スズキがセミオートマチック・トランスミッションに関する特許を日本、アメリカ、ドイツで申請しました。イラストで描かれているのは現行隼ですが、このシステムは新型隼に搭載される可能性もあります。いずれにせよ、欧州においてEuro4の排ガス規制に適合しない現行モデルの隼は2018年末までしか販売することが出来ませんので、完全新型になるかどうかはさておき、2019年型の隼の登場は間違いないでしょう。

スズキは次世代の隼に搭載されるかもしれないセミオートマチック・トランスミッション・システムに関する複数の特許を申請した。スズキはこの技術に関する3つの異なる特許を申請しており、それぞれ日本、アメリカ、ドイツで特許を申請している。

特許は全てHideaki Takahashi氏の名前がクレジットされているが、彼はスズキのトランスミッションに関して複数の特許を申請している。この特許内容はクラッチの作動、ギアシフトに関わるアクチュエーターに関するものだ。これはホンダのDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)と異なり、足でコントロールするタイプのシフトシステムだ。

このセミオートマチック・トランスミッションは自動化されたマニュアル・トランスミッションであり、特許の内容は走行風による冷却も含めたアクチュエーターのポジションに焦点が当てられている。シフトペダルを操作することでECUに信号が送信され、ギアチェンジが始まる。特許では”クリッキングメカニズム”と呼ばれるフィードバックを返すことで、今までのようなマニュアルシフトのフィーリングをライダーにフィードバックするという。内容によると、この技術は他のバイク、他のタイプの車両にも転用出来るとしているが、例として使用されているのは全て隼だ。

色々な想像をふくらませる前に、特許内容についてのお約束を確認しておこう。(1)特許に示されているアイディアは市販されるわけではない。(2)もしこの特許内容が利用される場合、この特許が申請されてから市販化に至るまでに明確なタイムラインは存在しない(3)特許申請で使用されているイラストはあくまでイラストであり、将来的に生産されるとは限らない。

こうした事を考えると、このイラストに登場するのは現行の隼であるように見える。同様に思えるエンジン、フレーム、そして特徴的なテールデザイン。現行の隼は2008年に登場し、それ以降はマイナーチェンジしか施されていない。であるからして、このセミオートマチック・トランスミッションが現行モデルに適用される可能性はある。しかし現行の隼はEuro4を満たしておらず、欧州では時期に販売出来なくなる。

新型隼の登場は2019年が予定されている。噂の多くでは排気量が1440ccとなり、ターボチャージャーを搭載するという話もある。隼が現行のライバルであるニンジャZX-14Rに近づける為に大排気量化されるというのはある程度的を得ているだろう。しかしターボ化されるという噂はにわかに信じがたい。スズキは以前こうした過給に関するテクノロジーは最大排気量の4気筒バイクではなく、中排気量のエンジンに採用すると述べている。セミオートマチック・トランスミッションはターボよりも採用される可能性が高いだろう。ギアシフトの最適化はさらなる効率化に役立つだろう。

スズキが新型隼を登場させるのかどうかはわからないし、これがセミオートマチック・トランスミッションを装備してくるかもわからない。ただ、現行モデルは2018年12月31日以降に欧州で販売は出来なくなる。ということは秋頃のモーターサイクルショーにおいて2019年モデルが登場することになる。興味深いことに、2019年は隼にとっては登場から20周年となる。新型モデルにはその他の新たな変更があることも期待できよう。

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