★MotoGP2018 ミカ・カリオ「旋回性は向上したが、別の部分で足りない部分がある」

KTMも旋回性に関して2017年を通じて苦しんできました。2018年はこの面で改善を施したシャーシを使用しますが、別のエリアで問題が出ているとのこと。しかし全ファクトリーチームの中でもトップレベルの開発スピードを誇るKTMですので、ブリーラムでのテストまでには何らかの解決策を投入してくると予想されます。

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2018年に旋回性の改善を進めているのはDucatiだけではない。KTMも新型のRC16でその旋回性を高めようとしている。セパンにおいてそのシャーシの変更は大きな助けとなった。問題は彼らは他のエリアで失ったものがあったということだ。ファクトリーのテストライダーであるミカ・カリオは、マレーシアでプライベートテスト、オフィシャルテストの両方に参加。彼は2日目に負傷したポル・エスパルガロの代わりにオフィシャルテストに参加したのだ。

ミカ・カリオ

「残念ながらポルは走行出来ませんでした。ただ自分が旧型と新型を乗り比べる中で、明確な比較が出来たのは良かったですね。何が違うかを理解することが出来ましたよ。基本的にはポル、ブラッドリー、自分のラップタイムを見ると非常に接近しているのがわかるでしょう。トップから1.5秒離されています。これには満足出来ません。もっと速いタイムで走らねばいけません。」

「なぜここまで差があるのかは簡単には言えませんが、新型バイクは旧型に比べて同じレベルに至っていない点があると思うんです。昨年は自分達は皆旋回性に注目していました。ここに苦戦しており、2018年はこの部分の改善が方向性だったんです。新しいシャーシでこの問題の解決が見えてきたと言えます。乗った感触が少しライトなんです。フィジカル面ではそこまで要求が高くありません。これは良い兆候です。しかし別の部分で失っているところがあるんです。」

「何かを得る代わりに何かを失うというのは良くあることです。ポジティブ面とネガティブ面があるんです。これからはネガティブな面を洗い出す必要があります。これが上手くいけば、次のテストで良い形で走行出来るでしょう。マルケスのマシンと比較すると何が足りていないのかは明確にわかりましたが、現段階ではこれをお伝えしたくありません。」

「時には誰か他の選手を追ってみるのはいいものなんです。それを狙っていたわけではありませんが、時にはトラックに出るとそういうタイミングがあることがあります。そして今回はそれがマルクだったというわけです。当然彼がどうやってライディングしているのかを観察しました。いかにバイクが動いているのか、どの部分で自分達が劣っていて優れているのかなどね。自分達の明確な弱点がわかったということで、これは本当に重要なラップでした。本当に明確だったんですが、これが何かについては教えたくないですね。」

「今朝は最悪でした。2度の転倒があって自分にとってはこれは珍しいことなんですよ。昨年の自分の転倒数の合計は2か3だったと思いますが、今日は1日でその記録と並んでしまいました。フロントを失ったということで妙な転倒でした。最初の転倒は1コーナーで、最後の転倒は最終コーナーでした。同じようなコーナーなんです。ハードブレーキングがあって、2速に落として、そこでいきなり最後のブレーキングでフロントがロックしてしまいました。」

「こういった事は起こることがあります。ただ、なぜかは完全には明確ではないんです。本当に注意深く分析を行う必要があります。そしてどうやったらこれを改善出来るかを知る必要があります。旋回性を向上させようとした代償かもしれません。何かを変えると、フロントフォークやリアサスペンションに関わらず、バイクのバランスが変わってしまうわけですから。何かを見つけても、別のエリアで失うこともあるんです。常に最高の形の妥協点を見つけることなんです。現時点では旋回性に関しては望んだ方向に進んでいます。でも何かが足りません。ですからフロントとの差が大きいんです。改善が必要ですね。」

「ブリーラムには自分も参加しますが、走行する予定はありません。自分はスペアライダーという位置づけですね。後はトラックの外で自分達のライダーと他のチームのライダー達の違いを観察するということになります。どこかコーナーに近いところで観察してみます。そうすれば何かをチームにもたらす事が出来るかもしれません。」

KTMは素晴らしいMotoGPデビューシーズンの流れを引き継いで進んでいく。KTMはデビュー戦ではポイント圏外だったが、最終的には7回トップ10フィニッシュを飾り、コンストラクターズポイントでアプリリアを破っている。1年前のセパンテストでは、ポル・エスパルガロとブラッドリー・スミスは同一タイムを記録してトップから1.970秒遅れとなる21位、22番手タイムだった。


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