★MotoGP2017オーストラリアGP 予選プレスカンファレンス翻訳

雨のセッションが続いた後にドライセッションとなったオーストラリアGPの予選。マルケス選手はドヴィツィオーゾ選手が11位スタートとなったことで、表彰台、そしてドヴィツィオーゾ選手よりも前でレースを終える事が重要だと語ります。良いペースがあるというビニャーレス選手の走りにも注目です。

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ニック・ハリス

「それではポールポジションを獲得したマルクから始めましょう。今日は面白いセッションで、セッション前半はあなたの後ろの張り付いているバイクがいました。彼らを引き連れて走るまいとしていましたね。」

マルク・マルケス

「ポールポジションは非常に嬉しいです。シーズンで非常に大事な時期ですからね。今日の練習走行と予選は簡単ではありませんでした。セッションの最初のタイヤを履いていた際は、イアンノーネが後ろに張り付いていました。FP2に至っては全てのラップで後ろに張り付かれてしまいました。その後は色々と工夫してなんとか彼と一緒に走らないで済みました。その後はようやく1人で走行出来るようになって良いペースで走行することが出来ました。リアにソフトとミディアムを履いて良い感触で走る事が出来ています。レースに備えて良い感触があるというのが重要ですし、後はレースの天候がどうなるかですね。」

 

ニック・ハリス

「天候に関しては、その内容で助けとなるライダーもいるわけです。ドライ、ミックスの場合もあれば、レインになる可能性もあります。」

マルク・マルケス

「そうですね。ここでの問題は時にはバイザーに雨粒が当たるような時であっても、トラックがウェットタイヤを履くほど濡れてはいないという事があるということなんです。ただウェットコンディションであっても非常に早くトラックが乾いていくので難しいんですよね。もちろんドライのレースを望んでいますけど、今朝はウェットコンディションでもスピードがありました。まだバイクの快適性に関しては100%ではないので、適切なセットアップを見つける必要があるでしょう。ただ、良いライディングが出来ていて、ラップタイムも出ていますから、レースで何が出来るかですね。ただ最も重要なことは表彰台でレースを終えること、そしてドヴィの前でレースを終えることです。

 

ニック・ハリス

「ドヴィツィオーゾは予選に苦戦しており、4列目11番手からのスタートとなります。これは間違いなく助けになるでしょうね。」

マルク・マルケス

「確かに11位スタートというのは助けになりますけど、もてぎでも9番手スタートで、4周目にはもう自分の後ろに彼はいましたからね。ですからどうなるでしょうね。ここは少し異なっていますし天候にもよるでしょう。今回はビニャーレスが速いですし、ザルコもそうです。自分達のリズムを見つけて、レースを完走するということが最も重要になります。レース開始は夕方4時ですから気温が低下するということも非常に重要なポイントです。それはそれとして、いつも通り100%でレースをしたいと思います。」

 

ニック・ハリス

「マルクありがとう。それではマーべリック・ビニャーレス。今週末は簡単な週末ではありませんでした。恐らく難しいレースにもなるでしょう。しかしこうやってフロントローでレースをスタート出来るのは良いですね。」

マーべリック・ビニャーレス

「こうやってフロントローでレースをスタート出来るのは嬉しいです。レースの序盤からプッシュしていきたいと思います。今回は非常に苦戦しましたが、特にミックスコンディションで苦戦しました。予選のようにトラックコンディションが完璧ではない時にリアグリップに苦戦しました。ただ予選では良いセットアップを見つけることが出来ましたから、明日は良い走行が出来ると思います。良いペースで走行出来るでしょう。

 

ニック・ハリス

「天候が大きな鍵になりますが、マルクも話していたように午後4時というのはかなり遅いと言えますね。」

マーべリック・ビニャーレス

「フロントにはソフト、ミディアムを試しましたが、いずれも素晴らしい形で機能しているので嬉しいです。もし気温が下がるようであればフロントにソフトを使用するつもりです。ただいずれにしてもドライレースを希望しています。ウェットでは十分なレベルでの走行が出来ませんから。ドライレースを望んでいますがレースの準備はしっかりと出来ています。」

 

ニック・ハリス

「マーべリックありがとう。それではヨハン・ザルコ。もてぎではポールポジションを獲得し、今回ももう少しでポールポジション獲得となるところでした。」

ヨハン・ザルコ

「嬉しいですね。それにあらゆるコンディションで競争力があって、ドライトラックでレインタイヤであっても良い走行が出来ました。金曜は実に良い仕事が出来ました。昨日は良い走行が出来たんですが、バイクのフィーリングはそこまで良くなかったんです。今は良い形で作業を進めることが出来てプッシュ出来ています。良いFP4走行の後に予選に挑むことが出来ました。オーストラリアは高速コーナーが特徴で、ストレートも高速ですから、良い走行が出来ると本当に気分が良いんです。ですから素晴らしいモチベーションと喜びをもたらしてくれましたね。」

