★MotoGP2017 マニュファクチャラーズプレスカンファレンス翻訳 スズキ

最終戦バレンシアGPのレース前に行われたマニュクチャーズプレスカンファレンスの中から、スズキのダヴィデ・ブリビオのコメントをご紹介します。来年からはコンセッション(優遇処置)が適用となるスズキですが、このチャンスを利用してホンダ、ヤマハ、Ducatiへ接近することが期待されています。

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スティーブン・デイ

「今シーズンは新しいライダーラインナップとなりました。2017年は色々な問題がありましたが、最近になって結果が出ています。この2017年に関してどう総括しますか?」

ダヴィデ・ブリビオ

「ある意味では非常に興味深いシーズンになったと言えるでしょう。復帰から数えてこれで3シーズン目となります。そして昨年は非常に素晴らしいシーズンとなり、おそらく我々が予想していた以上の結果だったと言えるでしょう。そして今年に関しては、より地に足がついた結果だと言えるでしょう。今年は多くを学び、非常に厳しい状況を戦ってきたという意味で興味深いシーズンだったと言えます。そして今年ライダーを新しくしたということが、冬の間の技術的な意思決定に大きな影響を与えたと言えるでしょうね。新しいライダー達がバイクの事を理解しようとしている中で、彼らに非常に重要な決断を任せたわけです。そして今シーズンを戦う中で、どうやら正しい方向に進んではいないようだということがわかってきたんです。ただ、同時に今シーズンはこの問題から立ち直る為に多くの時間を裂いてきたとも言えます。」

「こういった状況の中で、自分達が改善出来る重要なエリアはどこなのか?といった探求をせざるを得ない状況になりました。ですから、来年はこうしてわかった事を全てまとめ、今シーズンの弱点を改善していきたいと思います。そして来週にお話出来ると思いますが、来シーズンのパッケージはより優れたものになるはずです。自分達が弱かった部分を改善していきます。ライダー達も今やバイクに関してよく理解出来ていますからね。特にアンドレアに関しては1年間の経験がある状態です。アレックス・リンスは大きな怪我をしたせいで、シーズン前半を棒に振る結果となりました。最初に11月、そして4月にアルゼンチン戦の前に負傷しました。そしてオースティンでも負傷がありました。ただアッセンから彼が復帰し、ブルノからはずっと上り調子ですよね。常に結果を向上し何かを学んでいます。ですから、来年はライダーの経験、バイクの改善も含めて、全てがまとまった年にしたいと思っています。ですから、この難しい1年は将来に対する投資だと考えたいですね。」

 

Q

「2019年以降にサテライトチームを持つ可能性はあるのでしょうか?」

ダヴィデ・ブリビオ

「正直な話、今年に関してはサテライトチームがいればと考えていました。もう2人ライダーがトラック上にいれば、さらに情報を多く得ることが可能となります。恐らく開発において大きな約に立ったでしょう。ですからファクトリー内では、もう1チーム持ってはどうかという話が実際に進んでいます。ですからそうなればいいと思ってはいますが、まだ時期尚早でしょう。それにスズキとしてはサテライトチームを過去に有した経験がありませんから、より難しいんです。KTMであっても他のカテゴリーであればサテライトチームを持っていたという経験がありますが、スズキはそうではありません。ですから、どうやってスペアパーツを準備するのか、どうやってチームを管理するのか?などがわからないんです。まだ話し合いは続いていますが、いつかはサテライトチームを持ちたいと考えています。」

 

Q

「来年に備えてヨーロッパベースのテストチームを持つのではと噂されていますが、これに関して何かしら確定化に近いということはありますか?」

ダヴィデ・ブリビオ

「今後19戦になるということで、実際に今考えていることなんです。スズキにはそこまでリソースがありませんからね。スズキのあるスタッフは通常世界選手権に参戦していて、テストも同時に行っています。今年はシルヴァン。ギュントーリを起用しましたが、この中でメリットを感じることが出来ました。実際に検討していることではありますが、実現は難しいでしょう。ただ話し合いは続いています。」

 

Q

「ブリビオ、ライダーの変更が結果に影響を及ぼしたという話がありましたが、今振り返って同じ選択をしますか?」

ダヴィデ・ブリビオ

「ライダー変更に関しては同じ選択をするでしょう。マーベリックが去った時の問題としては、彼に投資し、開発を経験のあるアレイシにまかせていたということがありました。しかしマーベリックが突如去るという決断をしたために、このプロジェクトはストップする事となってしまったんです。ですから自分達はプロジェクトを再スタートすることにしたんです。アンドレアは表彰台を獲得し、素晴らしい結果を残せるポテンシャルがあるライダーでありました。自分達が問題を全て解決することが出来れば彼は結果を出せると思っていたんです。そしてアレックス・リンスに関しては、才能あるライダーを将来に向けて育てようと考えたんです。これに関してはリンスはそういったライダーであると信じていますし、自分達の選択に関しては嬉しく思っています。恐らく冬の間に彼らが何かしらの決断をするのは、恐らく早すぎたのかもしれません。これはリスクでしたが、このリスクを取ったことで、来年に生きてくると思っています。」

 

Q

「日曜は優勝、表彰台を狙うのか、それとも表彰台をあえて獲得せずに、来年のメリットを優先するのでしょうか?」

ダヴィデ・ブリビオ

「もちろん表彰台を狙いますよ。コンセッションがあるのは確かにプラスですが、このテストルールの中でテストをさらに増やすのは難しいでしょう。唯一のアドバンテージはシーズン中もエンジンの開発が出来るということだけでしょう。ただ、表彰台を獲得するほうがいいですね。」

 

Q

「2019年には電動バイクのチャンピオンシップの噂がありますが、いつの日か、MotoGPも電動バイクになる時が来ると思いますか?であればいつ?」

ダヴィデ・ブリビオ

「電動化は業界として向かっている方向で、車がそうですし、バイクも同じ流れのようです。ドルナがこうしたことを考えるのも自然でしょう。ただ数年かかるでしょうね。恐らく最高峰クラスはエンジンである時間が長いでしょうが、同時に電動クラスもより盛んになっていくでしょう。ただ3、4年で大きな動きがあるとは思いません。恐らくもっとかかるでしょう。ただこうした分野の研究を進めるのは正しいと思います。」

(Photo courtesy of michelin)

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