★Moto2 ダニー・ケント「今年良い結果を出すことは非常に重要」

今年からMoto2クラスでSpeed Up Racingと共に新たにレース活動を開始するダニー・ケント選手。昨年はワイルドカード出場などの他はトレーニングに充てていたとのこと。今年のレース内容は非常に重要になりますが、どのようなシーズンに出来るでしょうか。

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1年ほどグランプリパドックを離れていたダニー・ケントは、レース活動にMoto2クラスで復帰する。彼はここでSpeed Up Racingと共に彼のグランプリのキャリアを再びスタートする。ケントは昨年アメリカGPにおいてステファン・キーファーのMoto2チームを離脱。その後はAki AjoのMoto3チームからワイルドカード参戦をするに留まった。

2018年と2019年にSpeed Upを2年契約を結び、ケントは南イタリアに移り厳しいトレーニングを実施。ここで彼はMoto2ライダーとして必要なフィジカルコンディションを整えることにした。テストの内容は良く、Crash.netはヘレスにおいて彼がレースから離れて何をしていたのか、2018年シーズンへの準備、シャーシの変化、彼のこの先の目標などを聞いた。

 

Q

「Speed Upとは今のところどうですか?」

ダニー・ケント

「いいですね。ほとんど全てのテストでサスペンションを変更しています。このテストで自分達はオーリンズを使用しました。最初昨年のバイクをテストした時はWPのサスペンションを使用していました。過去3年間彼らはWPを使用していたんです。これで自分はベストラップを記録したんです。昨年11月に1:41.9を記録しました。しかしその時点で彼らはカヤバと交渉をしていました。カヤバを使用して良い感触を得ました。フロントが非常に良い感触なんです。しかしリアに問題が出てしまいました。冬の間に彼らはリアに新しいものを持ってくると言っていましたが、それを使用しても問題はそのままだったんです。何をしても問題は変わらなかったんですよ。」

「それで最後のテストで、ルカ(Speed Upのボス)が”オーリンズを使ってみるか”と言いました。オーリンズはずっと良い感触でしたね。このサスペンションはドライで4回のセッションくらいでしか使用出来ませんでした。でも既にその時点でカヤバのベストタイムを記録出来たんです。ですからチームがサスペンションを変更してくれて良かったですね。もう少し良いタイムを記録するには、もう少し距離を走る必要がありましたね。何かしら問題があれば、カタールで調整の時間はあります。チームは過去3年間異なるサスペンションを使用してきたんです。本当に違うサスペンションなんですよ。」

 

Q

「ということは開幕戦である程度周りに追いつく必要があるんでしょうか?」

ダニー・ケント

「ええ。そうなるでしょう。リアに関しては4回のセッションで既に良いフィーリングを得ています。フロントは後は少し変更が必要ですね。ただ、カタールでは全てがうまく噛み合いかもしれません。今のところは満足しています。新しいサスペンションに慣れるために、あと少し時間が必要なんです。」

 

Q

「シャーシに関して、KalexやSuterで走った後に何らかの適応作業は必要でしょうか?」

ダニー・ケント

「そこまでではありません。一番はサスペンションを変更したことですね。これで全てが変わってしまうんです。特にカヤバからオーリンズへの変化は大きかったですね。特にリアです。カヤバでは多くの問題がありました。スロットルに触れた途端にラインがワイドになってしまうんです。何をしても同じでした。常にこの問題は変わりませんでした。現在はオーリンズで素晴らしい旋回性能があります。しかしグリップに関しては少し低いですね。色々と試したいことはあるんです。しかし、雨のせいでそれが出来なかったんですよ。」

 

Q

「今シーズンに関しては何らかの目標があるんですか?」

ダニー・ケント

「まだ特にこれといった目標は定めていません。とにかく優勝したいんです。いかなるライダーも優勝を望むものです。しかし自分の過去の結果を見て現実的に考える必要があります。もしシーズンをトップ10で始める事が出来て、そこから結果を良くすることが出来ればいいですね。」

 

Q

「ほぼ1年ぶりにトラックに帰ってきて気分はどうでしょう?」

ダニー・ケント

「昨年は自分にとって妙な1年でした。自分はほとんどずっとレースをしてきたわけですから。昨年は確か4回程度しかレースをしなかったですよね。これは極めて妙な1年でした。」
 