 

ニック・ハリス

「フラッグtoフラッグ、ドライ、ウェット、いかなる天候の可能性もあります。」

ヨハン・ザルコ

「確かにそうですね。レースは午後4時ですが自分達は午後4時にはライディングしたことがありません。気温も低くなる可能性があるでしょうからどうなるかですね。ソフトタイヤが良い形で機能していますが、もしこれが明日にかけての解決策であればソフトタイヤを履こうと思います。ライバル達は強いでしょうし、共に戦うことになるでしょうから。もし彼らについて行くことが出来て、表彰台を獲得出来れば素晴らしいことです。」
 

ニック・ハリス

「ありがとう。それでは私からは以上です。フロアからの質問をどうぞ。」

 

Q

「ドヴィが11位であなたがあらゆるコンディションでスピードがあることを考えると、明日の戦略は2014年や2016年と同じく、序盤にプッシュをするというものでしょうか。」(※会場(笑))(※両年ともにレースをリードしながら転倒したため)

マルク・マルケス

「いや。。それでは結果的に上手くいきませんからね(笑)バイクのフィーリング、そしてスタートが重要になりますし、しっかりとタイヤを暖める必要があります。ヤマハのライダー達は新品タイヤで非常に速いですからね。あとは自分達がどのリアタイヤを選ぶかも重要になります。ただレースは27周ですから、タイヤのグリップはかなり激しく落ちていくでしょう。とにかく良いスタートをしてバイクをしっかりと感じ取るということですね。」

 

Q

「スピード域は全く異なりますが、ストーナーコーナーでの走りはダートトラックの経験がある程度助けになっていたりするんでしょうか?」

マルク・マルケス

「確かに左コーナーのほうが右コーナーよりも得意というのもあります。ただ将来的にはもっと改善したいと思っていて、バイクに関してももう少し改善出来ると感じています。左コーナーのほうが良い走行が出来ますし、バイクとより遊ぶ事が可能です。残念ながら右回りのサーキットのほうが左回りのサーキットよりも多いんですよ。左回りのサーキットでは、その利点を活かす事が出来るでしょう。」

 

Q

「今日の予選は難しい予選でしたね。後ろをついてくるライダー達がいる中で、いつもとは走り方を変える必要があったんですか?」

マルク・マルケス

「確かにここではMotoGPクラスであってもスリップストリームは1周の中で効果があります。まる1周張り付いているとフロントタイヤがオーバーヒートしてしまうのでフロントに出る必要がありますけどね。ただ1周の中でスリップストリームを使用すると大きな効果があります。数名のライダーが後ろに張り付いていましたが、これに関しては100%理解出来ます、ライダーというのは常に速いライダーを追おうとするものですし、時に自分が遅い時は自分もそうやって他のライダーを追おうとしますからね。ただボックス内で戦略を練って良い走りをすることが出来ました。」

 

Q

「アラゴン以来6メーカーのライダー達が、予選でトップポジションをかけて争っていると思います。これについてはどう思いますか?またレギュレーションに関しては正しい方向に進んでいると思いますか?」

マルク・マルケス

「素晴らしいですね。今年いろいろと作業を進めてきた事のお陰で、ステップ・バイ・ステップでレベルが徐々に近づいてきました。自分はこの変化を気に入っています。最終的に差を作るのはライダーですから。もちろんバイクの性能も重要ですけど、色々なメーカーの色々なライダーがフロントに立てるチャンスがあって、よりイコールコンディションとなるというのは、ジャーナリストにとってもファンにとっても嬉しいでしょう。」

マーべリック・ビニャーレス

「差がどんどん小さくなっていると思います。1秒の中に多くのライダー達が存在しています。これはファクトリーチームに接近出来るという意味でサテライトチームにはありがたいでしょう。良いショーとなりますし、優れたコンペティションになっています。ライダーが違いを生み出すことが出来るでしょうが、チームもエレクトロニクスやタイヤを理解することで違いを生み出す事が出来ます。ハードに働くことでも違いを作る事が出来るでしょう。」

ヨハン・ザルコ

「サテライトチーム、ヤマハという環境で多くを学んでいます。このバイクにことは気に入っています。他のメーカーのバイク、KTMなどを見ると本当にレベルが高いですし、アレイシ・エスパルガロもそうです。これはこのカテゴリーのバイクが皆素晴らしいスピードを持っていることを証明していると言えるでしょう。ですからチームを変えることになるライダーにしても、非常にポジティブですよね。」

