★MotoGP2017マレーシアGP 予選プレスカンファレンス翻訳

ドヴィツィオーゾ選手はコメントからするとソフトタイヤで走るのではないかと思われますが、序盤逃げるか、後半にタイヤを温存するかという戦略に関しては、走りだしてからでないとわからないと語ります。ドヴィツィオーゾ選手にとっては後が無いレースとなりますが、ファン心理としては最終戦までチャンピオンシップ争いが続いて欲しいところです。

Sponsored Link

 

ニック・ハリス

「それでは明日の20周のレースのポールポジションを獲得したダニから始めましょう。見ていても素晴らしい予選でしたが、実際に走っていても素晴らしい予選だったでしょうね。」

ダニ・ペドロサ

「ええ。非常に接近した予選となりました。ラップタイムもドライセッションから常に接近しており、全てのライダーが非常に速いタイムで走行していました。自分の場合走行していた際に1人で走行出来たという事が良かったですね。ですから混雑した中ではなかったですし、2回の走行でいずれも素晴らしいフィーリングでした。1回目の走行でリズムに乗って、2回目の走行を向上することが出来ました。2回目の走行では1回目に出来なかった細かい部分を改善していくことが出来ました。非常にポジティブで素晴らしいラップタイムを記録することが出来ました。トラックも非常に暑くて、通常はこういうコンディションでラップタイムを出すのは難しいんですが、良い形でラップタイムを記録出来ました。」

 

ニック・ハリス

「レースペースはいかがでしょう。練習走行の中で色々な組み合わせのタイヤが使用されていましたが、20周の決勝に向けてタイヤ選択はいかがでしょう?」

ダニ・ペドロサ

「難しいですね。今日に関してはトラックコンディションは良くなっていましたからFP4では色々なタイヤを試す事が出来ました。3種類のタイヤが使えそうですから、色々な組み合わせがありましたね。ただ実際のところはそれで何周まで保つかというのはわかりません。明日のトラックコンディションがまた重要になると思います。」

 

ニック・ハリス

「フィジカル面でも非常にタフでしょうね。」

ダニ・ペドロサ

「最もタフなトラックであることは間違いないですが、バイクのセッティングでも違いを生み出す事が出来ます。それにタイヤのフィーリングにしてもそうです。スムーズに走行すればよりタイヤを温存することが可能です。ただこのクラスに関しては皆が凄いペースで走っていますから、明日のレースに関して予想するのは難しいですね。皆が良いタイムですから、リズムがどうであるかがレースでは重要になるでしょう。」

 

ニック・ハリス

「ダニありがとう。それではヨハン・ザルコ。これで3連戦全てでフロントロー、予選走行で1位、2位、3位を全て獲得したわけですが、今日は良い位置にしだったでしょう。」

ヨハン・ザルコ

「ええ。FP1から良い形で走行でき、チームと共に改善を進めることが出来ました。自信を得ることも出来ましたし、この自信を活かす事が出来るでしょう。予選では2つのタイヤを使用しました。これはどのライダーも同様だったでしょう。最初の走行は既に良い形で、2回目の走行ではさらに向上出来ました。正直ポールポジションを獲得出来ると思っていたんですけどね。ダニとの差もそれほど無いですが、彼のほうが最終セクターが良かったのかもしれません。この結果はとにかく嬉しいですね。1列目はとにかく嬉しいですが、レースは難しいでしょう。コンディションがドライであれば非常に暑くなります。1列目であれば良いスタートをして、トップグループについて行き、エネルギーをセーブすることが出来るでしょう。

 

ニック・ハリス

「木曜日には優勝出来る可能性があると話していましたが、予選の走行もあって、自分の言葉を信じていますか?」

ヨハン・ザルコ

「確かに信じていますし、信じる必要があるでしょう。そうでなければレース出来ませんよ。現在は2人のライダーがチャンピオンシップ争いをしていて、マルクがアドバンテージを持っています。FP1からのペースは悪くありませんでしたが、FP4のペースは優勝は難しいものでした。しかし加速の問題に関して解決策を見つける事が出来ればトップの選手達についていくことが出来るでしょう。明日もドライコンディションであることを願っています。」

