャーは感じていません。ここでは非常に良い結果を収めたことがないんです。長いコーナーというのがタイヤの消耗を引き起こすので助けにならないんです。(※体重が重いことによる影響でしょう。)ただ今年の状況は少し異なりますし、このサーキットは好きです。良い順位を獲得したいと思っていますしね。ドライでもスピードを発揮出来ると思いますが、あらゆるコンディションに対して準備出来ています。特に恐れていることはないですね。」

 

ニック・ハリス

「日曜にもてぎのレースの後で話していましたが、後ろから2人のレースを見るのは最高に楽しかったということですが、素晴らしい体験だったでしょう」

ダニロ・ペトルッチ

「まさに最高の観戦席でしたね(笑)最後の6周は本当に楽しめました。実は残り6周の時点でマルクとドヴィについて行くことを諦めたんです。表彰台を獲得するだけで十分な結果だと考えたので、レースを存分に楽しめました。最終ラップの最終コーナーを立ち上がった時にどっちが勝ったんだろうと思っていたんです。ストレート上ではドヴィがフロントでレースを終えたように見えていたんですけどね。実に面白いレースでしたよね。あのバトルを見るには本当に最高の座席でした。」

 

ニック・ハリス

「次は誰かがあなたがそうやって勝利するのを眺めていると最高ですね。」

ダニロ・ペトルッチ

「はっはっは(笑)そうですね。ただ優勝することにこだわっているわけではなくて、良い順位でレースを終える事が嬉しいんですよ。勝利というのは、そのことをあまり考えていない時に訪れるものだと思っています。このまま成長をしていけばいずれ訪れるものだとも思っていますしね。ですから嬉しく思っていますよ。」

 

ニック・ハリス

「ダニロありがとう。間違いなく初優勝はすぐに訪れるでしょう。それではアンドレア・イアンノーネ。今年は非常に厳しい1年になっていますが、もてぎでは4位を獲得出来ました。この変化の理由はなんでしょう?」

アンドレア・イアンノーネ

「確かにもてぎは自分達にとってシーズン中ベストと言えるものでしたし、今シーズンは実に苦戦しています。もてぎでは今年大変な作業を続けてきて4位を獲得出来ましたから、本当に嬉しいですね。レース後のテストでしっかりと作業をしてきましたし、アラゴンのテストにしても2日間ハードに作業をしました。こうした中で良い結果を獲得出来ると本当に嬉しいですし、状況がより明確にわかるようになります。ただ、いずれにしてもフルウェットだったという奇妙なレースでした。ですからドライで自分達のポテンシャルがどの程度であるかというのは正直わかりません。ただ多くの改善を遂げる事が出来たと思っていますし、今年はずっとハードに作業を続けてきました。ですから2018年に向けてしっかりとした準備が出来ていると感じます。」

 

ニック・ハリス

「フィリップアイランドでは2年前に素晴らしいレースをしました。ここは好きなトラックなんでしょうね。」

アンドレア・イアンノーネ

「そうですね。良い思い出です。昨年は背中を怪我していましたからね。2015年は自分とマルク、ヴァレ、ホルヘで素晴らしいレースを展開出来ました。それにカモメを殺してしまいましたし。。ですから忘れることは出来ないレースですけど、今は現在に集中して100%の力を出したいと思います。スズキを最高の状態で乗りたいと思いますし、出来る限りすぐトップに立ちたいと思っていますし。今週末も全力を尽くします。」

 

ニック・ハリス

「アンドレアありがとう。それでは反対側のジャック・ミラー。トライアルバイクでの事故でもてぎを欠場したわけですが、足の具合はいかがでしょう?パドックの中を歩いていましたし、問題はなさそうですね。」

ジャック・ミラー

「そうですね。正直自分でも驚いているんです。大きな事故ではなかったんですが、骨が折れてしまいました。マーベリックが一緒にいたんです。”なんで折れたんだ?”という事は話しましたが、変な当たり方をするとこんなことになってしまうんですね。手術を受けて色々と忙しかったですね。実際は日本にも出場出来たかもしれませんが、3連戦でしたから、あの段階で復帰するとマレーシアが終わるまでしっかりと回復する時間が取れないだろうと思っていました。足の腫れもかなりありましたからね。ですから1戦欠場するという判断をしたわけです。こうして戻ってこれた事が非常に嬉しいですね。」

