★MotoGP2017バレンシアGP ロレンソ「メッセージは見ていたが、ドヴィを引っ張る意図があった」

チームオーダーを受取りながらもドヴィツィオーゾ選手を先行させなかったロレンソ選手に批判が集まっていますが、これはあくまで”戦略の提案”であり、最終的な判断はライダーに任せていたというのが真実のようです。そしてロレンソ選手は自分が風避けとなってドヴィツィオーゾ選手をトップ争いが出来る位置まで引っ張ってやろうと考えていたとのこと。しかしDucati全体で見れば素晴らしいシーズンとなった2017年でした。2018年も開幕から優勝争いをする2人に期待しましょう。

Sponsored Link

ホルへ・ロレンソはバレンシアGPにおける自分の戦略の正しさについて語った。チームからのチームオーダーはあくまでも戦略の提案であり、彼は自身の戦略が正しかったと感じている。5人のトップ争いで4位につけていたロレンソは、チームから繰り返し背後にいたドヴィツィオーゾを先行させるようダッシュボードメッセージを受け取っていた。

セパンとは異なり、ロレンソは今回はメッセージに気づいていたが、ドヴィツィオーゾはロレンソの後ろについて引っ張られることでメリットがあったはずだと語る。ロレンソは自分のほうが良いペースであったと感じており、ザルコ、マルケス、ペドロサのトップ3の位置まで彼を引っ張っていけると思っていたようだ。ドヴィツィオーゾとDucatiはこれは取るに足らぬことと考えており、ドヴィツィオーゾもロレンソの考えを支持している。

ホルへ・ロレンソ

「メッセージは見ましたが、そういった形でチームからの提案があったとしても前を走り続けました。これはドヴィを0.1秒、0.2秒ペースが改善するよう引っ張って、フロントグループまで送り届けるつもりだったんです。自分の意図としてはペドロサの背後という形でフロントグループに追いついて、もしドヴィが自分の真後ろにいて、優勝のチャンスがあれば彼を先に行かせるつもりでした。残念ながらそうはなりませんでしたけどね。」

「もしマルケスが転倒していたらドヴィを先に行かせたでしょう。他に何が出来るかというのは難しいですよね。自分はチーム、ドヴィ、自分のためにベストな走りをしようとしました。いくつかのコーナーではドヴィのほうが速かったかもしれません。ただ、30周のレース全体で考えると自分が前にいたことで、ドヴィの助けになったと思います。ダヴィデ・タルドッツィはあくまでもあれは戦略の提案だというでしょう。それにドヴィがレースの中で自分の後ろを走ることで、今週末の中で最高のペースで走っていたことは確かです。それに関しては間違っていなかったと思います。今日はもし自分のほうがドヴィより遅く、彼をブロックしてしまっていたら申し訳ないと思いますが、そうでは無かったと思います。」

「ジジとはマレーシア前に話しましたが、今回は話をしていません。しかし自分も馬鹿じゃありません。何をすべきかは把握していました。自分自身で何をするかを決定したんです。そしてあれが正しい決断だったと思います。レースの後にジジに”メッセージを見たか?”と聞かれましたが、自分は見たと答え、なぜああいった戦略を取ったのかを説明しました。ジジはその後ドヴィと話をしていましたが、彼は自分がドヴィを助ける形になったのだと説明したのかもしれません。自分でもドヴィになぜプッシュを続けたかを説明しましたが、彼も”あれ以上自分はプッシュ出来なかった”と語っていました。

「ファンからの批判的な態度に関しては自分は気にしません。自分は自分が正しいと思う事をし、チームのためを思ってああいった戦略をとったんです。なぜ人々がこうした事をずっと話しているのかわかりませんね。チームにとっても状況を理解するのが難しいなかで、部外者がそれを正しく理解するのは10倍難しいと思いますけどね。」

結局はロレンソの戦略もチャンピオンシップ決定には特に大きな影響を持たなかった。マルケスはタイトル獲得を決めるために悠々とトップ10で完走出来たという事実に加えて、ドヴィツィオーゾもまた「限界だった」と語っている。

「ここでは常に戦闘力が高かったんですが、自分もDucatiもトラックのある部分で力が足りませんでした。特に低速コーナーで苦戦しました。フロントにハードを選んだのは意味が無かったですね。ソフトは序盤しか保たないのではと思って不安だったんです。ハードタイヤだけが希望だったんですが、本当に苦戦しました。アンドレア同様に自分も限界でした。ザルコとダニのペースが落ちたので希望を持っていたんですが、フロントがあらゆるコーナーで滑りだす感触がありました。フロントがもう少しグリップしてくれれば、レース終盤でもう少しペースを発揮出来たでしょうし、優勝争いも出来たでしょう。転倒の可能性は非常に高く、そうして転倒してしまったわけです。」

(Photo courtesy of michelin)

この記事が約に立ったら
「いいね!」お願いします!

Twitter で
Sponsored Link
★MotoGP2017カタールテスト2日目 イアンノーネ「新品タイヤで問題が出る」
★MotoGP2017カタールGP ジョナス・フォルガー「この結果に驚きはない」
★MotoGP2017カタールGP 決勝プレスカンファレンス全文翻訳
★MotoGP2017アレックス・リンス アルゼンチンGPにGOサイン
★MotoGP2017 困難を極めるロレンソとDucatiの変革
★セーフティーコミッション 2016年フロントタイヤの使用はアメリカズGPへ持ち越し
★MotoGP2017 Ducatiファクトリーのライダー達からニッキーへと贈る言葉
★MotoGP2017 イアンノーネ「ル・マンでは完走することが大事だった」
★MotoGP2017イタリアGP 3位ペトルッチ「今日は人生最良の日」
★MotoGP2017ドイツGP ロッシ「新品タイヤでのフロントのフィーリングが課題」
★MotoGP2017ドイツGP 11位ロレンソ「後半にバイクを曲げるのが難しくなってしまった」
★MotoGP2017ドイツGP 決勝プレスカンファレンス翻訳
★KTM ミゲル・オリベイラ「MotoGPマシンに乗るのは全てのライダーの夢」
★MotoGP2017オーストリアGP5位 ザルコ「トップ5に戻ってこれたのが嬉しい」
★ニッキー・ヘイデンの死亡事故の過失割合が明らかに ドライバーには懲役5〜10年の判決の可能性
★MotoGP2017日本GP 予選3位マルケス「時には予選でも新しい情報を理解することが大切」
★MotoGP2017オーストラリアGP 優勝マルケス「信じられないようなレースだった」
★MotoGP2017 Ducati ダヴィデ・タルドッツィ「ホルヘがチーム、そしてDucatiのことを考えたのは明らか」
★MotoGP2017ミシュランタイヤ バレンシアGPプレビュー
★MotoGP2018バレンシアテスト2日目 ドヴィツィオーゾ「旋回性がもう少しアップすれば、毎週末戦える」