★MotoGP2018 リン・ジャービス「今年は技術的には非常に難しい1年だった」

モビスターヤマハチームは2018年を2016年型のシャーシをベースにしてスタートするということが明らかになっていますが、今年はヤマハにとっては大きく苦戦した1年でした。そんな中で大きな活躍を遂げたテック3ヤマハチームの存在もありましたが、来年に向けてヤマハがどのような走りをするか注目が集まります。来年はリンもシーズンオフにゆっくりとジントニックが楽しめるシーズンになるでしょうか。

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今シーズンにマーべリック・ビニャーレス、バレンティーノ・ロッシは合わせて4勝し、ライダーズチャンピオンシップのリードもしたこともあった。しかし、低グリップのコンディションにおいて苦戦、ロッシは2度トレーニング中の怪我があった。

ヤマハレーシングのリン・ジャービスの言葉を借りると、2017年は「緊急事態」と言える状況だった。新たなヤマハライダーとなったビニャーレスは第5戦以降に優勝がなく、マルク・マルケスとアンドレア・ドヴィツィオーゾに大きく遅れをとった。ロッシは怪我でタイトル獲得の可能性をなくすまでに、アッセンにおいて僅かに1勝という状態だった。

こうした問題もあれど、ファクトリーヤマハチームにとって今シーズンに大きな問題となったのはテック3ヤマハチームだろう。彼らはルーキーのライダー達に1年落ちのマシンを使わせた状態で、18戦の中で7戦以上ファクトリーチームを破っている。2017年のヤマハにとってはこの低グリップコンディションが弱点となり、こうした状況における2016年型の特性を再現するために、幾度となくシャーシに変更が加えられた。

リン・ジャービス

「少なくともマーべリックがチャンピオンシップ3位に入っています。ですから、あらゆる意味で災難の年というわけでもないんです。合計で4勝していますしね。シーズン序盤にマーベリックが3勝。中盤にバレが1勝しています。マーベリックは開幕戦を勝利しましたが、5戦目以降は優勝がありませんでした。昨年はウインターテストは本当に強い形でスタート出来たんですよ。序盤の戦いも本当に良い形でスタートすることが出来ました。ただ、その後になって非常に厳しいシーズンに突入しました。」

「通常は非常に強い走りが出来るような、予想もしていなかったところで苦戦しました。ですから、技術的な観点で言うと非常に難しい1年を過ごしたことになります。苦戦した点を解決しようとしていたんです。これは主に低グリップの状況です。これはドライであれレインであれ状況は同じでした。ですから、そうした中でグリップを得ようと努力をしていたんです。バイクに関してもシャーシを変えて改善を進めることにしてもそうです。」

「例えばもてぎのように悲惨なレースになることもあるんです。そして最悪な状況だと思ってフィリップアイランドに行ったらグリップを得ることが出来ました。好天の中でのグリップは驚くほどでした。優勝争いが出来たんです。こういった極端な状況があって、全体的にタフな1年だったと言えるでしょう。確かにバレンティーノの怪我もありました。彼は実際には彼の2つのホームレースの前に怪我をしたんです。」

「最初はムジェロでモトクロスの事故があり、それからミサノの前にエンデューロバイクで足を骨折しました。ただ、この怪我に関しては彼はすぐに復帰しましたね。ですからずっと最悪な年だったというわけではないんです。しかし、当然自分達は良いレースをするということに慣れっこになっていました。我々はトップ2でシーズンを終えることが出来ませんでした。ですから、作業が必要なんです。」

ジャービスは同様に、ヨハン・ザルコの成し遂げた事を讃えている。彼はテック3チームにおいてルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、デビューシーズンに3度の表彰台を獲得している。また最終戦のバレンシアにおいては、優勝まで0.337秒というところだった。

「ポジティブな面としては、ヨハン・ザルコの活躍を讃えたいですね。ベストルーキー、そしてベストインデペンデントチームを獲得出来たのは、当然誇るべきことでしょう。これは我々のベースが極めて高いレベルにあることを表しています。しかし、こうした他の選手を負かすこと、さらに上にいく必要があります。」

ザルコはバレンシアテストで2017年型のヤマハのシャーシを試して、さらに彼に可能性を与えてくれるものだとしている。そしてロッシとビニャーレスも最終戦にこのシャーシを使用している。Moto2チャンピオンのザルコは、2016年型と2017年型のフレームのさらなる比較テストを、プレシーズンテストの序盤にするとも噂されているが、ファクトリーヤマハの2人は2016年シャーシをベースとしたシャーシでテストを開始するとされている。

(Photo courtesy of michelin)

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