 

ニック・ハリス

「ここでのレースは皆に特別ですが、あなたにとっては特にそうでしょう。ここで以前優勝したこともあるわけですし。」

ジャック・ミラー

「確かに優勝した時は良いレースでした。ファンも天候もクレイジーでしたね。ここはトラックも良いですし、テストした時もスピードがありましたからね。ここでは通常良いレースが出来ているので楽しみですね。」

 

ニック・ハリス

「事故の後はバイクに乗ったりしたのでしょうか?」

ジャック・ミラー

「家の農場でクアッドを乗っただけですね。昨日はプレイベントでバイクに乗りましたけど、非常に良かったですね。膝は十分に動きますし体重をかけることも出来ます。怪我による影響はあまり考えないで済むと思います。」
 

ニック・ハリス

「ジャックありがとう。そしておかえり。それではフロアからの質問をどうぞ。」

 

Q

「あなたは最終ラップに抜くのが難しいライダーですが、今年ドヴィは2度あなたに最終ラップで勝利しています。ドヴィと1対1で戦うにあたって何か学んだことがあるのかどうかわかりませんが、どうなのでしょう?」

マルク・マルケス

「もちろんそこから学んで、そこから改善していこうと思うわけですけど、実は最終ラップにどのような形で辿りつくのかにもよるんです。オーストリアでは限界でドヴィに辿りついたので、非常に難しいと思っていましたが、とにかく挑戦したんです。もてぎでは彼のほうがブレーキングポイントで自分よりも強いことに気がついていて、それもあってサーキットの最終セクターに辿り着く前に全力を出したんです。ですが、ターン8でミスをしてしまって、そこまでに稼いだアドバンテージを全て失ってしまいました。ただこれはサーキットによって異なります。自分のほうが最終セクターが速いところもあればそうでない時もあります。いずれにしてもDucatiライダー達を相手に戦うというのは簡単なことではないんです。彼らのブレーキングは本当にレイトブレーキですし、加速は凄いですから。ですが、将来的に何か違う形で対応していきたいと思っています。」

 

Q

「ル・マン以降レースをリードした事がありませんが、ここでのレースは練習走行では実にスピードがありますが、何が起きているのか理解出来るでしょうか?」

マーべリック・ビニャーレス

「シーズン中に改善出来ているのかどうかはわかりませんね。プレシーズン中にここで走った時はフィーリングが良かったんです。28周、29周走る中でも素晴らしい感触がありました。今回はこのプレシーズンのレベルに達しているのかどうかは走り出してみてわかるでしょう。実際はレースの序盤からレースをリードするというのが難しい状況が続いています。最後にレースをリードしたのはムジェロですね。ル・マンじゃないです。ただ常にベストを尽くそうとは思っています。シルバーストーンではレース後半に強さを発揮する方法を見つける事が出来ました。ただレースの最後にアタックしたものの、その時には既に手遅れでした。以前のレベルに到達したいと思っていますし、いつも通り全力を尽くしたいと思っています。」

 

Q

「このレーストラックにおける最もテクニカルな部分はどこでしょう?」

マルク・マルケス

「このトラックでは半分が高速コーナーです。ですから高速コーナーでスピードがあればタイムが出てきます。おそらく最後の2つのコーナーが最も難しいんじゃないかと思います。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「高速コーナーでいつもは風が強いですから、フロントの安定性が悪いんです。それにリアタイヤのグリップが減少するのが早いんですよ。ですから数周した段階でリアグリップがかなり落ちてしまうんです。タイヤが機能するレンジも狭いこともあってコンスタントであることは難しいですね。」

 

