★MotoGP2018 カタールテスト最終日に、ウェット路面での視界のチェックを実施

今年のカタールテストの最終日には、路面を濡らした状態でテストが行われます。これは昨年の開幕戦で、レース前に降った雨によってレース開催が大幅に遅れ混乱した事を受けたものです。カタールでは夜間の視界を確保するために照明から路面へ大量の光が照射されますが、雨で路面が濡れることで光が反射して視界が悪くなるのでは?という懸念があるため、今回こうしたテストが行われることとなりました。同様のテストは昨年カピロッシが行い「問題ない」としていますが、今回のテストでは実際にMotoGPクラスに参戦するライダー達が同時に走行する中で判断を下すこととなります。

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昨年のレースのこともあり、カタールテストの最終日の夜にウェットウェザーテストが行われる。これはライダー達が濡れた路面からのライトの反射光にどの程度影響を受けるかを確認するためのもの。

MotoGPレースディレクターのマイク・ウェッブは、土曜日(3/3)のカタールテストにおいて、ロサイル・インターナショナルサーキットをウェット状態にし、ライダー達は同時にピットレーンを離れ、ウェットレースの状況を再現するテストを行うとCrash.netのインタビューに答えた。

路面からの照明の反射によって視界が制限されるということに関して、ライダー達はマイク・ウェッブの判断に頼る必要があるだろうか。レースディレクションはロサイル・インターナショナル・サーキットにおいて、夜間に照明を点灯した状態で雨が降った場合、走行が不可能であるという明確な証拠を得ることになるだろう。

そのため、開幕戦カタールで雨天のレースが可能であるかどうかを調べるテストが予定された。昨年は軽い雨が降ったことで予選が完全になくなり、最高峰クラスのレースは開始時間が大幅に遅れる結果となった。


レースディレクションのロリス・カピロッシは、昨年似たような状況下でセーフティーオフィサーのフランコ・ウンチーニが乗る車の後をロードバイクで走行した。ウェッブによると、カピロッシは強烈な照明の元、雨天でのレースは”全く問題ない”と結論づけた。今回予定されているテストは、こうしたコンディションでのレースが本当に可能なのかを、24台のバイクが共に水しぶきを上げながら走行する中で判断することとなる。

最終的な判断はライダー達に委ねられる。ライダー達は走行の後に話し合いを持ち、結論を出す。

マイク・ウェッブ

「このテストは雨がいかにレース開催に影響を与えてきたかということで開催されるもので、特に昨年は大きな影響がありました。濡れた路面にライトが照射されている状況下で、レース走行が可能かどうかという事を理解するというテストになります。そしてこのテストの後に、もし雨が降った場合にどうするかを考えることになります。ですから、今回のテストはまず最初の一歩なんです。」

「テスト最終日の最後の1時間にウェットテストを行います。これは視界の有無を確認するためだけのテストです。これはセッティングだとかラップタイムを出すためのものではありません。これは単純に集団で走行してみて、ライダー達がレースで望むような視界が得られるかどうかということです。これが一番重要な疑問なんです。」

「もし答えがNoであれば、雨が降った場合の走行はなしです。もし答えがYesであれば、もしレースの中で雨が降った場合にどうするかを決めることになります。今年の新しいタイムテーブルでは、Moto2とMoto3は日中明るい間のレースとなります。彼らは雨天であっても日中のためレースを行います。問題になっているのは雨天と路面へのライトの照射なんです。」

「ロリスは同様の判断をする理由でテストを行っていました。あの時はロリスしかバイクに乗っていませんでしたので、フランコが車に乗って路面から水しぶきを巻き上げるという役目を担っていたんです。トラックはいくつかの部分で濡れていました。あのテストは限定的なもので、決定的なものではなかったんです。私は走行映像を見て”これではレース開催は無理だ”と思ったんですが、ロリスはライダーとしての経験から、”全く問題ない”としたわけです。」

「我々が望んでいるのは結論をしっかりと出すことです。多くのライダー達がウェット路面で同時に走行し、実際にMotoGPで戦うライダー達からの意見を聞くわけです。多くの安全面に関する決定と同様に、多くのライダー達の合意の元に決定する必要があります。」

「18台の大きなトラックが水を満載し、サーキットに散水します。これはセッションの時間が限られているためです。どのような視界になるのかを確認したいのです。大きなオペレーションにはなりますが、こうした事は可能ですから、これを行おうということなんです。」

カタールのタイムテーブルは今年から変わり、Moto2とMoto3のレースは2時間前倒しとなり、MotoGPクラスのレースのみが夜間に行われることとなる。
(Photo courtesy of michelin)


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