Q

「その間何をしていたんでしょう?」

ダニー・ケント

「真剣にトレーニングを始めました。確か8月にはナポリに行きましたね。ほとんどは今シーズンに向けてトレーニングをしていたんです。ほぼ2日日一度か毎日トレーニングをしていました。自分はコルシの元トレーナーとトレーニングをしていました。昨年は8月にアラゴンでテストに参加したんです。それからナポリに行ってフィットネスのテストをしました。それからずっとアパートを借りて住んでいるんです。」

 

Q

「このトレーナーはルカからの紹介ですか?」

ダニー・ケント

「実際はシモーネがルカにこのトレーナーを紹介したんです。彼は良いやつですよ。1990年にはオリンピックに出場していた人です。ランニングではなく競歩ですね。彼らは歩いているといいますが、でも自分が走るペースより速いんですよ。」

 

Q

「どのようなトレーニングなんですか?色々なことをやるのでしょうか?」

ダニー・ケント

「色々ですね。ただほとんどはランニングです。ほとんど毎朝45分から1時間半くらい走っています。時には20キロ走ることもあります。多くはゆっくりとしたランニングです。これは全て心拍のためのトレーニングなんです。夕方にはジムで筋力強化のトレーニングです。過去にはモトクロス用の自転車をかなりやっていました。バンをイギリスからナポリまで走らせて2日かかり、ここに自転車を積んでいったんです。」

 

Q

「昨年の時点で他にどこか違う環境でレースをすることを考えていましたか?」

ダニー・ケント

「ワールドスーパースポーツで話がありました。Moto2での結果や与えられていたチャンスを考えると、Moto2で走るというのは厳しいだろうなと考えていました。ですからMoto2でチャンスを得られない時の為に別のチャンスを探していたんです。ワールドスーパースポーツのPuccettiと話をしていて、実際は最後の4戦に参戦してくれないかと言っていたんです。合意する方向だったんですが、その後ルカと契約を交わしたわけです。Speed UpならBSBに参戦する機会もありますしね。ただ、今の段階では世界選手権に引き続き参戦したいと考えています。」

 

Q

「昨年の事件を考えると、今回があなたにとってはグランプリのパドックにおいて最後の機会ではないかと思いますか?」

ダニー・ケント

「正直に言って今回この話をいただけたのはラッキーだったと思います。これで今回結果を残せない場合は、チームに50万ドルを持参しないと走行する機会はないでしょう。今年良い結果を出すことは非常に重要です。チームとは2年契約ですが、時にパドックにおける契約は何の意味も持たないことがありますから。」

 

Q

「チームと作業をしていていかがでしょうか?」

ダニー・ケント

「チームには素晴らしいフィーリングを感じています。ルカは本当にレースに対する情熱が凄くて、自分達も同様に勝つためにここにいます。このバイクは過去3年間WPのサスペンションを使用することを前提に開発が進められてきましたから、カタールではライバルに遅れを取った状態となります。時にはサスペンションとタイヤが上手く組み合わさる時があります。今はまだ手探りです。ですからカタールでは問題を抱えることになるでしょう。ただ、そこでバイクが素晴らしい形で機能するかもしれません。でも自信はあります。昨日テストした状態のバイクがあればと思います。自分の理想のタイムは実際のタイムより0.3秒速いもので、これで自分達は6位ポジションを獲得出来るはずです。オーリンズでは4回のセッションしか走っていませんが、自信はあります。」

 

Q

「まだ開幕前ですが、シャーシのポテンシャルに関してはいかがでしょうか?」

ダニー・ケント

「優勝経験があるシャーシですが、別の年の話でサスペンションも異なります。表彰台は可能でしょう。昨年は自分は5ヶ月から6ヶ月バイクに乗っていませんでした。ここでは2日間テストをして、2日目には1:41.9を獲得しました。このタイムは良いタイムですからバイクにもポテンシャルがあると言えます。新しいサスペンションを手に入れたばかりですから、まずは速く走るための正しい方向性を見つけることですね。それが出来ることはわかっています。」

 

Q

「昨年も話をさせてもらいましたが、レースを楽しめていないようでした。今はこの場に戻ってきて何を感じますか?」

ダニー・ケント

「苦戦している時は物事を楽しめないのは普通なことです。チームとの作業に関しては本当に満足しています。バイクにも満足しています。ですから今はライディングを楽しめていますよ。レースが自分の人生です。ですからレースが楽しければ自分の人生も楽しめているということです。」

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