★MotoGP2018 なぜドヴィツィオーゾとDucatiは2017年にタイトルを獲得出来なかったのか?

ドヴィツィオーゾ選手が今年なぜタイトル獲得が出来なかったのか?という理由を振り返るManuel Pecinoさんの記事をご紹介します。今年はマルケス選手の安定感が光りましたが、最終戦までマルケス選手とタイトル争いを演じたドヴィツィオーゾ選手の安定感もまた素晴らしいものでした。

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どこでアンドレア・ドヴィツィオーゾは2017年のMotoGPタイトル争いに敗れたのだろうか?レースの記憶というのは長く残らないが、多くのファンが考えるのは、ドヴィツィオーゾが13位でレースを終えたオーストラリアGPが開催されたフィリップアイランドだろう。

マルケスはこのレースで優勝し、その時点で残されたレースは僅か2戦だった。16戦目以降にチャンピオンシップのポイント差は大きく開き、ドヴィツィオーゾはタイトル争いから脱落した。しかしシーズンを通して考えると、他にもいくつか最終的な結果に影響を与えたレースがあった。

ここにドヴィツィオーゾとDucatiのタイトル獲得に影響を与えた4戦を列挙する。

1.アルゼンチンGP テルマス・デ・リオ・オンド

カタールでの2位表彰台の後、ドヴィツィオーゾは2週間後のアルゼンチンGPで7位走行中の15周目にアレイシ・エスパルガロの転倒に巻き込まれた。これはドヴィツィオーゾにとっては年間18戦の中での僅か2回の転倒のうちの1回であった。なお、2回目の転倒は最終戦バレンシアだ。

2.チェコGP ブルノ

ライダー達はレインタイヤでレースをスタート。その後スリックタイヤを履いた車両への乗り換えが待っていた。マルケスはこの乗り換えを驚くべきことに2周目に行った。Ducatiの反応は鈍く、彼らがバイクを交換したのはそれから2周後のことだった。この一件以降、Ducatiのダヴィデ・タルドッツィが将来的な戦略を担うこととなった。

3.アラゴンGP モトランド・アラゴン

オーストリアとイギリスで優勝した後、サン・マリノで3位、アラゴンで7位となったのは、ドヴィツィオーゾにとって痛手だった。特にアラゴンではマルケスが優勝し、チームメイトのロレンソが表彰台を獲得したのだ。このトラックでドヴィツィオーゾが良いパフォーマンスであった事はなく、ドヴィツィオーゾはレース序盤にプッシュし過ぎたためレース後半で後退、これは彼にとってシーズン最低のレースのうちの1つとなった。

4.オーストラリアGP フィリップアイランド

このトラックでDucatiは問題を抱えるであろうことを予期していた。ドヴィツィオーゾのレースは酷いもので、彼は予選11位、その後に彼は失った順位を取り戻すためミスをしたことで、レース全体における(バイクへの)信頼を失う結果となった。レースの最後に彼は再び11位争いをしていたが、フィニッシュラインで2つ順位を落とすこととなった。このうち1つはパートナーブランドによるもので(Pramacのレディング選手)Ducati内部に大きな不満を残すこととなった。マルケスはこのレースでも優勝し、再び25ポイントを獲得。ドヴィツィオーゾが獲得したのは僅かに3ポイントだった。この場合の問題というのはデスモセディチの性格がフィリップアイランドの特性と合わなかったということ、彼がレースにおいてやる気を見せることが出来なかったということだ。

これらの4戦がシーズンの中でドヴィツィオーゾ、そしてDucatiのタイトル獲得を遠ざけたわけだ。逆説的に言うとドヴィツィオーゾはほとんどの激しいバトルで勝利していると言える。しかし彼はダメージを最小限に留める事が出来ず、彼が得意としていないレースにおいてマルケスとホンダの先行を許してしまった。つまりこうした事が、2017年のMotoGPチャンピオンシップにおいてタイトルを獲得すること、トップに立つという事がどういう事なのかということなのだ。


(Photo courtesy of michelin)

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