 

ニック・ハリス

「ヨハンありがとう。それではドヴィツィオーゾ、今のところ良い週末ですね。ポイント上は難しい戦いですが、今のところこれがあなたに出来る最大限の仕事でしょうね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「今週は素晴らしい形で作業が出来ています。どちらかというと今日とりも昨日の作業内容に関して嬉しく思います。ウェットで戦闘力があることを確認出来ました。ただドライコンディションに関しては今日も同様ですが少し心配しています。バイクのフィーリングは最初から非常に良くて、新しいセッティングを試す度にどんどん良くなっていきました。そして自分に良いフィーリングを与えてくれました。このお陰で予選でプッシュすることが出来、良いラップタイムを記録出来ました。これとは別にFP4ではレースに向けて素晴らしいペースがあることを確認することが出来ました。ユーズドタイヤで良い形で走行出来ると思いますし、このトラックの性格、グリップ、気温を考えても競争力は高いでしょう。ただ、ライバルのペースも速いですね。少なくとも4人5人は素晴らしいペースのライダー達がいます。まずは天候がどうなるかですね。何事も天候次第ではありますからね。ただ自分達の目標はドライ、ウェット両方で準備が出来ているということです。戦いの準備は出来ていると思いますよ。」

 

ニック・ハリス

「タイヤ選択に関してはドライ、ウェットに関してすでに決定していますか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「まだ決めていませんが、自分達は他のライダー達よりも選択肢があると思います。既にミディアムでは良い感触があったので、午後はソフトに集中していました。午後はソフトで非常に良い走行が出来ました。レースは非常に長いですから、その中で違いを生み出す事が出来ると思います。」
 

ニック・ハリス

「ドヴィありがとう。それでは私からは以上です。フロアからの質問をどうぞ。」

 

Q

「ソフトタイヤでFP1とFP4の間に何周ほど走行したのでしょうか?レースディスタンスは走ったのでしょうか?また明日ソフトタイヤを使用する場合はどのような戦略ですか?マルケスが7番手であるわけなのでプッシュしていくのか、それとも最終ラップに備えてタイヤをセーブする方向でしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

ソフトではほとんどレースディスタンスの走行が出来ました。ですからこれに関しては非常に嬉しく思っています。明日の戦略に関してはまだわかりません。レースの戦略に関しては走り初めて数周で戦略がわかるものです。自分に関しては今年はそんな感じですね。自分は戦略を持った状態でレースをしたくないんです。今日のような暑さというのはほぼ限界ですからね。20周を100%プッシュするというのは難しいですよ。レースの中で最適な戦略を見つけたいと思いますし、これは自分のスピードによってくるんです。スピードがあればタイヤとエネルギーをより良い形で維持出来ます。レースの中でしかこういったことはわかりません。練習走行ではラップタイムの分析は出来ますけど、ほとんどの場合は実際の実力を反映していませんから。」

 

Q

「ヨハン、ジョアンについてどう思いますか?」

ヨハン・ザルコ

「キーファー氏に黙祷を捧げた後に彼と話したんですが、2年目でMoto3のチャンピオンになったということは、彼のスピードを証明しています。Moto3であまりにも時間を費やしてしまうと、ステップアップは難しくなると思います。自分はMoto2で長いこと走ってMotoGPに昇格しましたが、これは本当に嬉しいことでした。ですから彼がこうして数戦を残してチャンピオンシップ優勝したことに関しては非常に嬉しく思います。ですからこのまま進んで、Moto2を楽しんでくれればと思います。」

 

