バルセロナで開催されていたSuperprestigio2017で優勝したのは初出場のアメリカ人ライダーのJD・ビーチ選手でした。また2位にもアメリカ人ライダーのブライアー・バウマンが入り、アメリカ人1、2フィニッシュとなりました。今年出場していないマルケス選手は、うずうずしながら見ていたのでしょうね。

バルセロナで行われた5回目のSuperprestigioにおいて、JD・ビーチが最終的にデビューイヤーでの優勝を飾った。Superprestigioは今年もまたレベルの高い戦いとなり、オープンクラスのブライアー・バウマン、フェラン・カルダスが続いて表彰台を獲得した。

JD・ビーチは素晴らしい走りを披露しただけでなく、速く効率的な走りで、参戦したクラスのレースでことごとく勝利を重ねた。彼は素晴らしいライディングスキルと効率的な走りで競技レベルを引き上げた。同じくアメリカ人のブライアー・バウマンも素晴らしい走りを披露したが、スーパーファイナルにおけるスロースタートによって2位獲得にためにハードに走ることとなった。カタルーニャ出身のダートトラックスペシャリストのフェラン・カルダスは朝のセッションで最速だったが、最終的に3位となった。

スーパーファイナルの表彰台を獲得した選手達は、皆オープンカテゴリーから出場した選手達だ。だが、彼らにとってもSuperprestigioで表彰台を獲得するのが簡単だったわけではない。Superprestigioに出場したトップパフォーマーの中にはトニ・エリアスがいた。彼はクラス優勝を果たしたが、スーパーファイナルにおいては4位となった。また、アルバート・アリーナスはクラス2位、スーパーファイナルでは6位を獲得。Fabio di Giannantonioは5位、そしてクラスでは3位を獲得した。

Palau Sant Jordiには多くのファンが詰めかけ、イベントを楽しんだ。エキサイティングでダイナミックなイベントは素晴らしいエンターテイメントであり、人間味あるレースが展開された。イベントの中ではフリースタイルスライドショーもあり、最終的に勝利したのはJD・ビーチだった。彼はフリースタイルスライドのキングであった大森雅俊を破った形だ。また、Fabio Quartararoもこの人のルーキー・オブ・ザ・デイを獲得している。

Superprestigio Dirt Track2017総合優勝 JD・ビーチ

「素晴らしい1日でした。最初はちょっとした技術的な問題があったんですが、チームが素晴らしい作業をしてくれ、ファイナルには完調で挑むことが出来ました。レベルは非常に高かったんですがPalau Sant Jordiにうまくスタイルを合わせることが出来ました。初参戦でこれ以上の結果はないですね。」

Superprestigio Dirt Track2017総合2位 ブライアー・バウマン

「最終レースではスロースタートになってしまいました。そしてトラックの大きさのせいで、リスキーな動きをする必要があったんです。スタートの後はバイクを快適に感じることが出来るようになったんです。全体的には、ここバルセロナで多くの素晴らしい人達に会うことが出来て嬉しく思っています。ここのレベルは自分が思っていた以上でした。大きな驚きでしたよ。」

Superprestigio Dirt Track2017総合3位 フェラン・カルダス

「タフなスタートでしたけど、最終レースでの結果には満足です。今日は素晴らしい形で1日をスタートすることが出来ました。ただその後に問題が出てしまって予選で苦戦してしまったんです。スーパーファイナルでは良い形でスタートが出来ました。ただ、JDのペースのほうが上でしたね。ブライアー・バウマンは最後に自分をパスしていきました。ただ、アメリカ人ライダー以外のライダーとしてはトップでしたし、これらの素晴らしいライダー相手にこうした結果を出せたことは嬉しいです。」

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