★MotoGP2018 Team Suzuki Ecstar 2018年チーム体制発表 全文書き起こし

日本時間18時よりセパン・サーキットで行われたスズキのMotoGPチーム発表ですが、Ducati、ヤマハのそれと比べるとあっという間に終わってしまいました。司会を務めたのはダヴィデ・ブリビオで、佐原さん河内さん、アンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンスなどが登場しました。全体的にスズキの予算の少なさをひしひしと感じさせるものでしたが、発表自体が短かったので全文翻訳しています。少し気にかかったのは、佐原さんの「ファクトリーでは皆が大変な努力をしていた。ライダー達も同様に準備出来ていることを願う。」というコメント、そしてブリビオの「バイクが良ければ、この2人のライダーならトップを目指せる」というコメント。受け取り方によってはエンジニアサイドとレースチームサイドが不仲なのか?とも思えますが、果たしていかに。。

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ダヴィデ・ブリビオ

「今日は皆さん、マレーシアのセパンまでお越しいただきありがとうございます。また世界中でストリーミングで参加している皆さんもありがとうございます。新しいシーズンが始まりますが、我々にとっては新しい1年ですので、ハッピーニューイヤーと言っておきましょうか。現在セパンにいますが、明日からセパンテストが始まります。これからチーム、バイク、2018年の体制について発表したいと思います。」

「2017年は厳しい1年でしたから、今年を楽しみにしています。既にお話していますが、私達にとって2017年は意味あるものでした。困難から学んだことを今年活かしていきたいと思います。多くを学びましたし、バイクを向上させるには良い機会となりました。チームとしても団結しましたし、2018年にさらに良くなっていけるか、良い形にしていけるか見ていきたいと思います。」

「明日からテストですが、シーズン開幕までに多くのテストがあるわけではありません。セパン、タイ、カタールの3回しかテストがありません。そして3月18日が開幕となります。ですからこれに準備が出来ていなければなりません。どんな事をしていたのかをご説明するために、プロジェクトリーダーの佐原伸一をここに呼びましょう。佐原さんが加わったのは昨年の中盤です。そして今年があなたにとっては初めての1年となるわけですが、準備はどうでしょう?」

 

佐原 伸一

「新しいバイクが最終調整に向けて準備が出来ていることを願っています。ファクトリーでは、皆が新しいシーズンに向けて大変な努力をしていました。うちのライダー達も新しいシーズンに向けて準備が出来ている事を願います。

ダヴィデ・ブリビオ

「そうですね。後でまたライダー達をご紹介したいと思います。今シーズンに対する期待はどうでしょう?レースチームに求めるものは?」

 

佐原 伸一

「そうですね。毎戦アンドレアとアレックスがトップグループで戦い、表彰台争いをして欲しいです。もちろん出来る限り多くの優勝をして欲しいですね。

ダヴィデ・ブリビオ

「プレッシャーをかけてくれてありがとう(笑)もちろんベストを尽くします。それではチームのテクニカルマネージングディレクターの河内 健を紹介しましょう。彼は明日からのテスト、シーズンを監督してくれます。どんなテストになるか、またこれからの3つのテストで、レースに向けてどんな準備が出来るでしょう?」

河内 健

「シーズンオフに数多くのテストアイテムを準備しました。バイクは昨年と非常に似ているように見えますが、より大きな効果を生み出す小さな変更が随所にあります。これらを明日からテストするのが楽しみです。」

 

ダヴィデ・ブリビオ

「新しいバイクに関して変更が加わった点で、主要な変更点は何だと言えるでしょう?」

河内 健

「えっと、一番大事な点としてはバランスが良いという事です。昨年は大きな変更を施し、バランスが悪くなっていました。今年のバイクは昨年のデータと比較するとよりバランスが取れた状態になっています。

 

ダヴィデ・ブリビオ

「それでは、皆すぐにバイクを見たいでしょうから、アレックス・リンス、アンドレア・イアンノーネをここに呼びましょう。このテストを最大限に活用したいと思います。今年が彼らと共に過ごす2年目のシーズンとなります。アンドレア、アレックス、ステージへどうぞ。今年が2年目ですが、昨年もここでチーム発表を行いました。昨年と比較すると互いをよくわかっていると思います。1シーズン過ごした後、またここで新たなスタートを迎えます。冬はどうだったろう?今年はどんなシーズンになることを願っているのかな?」

アンドレア・イアンノーネ

「自分にとっての冬休みは非常にポジティブでした。フィジカルコンディションを改善することに主眼を置いていました。トレーナーと共に良いトレーニングが出来ました。非常に良いコンディションです。ここでの3日間は暑いですから、良いコンディションでテストを迎えられるというのは重要だと思います。」

 

ダヴィデ・ブリビオ

「昨年は11月のバレンシアテストでの怪我があって大変だったけど、今年は良い形で準備が出来たかな?」

アレックス・リンス

「今年の冬は短かったですね。毎週末ずっとトレーニングしていました。モトクロス、ジムなどでハードにテストしていました。その中でここに最高のコンディションで挑むため、常にベストを尽くしていました。このトラックのコンディションは暑くて厳しいのはわかっていますからね。とにかくベストを尽くします。新しいバイクを楽しみたいですし、新しいパーツのテストが楽しみです。」

 

ダヴィデ・ブリビオ

「今年の期待、目標は?」

アンドレア・イアンノーネ

「常に昨年よりも改善をしていきたいと思っています。ファクトリーライダー、ファクトリーチームとして常にトップで戦いたいと思っています。ステップ・バイ・ステップで改善していきたいですし、今年のベースは昨年よりも良いと思います。良い形でスタートしたいですね。」

 

ダヴィデ・ブリビオ

「同じ質問だけどどうだろう?昨年は怪我で苦しんだわけだけど、アレックスは素晴らしい形でシーズンを終えました。君にとっても今年は非常に重要だと思うがどうだろうか?」

アレックス・リンス

「ええ。本当に良い形で力強くシーズンをスタートすることが重要です。昨年は怪我で多くのレースを欠場しましたからね。今年はアンドレアと一緒にバイクを開発していきたいです。そしてこのカテゴリで競争力を発揮していきたいです。簡単ではないと思いますが。」

 

ダヴィデ・ブリビオ

「今年はスズキとして良いパッケージを用意出来たと思います。そしてバイクが良い状態であれば、この2人のライダー達ならトップを目指す事が出来ると思います。我々の目標は非常に高いところにあります。MotoGPは非常に競争力が高いですからね。今年素晴らしい結果を残せるように期待しています。それではキックオフビデオを再生しましょう。それでは新しいバイクがどんな形なのか見てみましょう。」(※拍手)

「健が言ったように、外観上大きな変更はありません。今年のバイクは昨年のバイクから進化版です。昨年は問題があったため、色々な新パーツを盛り込みました。2018年型は昨年何が上手く機能するかと考えたものを投入したものとなります。外観はあまり変わりませんが、あらゆる面で改善しています。ライン、そしてデザインは我々の市販モデルであるGSX-R1000を思い起こさせると思います。あのバイクはMotoGPでの経験から生まれたモデルです。ベストを尽くして良いシーズンを送りましょう。」

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