Q

「もてぎでスピードがあった事が嬉しいと話していましたが、マルクと戦う上で彼よりも良いバイクが手元にあると感じていますか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ベストパッケージというものを理解するのは難しいんですよ。マルクを見ると彼はほぼ開幕からずっとコンスタントですよね。ただ、他のホンダライダー達は時にはとんでもなく速いことがありますが、アップダウンがあります。そしてDucatiと自分に関してもそれが言えます。自分も今シーズンはかなりコンスタントですが、多くのDucatiライダー達にはアップダウンがあります。ですから、自分とマルクを比較して、どちらがベストパッケージかというのは難しいですね。トラック、レース、タイヤとの相性が異なる状況を生み出すことになります。ですからわからないですね。バイクの特性も、ライディングスタイルも違いますからね。ほとんど似たようなパッケージと言えるのかもしれません。」

 

Q

「日本ではドヴィツィオーゾを先に行かせたんでしょうか?また今週末彼がマルクと戦っていたら、ドヴィを助けますか?」

ダニロ・ペトルッチ

日本でドヴィを先に行かせたということではないですね。2人のラインは異なっていて、自分はハードにブレーキングしたことで少しワイドになってしまったんです。数周後にドヴィとマルクがブレーキンをハードにしているのを見たんですが、2人のブレーキングはよりイン側でした。ですから、あれは先に行かせたんではなくて普通のオーバーテイクですね。それに自分がドヴィを助けるということは必要ないと思います。ドヴィは練習走行でもレースでも、99%は自分よりも速いですから。それにDucatiでチームオーダーは出ていません。ですからお互い自分のレースをするだけです。」

 

Q

「ジャック、雨の中であなたはスピードがありますが、今年は今までのようなスピードが雨の中でないのではと思います。これは雨の中での乗り方を忘れてしまったとかそういった事ですか?」

ジャック・ミラー

「多分他の連中にどうやって雨の中で乗るのか?ということを教えすぎてしまったんでしょうね。自分が乗り方を教えてあげたライダー達は、雨の中で非常に速いんですよ(笑)ただ今年はレースが難しくなっていると感じます。例えばル・マンの雨の練習走行ではスピードがあったんですけど、チェコの場合は本当に苦戦しました。トップ15位にいるのでさえ苦戦したんですよね。これはかなり稀なケースですけど、通常バイクというのはタイヤと一緒に機能するものですから。シルバーストーンからアラゴンを見れば、ダニはミサノで苦戦してましたし、ダニロは速かったです。でもアラゴンでは逆だったわけです。ですからこれに関してはアップダウンがあって、宝くじのようなもんだと思っています。今年のタイヤは非常に素晴らしくて、例えばザクセンのウェットコンディションを考えてもそういうことが言えるわけですよね。それに皆がカーボンディスクを使ってクレイジーなブレーキングをしてました。ミシュランがウェットタイヤに関して間違いなく良い仕事をしていることは確かでしょう。ただ自分の場合はストレートでスピンが発生したりと苦戦をしているわけです。ですから、こうした事がミサノでの苦戦の理由なんじゃないかと思っています。」

 

Q

「色々とんでもないことした挙句、遂に刑務所行きになりましたね。」

ジャック・ミラー

「あのプロモーションビデオを撮影する前に、クルーから”初めて刑務所に来る気分はどう?”と聞かれたんですが、自分は”俺が刑務所に入るのが初めてかどうか知らないだろ?”って返したんです(笑)(※会場爆笑)あんなところに刑務所があったなんて知りませんでしたけど、自由を感じられるってのはいいですね。ああいうところには入りたくないですね(笑)」

 

Q

「バレンティーノはミサノの後に怪我から復帰してきたわけですが、彼はあなたの父親ほどの年齢ですよね。これはあなたにも早く復帰しなければというようなプレッシャーを与えたんでしょうか?」

ジャック・ミラー

「確かに彼の復帰はプレッシャーでした。ニュース番組のチャド・リーダーソンからメールをもらって”トップ5になるにはあと22日しかないぞ”というメールも来ました。ただこうやって復帰したのは自分とチームのためです。今シーズンを出来る限り良い状態で終えたいと思っていますし、自分のゴールは出来る限り早い段階で復帰をするということでした。もてぎでの復帰が叶いませんでしたから、このレースを逃すことは出来ませんでした。」

