開催が迫る世界耐久選手権ですが、ダンロップ、ブリヂストンを使用するチームのプライベートテストがル・マンのブガッティ・サーキットにて行われました。なお、レース自体は4月21日、22日に開催となります。

世界耐久選手権のル・マン24時間の開催まで40日を切った。有望チームのいくつかはル・マンのブガッティ・サーキットにおいてテストを行っている。

ダンロップ、ブリヂストンのタイヤを使用するチームの幾つかがル・マンにおいてプライベートテストを行った。ル・マンがホームレースとなるスズキ・エンデュランス・レーシング・チーム(ダンロップ)はテストにおいてフロントローに戻ってきた。ボルドールでは開発が続く新型GSX-R1000に問題が発生したが、チームは冬休みを使用してエレクトロニクスを把握、ボルドールで学んだ教訓を振り返った。チームマネージャーのDominique Méliandは「SERTでは皆が常に学習を続けています。ル・マンでは皆さんを驚かせる事が出来ると思いますよ。冬休みを全てマシンの最適化に費やしましたからね。」と語る。

SERTと同様に注目が必要なのは、元チャンピオンであるGMT94ヤマハだ。GMT94ヤマハは現在まで素晴らしいレースを続けているが、今回のテストでも素晴らしい結果を記録した。だが、これはヤマハのファクトリーがサポートするもう1つのヤマハチームであるYARTにも当てはまる。YARTヤマハのチームマネージャーであるMandy Kainzは、2018年型のR1にはファクトリーでテストされた新しいパーツが組み込まれていると語る。ブロック・パークス、マービン・フリッツに加えて、今回から日本人ライダーの藤田拓哉が参戦。彼はブガッティ・サーキットで数周の走行でペースを掴んだようだ。

その他の優勝候補としてはSRCカワサキがいる。SRCカワサキはピレリのタイヤテストをスペインで行っている。しかしホンダ・エンデュランス・レーシングも優勝の可能性がある。ボルドールで3位を獲得したホンダはワールドスーパーバイクのオペレーションマナージャーであるクリス・パイクの力を借りて、エレクトロニクス、セットアップの調整を行っている。

日本のF.C.C. TSRホンダフランスのCBR1000RRの姿もル・マンにあった。アラン・ティーチャーは怪我から復帰し、ジョシュ・フック、フレディ・フォーライと共に戦うこととなる。

<EWC プレスリリース>