★MotoGP2017 マニュファクチャラーズプレスカンファレンス翻訳 Ducati

最終戦バレンシアGPのレース前に行われたマニュクチャーズプレスカンファレンスから、Ducatiのパオロ・チャバッティのインタビュー内容をお届けします。既に2018年のテストスケジュールやリソースなどの割り振りを行った後に、テストに関するルールが決まったということに関して大いに苦言を呈しています。

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スティーブン・デイ

「過去数シーズンに渡るDucatiの開発は素晴らしいものでした。いつかホンダと並ぶ日も来るでしょう。今年は2007年以来となる表彰台を何度も獲得したシーズンとなりました。今シーズンに関してはいかがでしょう?」

パオロ・チャバッティ

「これほど表彰台を獲得したのは10年ぶりですから、それに関して非常に嬉しく思っています。またドヴィのシーズン6勝というのは、Ducatiにとって素晴らしい成果です。一方のホルヘに関しては皆がわかっているように、予想されていた以上に苦戦する形となりました。ただエアロダイナミクスフェアリングを使用し始めてからは、彼が必要としていたフロントのフィーリングを得ることが出来たようです。そしてそれ以降彼はレースごとに結果を出してきています。ですから、願わくば彼がここバレンシアも含めて表彰台争いをし、来シーズンに関しては両ライダーが同じような結果を残して欲しいですね。またダニロ・ペトルッチに関しても今シーズンに4度表彰台を獲得しました。2位を2回、3位を2回という結果でした。ですから、今週日曜が大きな壁であるという事がわかっている状態ながらも、今シーズンに関しては本当に嬉しく思っています。ここでチャンピオンシップ優勝をするには何かが起きなければ難しいですが、最終戦でチャンピオンシップ争いが出来るというのは素晴らしい結果です。」

 

Q

「日曜にスズキが表彰台を獲得しなければコンセッション(優遇処置)が戻ってくるわけで、エンジンの開発の自由、テスト回数も増えるわけです。これに関してはフェアだと思っているのか、これが良い決定だと思いますか?」

パオロ・チャバッティ

「Ducatiは昔戦闘力が低かった時にこのルールでレベルを上げることが出来ました。そして表彰台を獲得出来るようになってからコンセッションを失ったわけです。これはどのメーカーにも適用となるルールですからフェアなものですし、このお陰でチャンピオンシップのレベルが高くなり、新しいメーカーが参戦しても、チャンピオンシップでトップに立つという可能性が生まれているわけです。」

 

Q

「2018年と2019年のテストルールに関してですが、まずは新しいレギュレーションに関しては満足していますか?また、カレンダーはあと2年で年間20戦になる可能性があります。多くのライダーが年間20戦は多すぎと感じているようです。そしてもし20戦となるのであれば、7基以上のエンジンが必要ですか?」

パオロ・チャバッティ

「エンジンの話からすると、おそらく8つにしたほうが良いでしょうね。ただこれは過去にMSMAが過去そうしてきたように最善の方法を見つける事が出来るでしょう。テストに関してはテスト数を減らすということに関しては賛成です。ただ、来シーズン開幕の1ヶ月前にこうした決定がされたということに関しては嬉しく思っていません。これはメーカーに対しての敬意を欠いているでしょう。メーカーは既にテストプランをまとめているわけですし、ファクトリーチームとサテライトチームのバイクの割当に関して既にメーカーは考えているわけです。また日本戦でこうした一ヶ月後の話が決まるということに関してはどうかと思いますね。」

 

Q

「ワールドスーパーバイクからはアレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マルクが今年はワイルドカード参戦をしましたが、スーパーバイクは今でも新たな才能を発掘出来る場所と言えますか?それともこのパドックの中から新たなライダーを探そうと考えているのでしょうか?」

パオロ・チャバッティ

「Ducatiもスーパーバイクは力を入れています。それにスーパーバイクからMotoGPに来て成功したライダーもいます。カル・クラッチロー、ダニロ・ペトルッチもそうです。ただ、リンも言っていたように例外的でしょう。この世界選手権を中心に多くの若手育成プログラムが動いていますから、その中からライダーを見つけたほうが自然でしょう。ですからいずれは、Moto2やMoto3からやってくるライダーの数のほうが多くなっていくでしょう。」


 

Q

「ホルヘはずっと、シーズン開幕からより高いコーナリングスピードの実現をDucatiに依頼しているわけです。これに関して来年のバイクで作業を進めているのでしょうか?それとも来年のバイクはそこまで大きな変化はないのでしょうか?」

パオロ・チャバッティ

「確かにホルヘのライディングスタイルを助けるバイクの開発が遅れています。ただ新しいエアロダイナミックパッケージの開発で新たな方向に進んでいるのは事実です。そしてホルヘもこのカウルを天候に関わらず使用しています。これが彼によりしっかりとしたフロントのフィーリングを与えているんです。これらの問題はシャーシの面で解決が出来ると思っています。ダニロ・ペトルッチが使用しているのは3台目のファクトリーバイクであり、ホルヘやドヴィと全く同じバイクです。ですから、開発において助けになると言えますし、このエリアの解決が出来れば、このバイクを使用している全てのライダー達にとってのメリットとなるんです。」

 

Q

「パオロ、ドヴィツィオーゾの活躍によって、来年チーム内での扱いや位置が変わることはありますか?また2019年の契約に関してはどうでしょう?」

パオロ・チャバッティ

「活躍によって位置関係がどうということはDucatiではありません。2人のライダーの扱いはDucatiでは同じです。それに幸運にも彼ら自体の関係性も良いですから。互いを尊敬しあっていますし、こうした事もあって、Ducatiではサテライトライダーも含めて、全てのデータが全てのライダー間で利用可能なんです。それにDucatiもDucatiを使用するライダー全てにとって最適な解決策を見つけようとしています。契約交渉に関してはもちろん結果によるものです。ですから、もちろんドヴィはこれだけ優勝しているわけですから、契約延長の交渉においてはより強い立場にいるわけです。しかし、まだ時期としては少し速いです。ですから、契約更新の時期がきたら、彼がDucatiでは7勝しているということを念頭に入れる必要があるでしょうし、もっと勝ってもらいたいですね。」

(Photo courtesy of michelin)

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