 

ニック・ハリス

「それではソーシャルメディアからの質問をスティーブン・デイからお願いしましょう。」
 

スティーブン・デイ

「それではマルク、Facebookからの質問です。”真夜中にバイク、チーム、どうやったらホンダのバイクを良く出来るかを考えて起きることはありますか?”」

マルク・マルケス

「苦戦しているサーキットでのレースの時は、そういう夢を見ますね。ただあまり心配し過ぎると睡眠をしっかりと取ることが出来ないんです。気楽に考えようとしますが、問題がある時というのは、どうやったらパフォーマンスを改善出来るかということについて考えてしまうんですよね。」

 

スティーブン・デイ

「アンドレア、Instagramからの質問です。”ヘルメットの両サイドに白と黒の馬が描かれています。これはあなたの理性的なレースへのアプローチを表しているんだと思いますが、いかにレースの中で理性と衝動をコントロールするのでしょうか?”」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「これはコントロールが出来るものではなくて、コントロールしようとするものなんです。必要な時に理性を引き出し、また必要な時に理性を忘れることが必要なんです。これは非常に難しいことで、ある意味全てのライダーのレースへのアプローチを表していると言えるでしょう。予選、レース全てに関してです。そして自分はこの点に関して、今年大きく向上出来たなと思っています。そして、こうした結果は衝動的な自分を使うということで得られたもので、これが自分に必要なものだったんです。

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではマーベリック、Twittterからの質問です。”ヤマハに加入して最高の瞬間、最悪の瞬間を教えて下さい”」

マーべリック・ビニャーレス

「最高の瞬間はル・マンですね。最終ラップはまさに最高でした。力強さを感じる事が出来ました。最悪の瞬間はモントメロでしょうね。あれは忘れたいレースですし、非常にタフな瞬間でした。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではアンドレア(イアンノーネ)、Twitterからの質問です。”あなたのタトゥーが大好きなんですが、どれがあなたにとって最も意味があるのでしょう?”」

アンドレア・イアンノーネ

「背中に入っているNever Give Upというタトゥーですね。2007年に背中を怪我して、2ヶ月間ベッドの上にいたんです。ですからレースに復帰出来るかどうかわからなかったんです。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではダニロ、Twitterからの質問です。”今日は何やら毛深い動物(コアラ)と一緒にいましたが、あなたとの共通点があると思います。あなたは週末に何回ヒゲを剃る必要があるんでしょう?1度、毎日、それとも1時間ごとですか?”」

ダニロ・ペトルッチ

「(笑)実は、もう今朝ヒゲを剃っているんだよ(笑)(※会場爆笑)」※既にかなり濃い

ジャック・ミラー

「俺もだよ(笑)」※ツルツル

ダニロ・ペトルッチ

「正直なところ、ヒゲを最後に剃ったのは日本GPの前ですね。ですから至って普通だと思いますよ(笑)でも面白いのが、今朝カンガルーが自分にキスをしようとして、自分の顎髭に触れた途端に飛び退いたんですよ。(※会場爆笑)ですから、カンガルーですら自分にキスをするのは難しいんでしょうね。(※会場爆笑)」

 

スティーブン・デイ

「ありがとうダニロ(笑)最後にジャック、Instagramからの質問です。”カル・クラッチローから貰ったアドバイスで最高なものと最悪なものは?”」

ジャック・ミラー

「あれはアドバイスというか、やかましいおっさんが何か言ってるって感じだね。犬が耳元で吠えているというか(笑)彼が話している内容から、役立ちそうなことと、そうでないことをフィルターにかけようとするんですけど(笑)アドバイスに関しては彼は本当に色んな事を教えてくれました。トレーニングに関するヒントだとか。。悪いほうのアドバイスに関してはどうやっていいましょうかね(笑)」

 

スティーブン・デイ

「ジャックありがとう。」
 

ニック・ハリス

「ではありがとうございました。素晴らしい週末を。」

(Photo courtesy of michelin)

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