★Energica(エネルジカ)2019年からのFIM Moto-eワールドカップに車両を供給

日本での知名度はゼロに等しいですが、イタリアCRPグループのEnergica(エネルジカ)が、2019年から開催されるFIM Moto-eワールドカップに市販モデルのEgoをレースベース車両として供給することが決定しました。モーターの出力は約134馬力ながら、車重が約258kgと壮絶な重量のため、レース用車両は実際どの程度まで軽量化が出来るのか気になるところです。

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FIM Moto-eワールドカップをFIMとドルナが2019年から開始する。電動バイクによる世界選手権が大きく前進したわけだ。そしてこの選手権にEnergica(エネルジカ)が車両を供給する。

この選手権に参加するチームはEnergica(エネルジカ)のEgoストリートバイクを改造して参戦することになる。チームは市販バイクと同様に約134馬力を発生するPMACモーターを使用、車体はストリートバージョンの約258kgより軽量となるだろう。

Energica(エネルジカ)はCRPグループが所有しており、イタリアでも随一のエンジニアリングに特化した企業と言える。この企業はF1との関係も深く、こうした背景がEnergica(エネルジカ)が車両をこの選手権に供給することに大いに役立ったと言える。

ドルナにとって、選手権で市販モデルに非常に近い車両を採用するということは、ファンがレースで走っている車両と同じようなバイクを所有したがるという観点で重要だったわけだ。ベルギーのSarolea、アメリカのLightningモーターサイクルなどのレース経験がある企業も当然候補としては検討されていた。Energica(エネルジカ)がこうした企業を押さえて選ばれたのには、競技の経験がないとは言え優れたディーラーネットワークがあること、販売に重点をおいていることなどがある。


FIM Moto-eワールドカップはオープンな選手権となり、他のメーカーの参入の余地もあるようだ。しかしそのタイムラインは明確になっておらず、これは顧客にとっても電動バイクがどのような立ち位置の乗り物となるか明確ではないということと似ている。

ただ現状は、ドルナの最大の懸念は異なるメーカーが参戦することによって(車両の性能差が大きすぎて)マン島TTのTT Zeroクラスのように見どころのないレースになってしまうことだ。そのため、まずは同一の車両によるスプリントレースで魅力的なレースとすることに主眼がある。

ドルナCEO カルメロ・エスペレーター

「ドルナにとって、FIM Moto-eワールドカップはエキサイティングな新プロジェクトです。またEnergica(エネルジカ)がこの新しい冒険の車両サプライヤーとなってくれることを誇らしく思います。素晴らしいクオリティ、パフォーマンスを発揮してくれることと信じていますし、FIM Moto-eワールドカップにとってこれ以上のコラボレーションはないでしょう。Energica(エネルジカ)は革新的なリーディング企業で、素晴らしい電動バイクレースをこれから作り上げていきます。」

2014年にEnergica(エネルジカ)のバイクをテストしたことがあるが、このイタリア製のバイクはエンジニアリングの面で良く作られており、素晴らしいパワーデリバリーだった。最高峰のパーツを使用しており、何よりも素晴らしいのはその電動ドライブトレインだと言える。

見た目はともかくとして、レースをする上で一番の問題はその重量だろう。ドルナはこれに関して計画があるようで、これによってEgoの小型化、トラックでのスピードをアップするため、バッテリーパックに何らかの変更が加わることを期待したい。

ドルナはトップチームの参加、そしてGPパドックからの選手達の参加を期待しているようで、このシリーズがどのようなスタートをするのかは実に楽しみだ。さらに詳細が決まっていくのが、今から楽しみだと言える。

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