Q

「アンドレア、マルクは水曜日にかなりのプレッシャーを感じていると話していました。というのもあなたが2位でチャンピオンシップを終えても、あなたとDucatiにとっては最高の1年となるからだと。これについてはどう思いますか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「5勝出来て、最後までチャンピオンシップ争いが出来ているということは喜ばしいことです。本当に素晴らしい形でチャンピオンシップ争いが出来ています。アップダウンがあるのは皆同じですから大変な戦いです。毎週末にしっかりとコントロールしていくのは非常に難しいんです。気温、トラック、タイヤ色々ありますからね。昨年より少しバイクは良くなりましたが、自分達も毎週末素晴らしい作業が出来ていると感じます。それもあって最後までチャンピオンシップ争いが出来ているんだと思います。もちろんチャンピオンシップ2位という現状も嬉しいですが、ただここにはチャンピオンシップ優勝するためにいるわけですから、明日は25ポイントを獲得することに集中したいと思います。難しいのはわかっていますが、良い形でこの目標に向けて作業が出来ています。」

 

Q

「ダニ、明日はMotoGPでチャンピオンシップ優勝を狙う選手、MotoGPで初優勝を狙う選手の横でスタートするわけですが、明日のレースに関してはどうでしょう?」

ダニ・ペドロサ

「確かに明日はドライならば多くのライダー達の競争力が高いでしょう。それに多くの選手達にとってここでのレースは重要なものになります。自分にとっても過去2戦は非常に難しいレースでしたからね。ここでのバトルは常に激しいものになります、多くの選手が集団でコーナーに進入する形になるでしょうから難しいでしょう。このレースは戦略が重要になると思いますが、レースの中で他のライダー達がどのような戦略で走るのかについては非常に興味深いと思いますね。」

 

Q

「明日の暑さに関して何か対策はあるのでしょうか?冷蔵庫で寝るとか、水をがぶ飲みするとか、何か対策はあるんですか?」

ダニ・ペドロサ

「特別なことはないですね。週末を通じてしっかり水分補給することですが、暑さというのはどうしようもないですから。バイクも熱くなりますし、ヘルメットも太陽光で熱くなります。ホンダの場合はエキゾーストからの排熱で足も熱くなります。ですから、特にこれといった対策はないんですよ。」

ヨハン・ザルコ

「自分はよく寝るようにしています。毎晩9時には寝てますし、今日もそのくらいには寝るでしょう。冷蔵庫で寝る必要はありません(笑)いつも走行を終えて帰ってくると、クリーニングをしてくれる人が室温を20℃になるようにエアコンをかけているんです。自分はあまり冷えすぎているのは嫌いなのと、エアコンがあまり好きではないのでエアコンを切って寝るんですよ。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「水分補給をすること、それと睡眠を良く取る事も体力を回復する上では非常に重要です。今週は通常よりも厳しいコンディションですから。走行中は体温がかなり上がるので、氷風呂とシャワーを浴びて体温を下げる事が重要ですね。」

 

Q

「FP3ではマルクがあなたの後を走っていたのを知っていますか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ええ。どちらもプッシュしたがらないので3回くらいオーバーテイクがありました(笑)互いにこのトラックでのポジティブな点、ネガティブな点という手の内を明かしたがらないという走行でした。練習走行の最初の部分をこれで無駄にしましたけど、こういうことは良くあるんですよ。」

 

Q

「ミサノは難しいレースだったと語っていましたが、それはプレッシャーからですか?このグランプリは地元ファンがいないのもあって感触は異なるのでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「確かにミサノは難しかったですね。物凄い数のファンが見てくれているのは嬉しいことなんですが、この状況をコントロールするというのは非常に難しいんです。現状のチャンピオンシップに関しては良い状況ではありますが、あらゆる事をして出来る限り最大のポイントを得る必要があります。他の戦略はありません。今週末は自分にとって有利なサーキットですから、良い形でアプローチが出来ていると思います。Ducatiにも合っているサーキットですしね。あらゆるコンディションでスピードを発揮出来ているというのは良い事ですよね。」
 

ニック・ハリス

「それではソーシャルメディアからの質問をエイミーからお願いします。」

 

