★MotoGP2017 アプリリア「Ducatiのカウルは我々のルール解釈からはかけ離れている」

ウイングレット禁止論が出た際には、Ducatiと共に禁止反対の立場を取ったアプリリアですが、カタールで登場したDucatiの過激なカウルについては、「あんなデザインが許されるのか?」という思いで、それならばと言うことで、シーズン中にこうした過激な解釈のカウルを投入するとのこと。風洞実験をするには恐ろしくコストが掛かるとも聞きますし、曖昧なルールに左右されるメーカーとしては頭に来るのも無理はありません。シーズン中盤あたりからは、どのメーカーも過激なデザインのカウルを投入する可能性が高いと言えるでしょう。

(Photo courtesy of michelin)

アプリリアのMotoGPを率いるロマーノ・アルベシアーノは、Ducatiの過激なスタイルのカウルをカタールで目にした後、アプリリアはエアロダイナミクスアップデートを行うにあたり、再び製図板に戻る事になるだろうと語る。

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ロマーノ・アルベシアーノはDucatiがカタールテストの2日目に披露した”ハンマーヘッド”フェアリングを目にして、少々あっけに取られたという。それまでは、2017年のルールの元で、ああいったデザインは到底受け入れられないものと考えていたのだ。

アプリリアの新しいフェアリングは、アレイシ・エスパルガロがフィリップアイランドで3週間前に披露していた。アルベシアーノによると、このカウルは「最も新ルールにフェアで、ルールに対してさらに厳しいもの」ということで、MotoGPマシンのデザインは、”伝統的な”バイクの形をしていることという内容に沿ったものだ。

そのためアルベシアーノは、アプリリアの開発チームはDucatiのエアロダイナミクスの解釈の流れを汲んでアップデートしたカウルを、今年の後半に投入するかもしれないとする。

ロマーノ・アルベシアーノ

「今やこうした方向に進んでも良いのだということがわかりましたし、さらに極端でもいいのかもしれません。我々はルールについて、もし英語としての表現が間違っていたら申し訳ないのですが。。最もフェアで、さらにルール、このスポーツの精神に厳格な解釈をしました。その精神とは”標準の形のフェアリング”であるということです。そしてこの”標準的な”カウルの中で、さらに、もしくはある程度のダウンフォースを得るものを作ったんです。ヤマハとホンダは部分的ですね。というのも、彼らはサイドにこうしたデバイスを付けていると言えます。」

Ducatiが作ったものは、我々のルールの解釈からはかけ離れたものでした。何が正確な解釈なのか理解するのが実に難しいですね。ルールによると、最終的なジャッジはチャンピオンシップのテクニカルディレクターだとしています。ポイントとなるのは、彼の解釈を正確に知るといることです。Ducatiのようなカウルが受け入れられるのであれば、我々もこの方向に進めますし、さらに過激でもいいかもしれません。ただ、我々は伝統的なカウルの形状に限りなく近く、ダウンフォースをその中に取り入れました。我々のカウルとDucatiのカウルを見比べれば、Ducatiのカウルがルールをさらに過激な形で解釈したものだと言えるでしょう。」

新しいルールで、メーカーは通常のカウルと、2017年の開幕戦以前に認証を受けた1種類の改訂版カウルを使用出来る。そして年間を通じて1種類のアップデートされたフェアリングが使用出来る。アルベシアーノは、アレイシ・エスパルガロはフィリップアイランドとロサイルでテストしたフェアリングの効果について、極めて満足していると語っている。そして、これはアプリリアにとって最初の改訂版カウルとなりそうだ。カタール初日に彼は次のように語っている。

「フィリップアイランドでテストしたフェアリングを再びテストします。恐らくこれをシーズン開幕におけるオプションとしてキープするでしょう。ですから、通常のカウルとこのフェアリングを使用することになるわけです。そしてトラックに違いによって使い分ける事になるでしょう。」

アプリリアは外部ウイングレットの禁止に2016年に反対したメーカーの1つであるが、彼はウイングレットの形状の制限、もしくはフェアリングのどの部分からウイングレットが突き出しているかを制限したほうが、道理にかなったものとなったと考えている。

「正直に言うと、ほとんどのウイングレットは危険な形状をしていると言われていました。尖っていて実に危ないとね。確かに危険だと言うことは出来ますが、何か別のアプローチもあったはずです。ウイングレットの形状に何かルールを設けるなどしてね。そのほうがもっと簡単なアプローチになったと思いますよ。こうした議論をしようとしたんですが誰も納得しませんでした。そして結局このおかしな状況に落ち着く羽目になったんです。確かにライダーや他のライダーを傷つける恐れのあるものは無くなりましたが、このルールのせいでよりコストが掛かるんですよ。」

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