★MotoGP2018 F1のグリッドガール廃止はMotoGPに影響するのか?

MotoGPパドックでもお馴染みのジャーナリストPaolo Scalera氏による、F1のグリッドガール廃止に関する記事をご紹介します。MotoGPとグリッドガールはセットという感覚が強いですが、ドルナがF1の方針に追随するのかどうかに注目が集まります。

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直近のニュースであるが、まったく予想外のニュースと言える。今シーズンに関しては、F1ドライバーの横でスターティングラインに並ぶグリッドガールはいなくなることが決まった。

泣き崩れる前に1つ明確にしておこう。この決定はLiberty Mediaが運営する全てのモータースポーツに影響し、その1つ目がF1だということだ。F1の商業的な部分に関するマナージングディレクターのSean Bratchesは「これはこの素晴らしいスポーツに関する我々の考えと歩調を合わせるものです。昨年に我々はいくつかのエリアでアップデートが必要だと考えていました。F1にグリッドガールはつきものでしたが、これは我々のブランド価値と合わず、現代の社会規範とは合っていないと考えました。こうした仕組みは、世界中の古くからのファン、新しいファンにとって適切なものではあると思いません。」としている。

ということは、この決定はバイクの世界には影響せず、ドルナが運営するMotoGPには関係のない話だ。しかしそう言い切れるだろうか?過去数年、最高峰クラス、現在のMotoGPはF1の動向を見守ってきた。バイクと車のレースということで違いはあるが、最も大きな違いはその投資額だ。全てのチームが同じスポンサーカラーに身を包んでいるが、全てのメカニックが移動中も切るべきユニフォームを持っているわけではない。確かにホスピタリティーはあるが、F1のものほど豪華ではない。唯一の例外はレッドブルだけだろう。

この決定の背後にはアメリカのピューリタン気質(清教徒気質)があると考えている。美しい女性がグリッドに立つということは、たとえ上品に着飾っていても女性が商品化されているということになり、何も正しいものがないのにも関わらず”政治的な正しさ”という話になってしまうのだろう。しかし、これはカルメロ・エスペレーターの心には留まらず、バーニー・エクセルストーンもそんな事は微塵も思わなかったのだろう。

もしLiberty Mediaの決定が正しいということになると、世界中の大々的なモーターショーで車を彩る女性達も消えてしまうこととなる。彼女らがどれほど凄い恰好をしていようと、そのメッセージは1つ。もしフェラーリ(ポルシェでもメルセデスでもBMWでもよい)を運転していれば、いい女を手に入れられるというものだ。

これは間違っているのか?それとも正しいのか?

実際のところ、車やバイクはただの移動手段ではなく情熱であり楽しみなのだ。バレンティーノ・ロッシがなぜ39歳にもなってレースを続けるのかという問に「楽しいから」と答えたように。

Liberty Mediaがやってきたことは我々が思い出せる限り正しい。GPのスターティンググリッドには大勢のメカニック、フォトグラファー、VIP、いい女、アンブレラガール達がおり、その中にカラフルで過激な車、バイクが並んでいるという構図だ。ドライバー/ライダーというのはスターであり、ショーは単独で行われるものではないのだ。これはスピードに取り憑かれた異教徒達のお祭りなのだ。

こうしたお祭りは、未来派のオーガナイザーであったフィリッポ・トンマーゾ・マリネッティが1909年に掲げた理念である勇気、危険、そしてスピードを備えている。しかし、触媒装置が一般的になった時代には、ディーゼルエンジン、2ストロークエンジンが悪魔的なものとみなされ、現代はF1がハイブリッドになり、電気自動車の選手権が育っているわけで、こうしたコンセプトが理解されにくいのかもしれないし、ただの言い訳なのかもしれない。

カルメロは来週の火曜日に、ENEL(イタリアの大手電力会社)とともにローマでMoto-eワールドカップの発表を行うが、この車の世界の動きに呑まれることはないだろう。

アンドレア・ドヴィツィオーゾのパートナーは元モンスターガールのアレッサンドラ・ロッシだし、バレンティーノ・ロッシはLeopardのグリッドガールのフランセスカ・マリア・ノベッロと一緒にいるところを目撃されている。アルヴァロ・バウティスタはアンブレラガールだったグレイス・バロッソと結婚したし、ランディ・ド・プニエは、LCRのPlayboy時代のグリッドガールだったローリーン・ヴィッキーズと結婚し離婚した。ユージーン・ラバティの妻のピッパ・モルソンはBSBのグリッドガールだったことがある。もしバイクの世界がグリッドガールを禁止するとなると、ライダー達はもはや妻、友人、ガールフレンドを見つける事が出来なくなる。

これらがまず我々の頭に浮かぶことだが、我々はそこから前に進むことが出来る。多くの関係がグリッドで生まれ、そこから先に進んで行った。なお、偉大なるジャコモ・アゴスチーニはマリア・アユソを出会って結婚。ヴィットリア、ジャコミノ2人の子供を授かったが、彼女もまたマルボロガールだったのだ。

(Photo courtesy of Tech3)
(Photo courtesy of michelin)

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