エイミー・ダーガン

「それではアンドレア、Instagramからの質問です。”レースではどの程度疲れるのでしょうか?そしてどの時点でこうした疲れを感じるのか?また、セパンの暑さはどの程度のものなんでしょう?”」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「レースでのスピードによってどの程度疲れるかは決まります。これはMotoGPでレースをしているからということではありません。レースにおいて1位グループにいてファステストラップと似たペースで走っている時と、あまりエネルギーを使っていない時とでは大きな差があります。それに、苦戦して5位、6位、7位で走っているような時、自分のフィリップアイランドのような状況の時は、悪い状況の中で何かをしようとしている走りなんです。ですからそういう時は本当に疲れますね。ただこれはトラックごとに違います。腰や背中が痛くなる時もあれば、腕上がりになる時もあります。いろんな事が起きますね。」

 

エイミー・ダーガン

「アンドレアありがとう。それではヨハン、Instagramからの質問です。”あなたのキャリアの中で下した最も難しい決断はなんですか?”」

ヨハン・ザルコ

「こういう質問は回答に時間がかかりますね。。多分最も難しかったのは125cc時代の一番最初の頃でしょう。経験がない中で学ぼうとして転倒して、バイクもベストではないかも知れない状況ですが、自分もベストライダーでは無い中ですからね。何が理由でそうなっているのかわからないんです。世界選手権の最初の2年は難しかったですね。」

 

エイミー・ダーガン

「ありがとうございます。それではダニ・ペドロサ。Twitterからの質問です。”あなたのキャリアの中で最もほろ苦いと言える経験はなんだったのでしょう?”」

ダニ・ペドロサ

「恐らく、2012年にチャンピオンシップ優勝がすぐそこだった時でしょうか。良い形でシーズンを終えたものの、バイクのフィーリングは良くなかったんです。フィリップアイランドで転倒してしまったわけですが、そのせいでチャンピオンシップ優勝を逃すことになりました。ただ、その次のレースでホルヘが転倒して、自分もまたポイントを大量に獲得出来たんです。ですから、もしフィリップアイランドでの転倒がなければチャンピオンシップ優勝出来ていたかも知れないわけで、恐らくこれが自分のキャリアの中で、最もほろ苦いハイライトと言えるものでしょうね。」

 

エイミー・ダーガン

「ダニありがとう。」
 

ニック・ハリス

「皆さん、ありがとうございました。」

(Photo courtesy of michelin)

この記事が約に立ったら
「いいね!」お願いします!

Twitter で
Sponsored Link
★MotoGP2017カタールテスト1日目 マルケス新型カウルを使用
★MotoGP2017カタールGP ビニャーレス「自信を感じている」
★MotoGP2017アルゼンチンGP ウォームアップ結果
★MotoGP2017アメリカGP ビニャーレス「100%の力を出せれば優勝争い出来る」
★MotoGP2017アメリカGP予選6位 ロレンソ「少しづつ良くなっている」
★MotoGP2017ヘレスGP ペドロサ「オースティンからの流れを引き継ぎたい」
★MotoGP2017ヘレスGP ミラー「全体的にバイクがしっかりと機能している。」
★MotoGP2017ヘレスGP Q1結果
★MotoGP2017ヘレスGP ウォームアップ結果
★MotoGP2017Ducati パオロ・チャバッティ「新しいカウルの作業を進めている」
★MotoGP2017フランスGP 4位ドヴィツィオーゾ「4位は悪くないが満足は出来ない」
★MotoGP2017 マルケス「正直言って、カタルーニャの新レイアウトは気に入った」
★MotoGP2017カタルーニャGP Q1結果
★MotoGP2017カタルーニャGP 6位ジョナス・フォルガー「予選順位、レース序盤のペースを改善出来た」
★MotoGP2017カタルーニャテスト ビニャーレス「再び良い感触でライディング出来た」
★MotoGP2017 今週末のシルバーストーン戦が試金石となるモビスターヤマハ
★MotoGP2017イギリスGP 予選3位クラッチロー「ターン13でミスをした」
★MotoGP2017ロッシ 水曜日の終わりまでにアラゴンGP出場について判断
★MotoGP2017スズキ アラゴンでのテストをポジティブに終了
★MotoGP2017マレーシアGP4位 マルケス「自分もスーパーマンではない」