★MotoGP2018カタールGP 木曜プレスカンファレンス翻訳

今シーズンもいよいよ開幕しました。「気になるバイクニュース」では、今年も木曜プレスカンファレンスから全てのプレスカンファレンスを、ほぼ全文翻訳していきます。今年はメインプレゼンテーターがニック・ハリスからスティーブン・デイに変わり、ソーシャルメディアの質問はスティーブン・デイに変わってエイミー・ダーガンがライダー達に聞くようになっています。今回のプレスカンファレンスでも優勝予想、タイヤの供給方式の違いなど、色々な質問が出ています。

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スティーブン・デイ

「皆さんそれではいよいよ2018年シーズンが始まります。我慢の時は終わりました。カタールでグランプリレースが開催されるのは15回目、ここロサイル・インターナショナル・サーキットで開幕戦を迎えるのはこれで12回目です。今日は昨年のチャンピオンであるマルク・マルケス、ランキング2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ、そしてマーべリック・ビニャーレス、バレンティーノ・ロッシ、さらにヨハン・ザルコ、アンドレア・イアンノーネを迎えています。ではまずマルケスから伺います。チャンピオンとしてシーズンをスタートするのは、これで6度目です。既にレプソルホンダとは2年契約を更新していますが、今年はますます接近した戦いになると思います。レプソルホンダとの2年契約更新に関しては、簡単に決断出来たのでしょうか?」

マルク・マルケス

「まずはここにいることが出来て嬉しいですね。長い冬、プレシーズンテストがようやく終わりました。皆がしっかりと準備が出来ているようですね。今年は今までになく良い形でシーズン開幕を迎えたと言えるでしょう。既に将来の話も決まっているわけですから、ただ、自分とホンダ、ホンダと自分で合意に至ることが出来たのは良かったですね。実はプレシーズンがどういう形で進むだろうかと思っていたんですが、良い作業が出来て、バイクも極めて良い形で機能しました。ホンダの中で本当に大切にされていると感じることが出来ました。これが一番重要なことなんです。これで今シーズンはよりトラックに集中することが出来ます。」

 

スティーブン・デイ

「今年のレッドブルホンダはより完成されたパッケージであるように感じます。よりパワーもあるようですし、テストの中ではどう感じましたか?」

マルク・マルケス

「プレシーズンはエンジンに集中して作業しました。エンジンに関してはご存知の通り開幕後は開発が凍結されてしまいますからね。他のエリアはエレクトロニクスなどに関してもシーズン中に改善が出来ますけど。ただ昨年よりも良いベースで良い形でスタート出来るというのは確かです。いくつかのトラックは自分達にとって厳しいということはわかっています。いくつかのトラックではアタックも出来ますが、いずれにしてもこういった事をしっかりと理解する必要があります。」

 

スティーブン・デイ

「マルクありがとう。それではドヴィツィオーゾ。昨年は本当に素晴らしい1年でした。最終戦までマルクと共に戦ったわけですが、今年の冬は今までの冬とは異なるように感じましたか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「シーズンを最高の形で終えると、冬の間は素晴らしい気分です。昨年は本当に素晴らしいレースが出来ました。それにさらに良いのは、今年はもっと戦闘力を発揮出来るだろうと思えることなんです。ウインターテストの中では本当に良い形で作業が出来ましたし、Ducatiも冬に間に素晴らしい形で仕事をしてくれました。テストのための多くの新しいパーツがありましたし、全てのパーツを適切な形でテストすることが出来たと思います。ただ本当の実力というのはレースでしかわかりません。ですからここでのレース、そして特に開幕から数戦の中で自分達のレベルを理解することが重要だと思います。」

 

スティーブン・デイ

「今年は今までで初めてMotoGPタイトル獲得が可能だと感じてシーズンをスタートする年になると言えますか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「そうですね。ファクトリーチームでレースをするということの目標は本来それなんですが、今まではそんなふうには感じませんでした。チャンスはありましたが、18戦全てで勝負出来る状態ではありませんでした。ただ、今年はあらゆる面でより良い状態にいると感じます。これは自分に関してもバイクに関してもそうだということです。これがそのままタイトル争いが出来るという意味ではありませんけど、間違いなく昨年よりも良い形ですね。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではマーべリック・ビニャーレス。今年に入ってヤマハと2年契約を真っ先に更新しました。昨年は素晴らしい形でテストを終え最高のシーズンスタートとなりましたが、1年ヤマハのバイクに乗って現在の状況はいかがでしょうか?」

マーべリック・ビニャーレス

「状態はいいですよ。レースウィークエンド、レースが好きですしね。今年も非常に良い気分でシーズン開幕を迎えています。確かにベストのレベルではないという時もありますが、レースセットアップに関して多くのものをテストしましたし、良い仕事が出来ると感じています。良い仕事が出来ていると思います。もちろん改善は必要ですけどね。ただ、昨年と同様にモチベーションに溢れていますしバイクの上で良い気分で走行出来ています。とにかくシーズンをこれからスタートするということですね。」

 

スティーブン・デイ

「色々なエリアでテストをしてきたと思いますが、どこか特定の部分に関してここの改善が必要だと感じる部分はありますか?」

マーべリック・ビニャーレス

「シーズン中には全ての部分で改善が必要です。準備は出来ていますし、少しずつレースごとに改善を重ねていきたいと思います。」

 

スティーブン・デイ

「マーべリックありがとう。それではバレンティーノ・ロッシ。まずは2年契約の更新に触れねばなりません。2020年までレースを続けることになるわけですが、旅は続きますね。」