 

Q

「来年はレースのスタート時間が変わるという話があったのでしょうか?」

マルク・マルケス

「これはすでに昨年話し合っていたものです。ライダー達にとっては少なくとも午後3時からのレースでないと、毎年4時〜5時にかけては気温が大幅に落ちますから、将来的にこれで良い方向にいくことを願っています。」

マーべリック・ビニャーレス

「マルクが話したように昨日話し合いました。全てのライダーがこれには賛成でした。4時からのれーすだと、特に最終ラップなどに関しては気温がかなり下がりますからね。自分達ライダーの安全性を考えると3時からスタートしたほうが良いでしょう。」

ヨハン・ザルコ

「自分が言えることは何もありません。明日走ってみてどう感じるかです。明日表彰台が獲得出来ればそれで十分です。」(※会場爆笑)

 

Q

「Moto2で走っている時は、ここは常にあなたが得意とするトラックでした。今年MotoGPマシンで走ってみた際の違いはいかがですか?」

ヨハン・ザルコ

「ここでの10月のレースというのは、常に冷たいトラックということですが、タイヤが自分に自信を与えてくれます。あとはヤマハのバイクです。ヤマハのバイクだとフロントに大きな安心感を感じるんですよ。ですからタイヤとフロントに安心感があるバイクという組み合わせで自信を持ってライディング出来ますし、トラックで楽しむことが出来ます。これが過去2年間の大きな問題だったんです。常に限界でいつ転ぶのかまったくわからない状態でした。こういう状態では攻める事が出来ません。今日は良いステップでしたし、明日も良い走行をしたいです。」

 

Q

「ここでのMotoGP初の表彰台を狙うわけですが、ロレンソとの接触に関して彼が語っていた言葉、1対1で走行する際のあなたのライディングに関してはなんと答えますか?彼の言ったことは何かあなたに影響を与えますか?」

ヨハン・ザルコ

全く気にしません。自分がどういう走り方をするか決めた時というのは、良い気分で自分が何をするのかはしっかり把握していますからね。レースの中では接触するものですし、シーズン序盤はバレンティーノとの戦いでアドバンテージを得ることが出来ました。この中で学んだ内容がありましたし、人々も自分の事を話していました。日本GPの場合は雨の中で起きたことですし、ポジティブに捉えようと思っています。レースの中では戦う必要がありますし、チャンスがある時はそれを掴む必要があります。自分はこういう考えですし、こういう形で本当に沢山の事を学んできました。このクラスで経験を積んでいきたいとと思っていますし、この目標を追っていきたいと思っています。」

 

ニック・ハリス

「OK、それではソーシャルメディアタイムです。スティーブン・デイにお願いしましょう。」

スティーブン・デイ

「それではマルクへの質問から始めましょう。質問はInstagramからです。”サーキット以外で過ごす最高の週末の過ごし方を教えて下さい”」

マルク・マルケス

「土曜日の朝にモトクロスバイクに乗って、午後はバイクを掃除することに時間を使って、夕食を友人たちと楽しんでパーティーです。日曜の朝はずっと寝て、F1なりスペイン選手権なりを家のソファーで見る。そして午後はプレイステーションで遊んで、もしサッカーがやっていればレアルの試合を観るって感じですかね。」

 

スティーブン・デイ

「マルクありがとう。それではマーべリック。Twitterからの質問です。”MotoGPライダーになるために学校を退学するべきだと思いますか?あなたはレースキャリアと学業をどうやって両立したんですか?」

マーべリック・ビニャーレス

「1年中旅に出ているわけですから難しいですよね。ただ勉強はバイクに乗ることの前にやはり必要なことです。自分もずっと勉強を続けようと思っていましたが、世界選手権が一度始まると、色々なイベントがある中で難しくなっていきました。ただ将来的にはまた勉強したいと思っています。勉強は大事ですよ。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとうマーべリック。それでは次にヨハン。Facebookからの質問です。”サーキットにいる人間で誰か2人乗りに連れていくとしたら、それは誰でしょう?”」

ヨハン・ザルコ

「サーキットにいる誰でもいいんですか?パドックとか?誰でしょうねえ。」

スティーブン・デイ

「罰ゲームみたいなものかもしれませんよ。」

ヨハン・ザルコ

「多分女性を乗せて、彼女をビックリさせたいですね。」

スティーブン・デイ

「誰か特定の女性が?」

ヨハン・ザルコ

「自分のガールフレンドですね。(笑)」

 

ニック・ハリス

「それでは皆さんありがとうございました。」

(Photo courtesy of michelin)

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