★MotoGP2018 エルヴェ・ポンシャラル「新しいメーカーとの契約は2019年から2021年までの3年契約でファクトリーマシンを使用する」

まだKTM、テック3からの正式な発表はありませんが、テック3のエルヴェ・ポンシャラルの話の内容からすると、テック3は来年から3年間の契約でKTMからファクトリーマシンの供給を受けるようです。KTMであればMoto3、Moto2からルーキー選手も供給されるでしょうし、ジョナス・フォルガー選手の離脱で大変な苦労を味わったポンシャラルにとってはファクトリーマシンだけでなく、有能な若手選手が安定的に供給されるという面でもKTMの魅力は大きいのでしょう。

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エルヴェ・ポンシャラル

「昨年の最後の2戦に、ザルコはウェットのマレーシア、ドライのバレンシアで表彰台、そしてバレンシアではもう少しで優勝するところでした。2018年に皆がヤマハから何らかの特別なサポートが得られると思っていました。HRCがカル、Ducatiがダニロ・ペトルッチにしているようにね。しかしそれは実現しませんでした。」

「今夜はドーハでヤマハからのサポートが素晴らしいものであること、そしてトップタイムを獲得するのは十分であることがわかりました。ただ、サテライトオプションとして、常にもう少し何かさらに上の待遇を求めているものなんです。ファクトリーの選手達に少しでも近づきたいと思うものなんです。」

「新たな技術ルールがサテライトチームの助けになっていることは間違いありません。ただ、常にあと少しを常に求めているものなんですよ。それにヤマハとは20年という長きに渡って一緒にやってきました。素晴らしい思い出、素晴らしい記録があります。2000年には250cc世界選手権をオリビエ・ジャックと共に優勝しました。昨シーズンはヨハンと共に素晴らしい結果を出すことが出来ました。それに彼はMotoGPクラスではルーキーでしたし。」

「ただ、全てのレーサーがある段階で、昨年ロレンソがヤマハからDucatiに移籍したように、バレンティーノですらDucatiに移籍をしましたが、同様に異なるメーカーであればどうなるだろう?という事を見てみるのは良いものなんです。キャリアの中で、あまりにも快適過ぎると感じる事がありますが、常に新しいチャレンジをするのは良いことなんです。ずっと眠っているような状態だったということではないんです。ただ、時には自分の目を覚まし、まるで10歳若返ったように感じさせてくれる物事があるんです。」

最高の仕事をするための情熱、欲望を持ち、自分にエネルギーを与えてくれる人に会った時、自分も一緒にやりたくなるものですよ。この思いをスタッフにも伝えました。彼らがこれに対して反対することを恐れていたんですが、皆が”やろう!”と言ってくれた時は本当に嬉しかったですね。」

KTMとの契約は正式なアナウンスが無いが、ヤマハから1年遅れのマシンを利用しているテック3のポンシャラルはこれを認めている。

「私が言えることは、正式な合意発表は時期に発表されるだろうということです。この契約は2019年から2021年までの3年契約です。そして毎年我々は最新のファクトリーマシンを使用することが出来ます。つまりこの3年に関しては、ファクトリーバイクとテック3という4台の同一スペックのマシンがグリッドに並ぶ形となります。これこそ常に求めていたことなんです。今ザルコが使用しているのは良いバイクですが、ただこのマシンは完全に1年遅れのマシンです。ある程度のレベルに達すると、自分専用に作られたマシンが欲しくなり、そのためにはファクトリーの後ろ盾が必要なんです。」

「で、これを手に入れたわけです。それにテック3は常にヤマハ公認のジュニアチームになりたがっていたんですが、これが実現することはありませんでした。しかし今度のメーカーではそれが実現します。このメーカーはMoto3、Moto2、MotoGPに関わっているマーカーです。ですからMoto3クラスから若いライダーを獲得するための明確な道筋があるということです。その後中間クラスのMoto2を走り、MotoGPへジュニアチームのテック3から参戦、そして彼らの成績が良ければ最終的にはファクトリーチームから参戦出来るわけです。」

これはまさにファミリーの一部分であることですし、私にとってファミリーの一員であるということは非常に重要なんです。ですから非常にエキサイティングですね。このメーカーの現行のバイクは今使っているバイク(M1)よりも少し劣るかもしれません。ただ、全体のパッケージを良くするために改善の余地、開発の余地、アイディアを共有する余地があるんです。」

プロジェクトの一員であること、データがあり、共に成長するために我々のインプットを聞いてくれ、共に成長しようとしてくれること、これこそ私が求めていたものなんです。2017年が終わった段階から、もし今後ザルコがフルファクトリーのパッケージを得られないとしたら、それはおかしいと言ってきました。明らかに彼はファクトリーバイクに相応しいですし、ファクトリーバイクというのは彼がMotoGPチャンピオンシップを戦う上で必要としている最後のツールなんです。」

「これは明らかにヤマハにいては実現しません。ザルコの密かな夢はマーヴェリックがヤマハ以外のどこかにいくか、バレンティーノが早めに引退を決意するかというものだったでしょう。ただ、マーべリックは契約を更新、バレンティーノにしても彼が現役を続けるというのは特に秘密と言えるものではありません。ですから、彼にとってヤマハファクトリーチーム内に居場所は無いんです。彼はあらゆるオプションに目を向けていますよ。」

「ザルコはテック3が来年どこにいくか知っています。彼も同様に新しいチャレンジに興奮しています。自惚れているわけではありませんが、私達は素晴らしい関係なんです。それにザルコも彼のクルーチーフのギー、データエンジニアのアレックスと共にいることの重要性は理解しているでしょう。この2人に加えてメカニックが非常に重要です。素晴らしいバイクを持つということは非常に重要ですから。もちろん素晴らしいライダーであることは必要ですが、正しいセッティングを出してくれるクルー、ライダーが必要としている技術サポートだけではなく人的なサポートを理解し自信を与えてくれるスタッフというのが非常に重要なんです。」

「現時点はヨハン・ザルコと彼のマネージャーはあらゆるオプションを検討しています。ただ、彼が来年我々と一緒にいてくれるというのは夢です。不可能ではないと思いますが、ボールは彼の手元にあります。もちろんそうなれば最高ですけどね。ただ、彼がライダーマーケットに出ていくのを待ちます。彼がもらってきたオファーを見てどうするか決めましょう。」

ルーキーのハフィズ・シャーリンは2018年にザルコのチームメイトとなる。テック3はMoto2でもトライアンフのエンジンを搭載したKTMのマシンを使用することになると考えられている。

(Photo courtesy of tech3)

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