バレンティーノ・ロッシ

「嬉しいですね。今の契約をサインした時は、サインしながら”これが最後の契約になるかもな”と思っていたんです。この後の2シーズンで判断をしようと考えていました。ただレースを続けたいとは思っていました。もちろんトップレベルを維持するというのは大変なことですし、戦力を維持するのはより難しくなっていきます。ただ、この挑戦に向けて十分な戦闘力、そしてモチベーションがあると感じました。

 

スティーブン・デイ

「まだレースを続けるという事に飢えているわけですね。」

バレンティーノ・ロッシ

「昨シーズンの終わりにヤマハとの話の中で、テストの中で判断すると伝えたんです。もしウインターテストを生き残れたら契約するよって話をしていました。ウインターテストの終わりでは皆が接近していましたが、自分も良い形でした。苦戦もありますが、バイクの事は気に入っていますし、快適で極めて速く走ることが出来ています。もちろんかなりの作業が必要ですが、テストを終えて現役続行を決断しました。」

 

スティーブン・デイ

「バレンティーノありがとう。それではヨハン・ザルコ。2017年は素晴らしい1年でした。昨年のレースではカタールで6周トップを走り、その後は表彰台を獲得するレースもありました。ルーキーだったあなたが、12ヶ月後にMotoGPの場で、タイトル争いに加わるかもと言われることを想像していましたか?」

ヨハン・ザルコ

「12ヶ月前はプレスカンファレンスの場に呼ばれるなんてことも想像していませんでした。昨年レースをリードした事が自分に大きな自信を与えました。それに昨年のシーズンは本当に素晴らしい形でしたし、色々なことが理解出来ました。マレーシア、タイ、そしてここでテストを終え、僅か1周のラップタイムとは言え、トップでテストを終えることが出来たのは最高でした。これがチーム、そして自分を笑顔にしてくれました。そしてこういう結果をレースウィークエンドでも再現したいと思わせてくれました。」

 

スティーブン・デイ

「2018年の終わりでテック3がヤマハとの提携を辞めると発表しました。2019年にどういった形になるだろうかという事を考えますか?」

ヨハン・ザルコ

「2019年にテック3がKTMと組むという事は変わらぬ事実です。今は自分はヤマハのバイクで良い形で作業が出来ていますし、チームもバイクの事を良く理解しています。ですから来年はどうなるかわからないとは言え、今はバイクの良い部分を全て活用してシーズンを終えるということが、テック3にとっても最高の形でシーズンを終えることだと考えています。

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではアンドレア・イアンノーネ。昨年は非常に厳しい1年でしたが、終わり方は非常にポジティブなものでした。スズキがこの冬に成し遂げた進化についてはどの程度満足していますか?」

アンドレア・イアンノーネ

「確かに2017年シーズンの序盤は厳しいものでした。ただ後半を差を詰めていくことが出来ました。とは言え、引き続き良い形で作業を続けていきます。今年は良い形でスタート出来たと思います。序盤からバイクは良いベースだと思いますし、テストの中でも良い形で進めることが出来ています。自分達にとって何が良いのかを理解しようとしています。特にカタールではバイクのフィーリングが非常に良いんです。いずれにせよ皆が接近していますよね。このクラスは皆が強力ですが、ベストを尽くします。

 

スティーブン・デイ

「昨年は転倒しましたが、カタールでは今まで優勝争い、表彰台争いが出来ています。カタールのどの部分が好きなんでしょうか?」

アンドレア・イアンノーネ

「わかりません。ただ、バイクのフィーリングがいつもより良いとよりプッシュ出来てしまうんです。ただ、常にベストを尽くそうとしていますよ。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それでは最後に全員に質問です。カタールでレースが始まる前にお聞きしたいのは、2018年には誰がタイトルを獲得すると思いますか?」

マルク・マルケス

「予想は不可能でしょう。昨年は4人の名前を挙げましたけど、その中にアンドレアはいませんでした。ここにいる全員に可能性があるでしょう。特に名前を挙げることはしませんが、自分を信じています。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「マルクの言うとおりですね。少なくとも5人、6人のライダーがタイトル争いに加わるでしょう。昨年の中盤と同様ですね。過去数年はマルクが優勝していますけど、色々な可能性があるでしょう。」

マーべリック・ビニャーレス

「難しいですね。昨年は自分達はここで優勝して良い形でスタートしましたけど、シーズン中盤に失速しました。ここにいる全員、そして他にも2人、3人のライダーが可能性があるでしょう。今年はより接近しているわけですから。」

バレンティーノ・ロッシ

「今年はMotoGPのレベルが最も均衡していると思います。皆のここでのテストのペースを見ると、ここにいる全員、そしてペドロサ、リンス、クラッチロー、ペトルッチも優勝の可能性があります。ですから、少なくとも8〜10人のライダーにここで優勝の可能性があります。その後は徐々に数が減っていくと思います。ただ開幕戦に関しては多くのライダーに可能性があるでしょう。」

ヨハン・ザルコ

「ほとんど同意見です。非常に多くのライダーがいると思いますが、マルクがトップでしょう。彼が現在の参照点ですし、チャンピオンシップの目標は彼を負かすことです。どのサーキットでも最もコンスタントなのは彼ですからね。

アンドレア・イアンノーネ

「間違いなく多くのライダーがここでは可能性があるでしょう。ただ、レースごとに状況はクリアになっていくでしょうね。ファクトリーライダー、そしてプライベートチームからの数名のライダーに可能性があるでしょう、ペトルッチ、ザルコはどのテストでもスピードがありましたから、チャンピオンシップにおいてもトップ争いが出来るでしょう。」

 

スティーブン・デイ

「皆さんありがとう。良い週末をお祈りします。今回はソーシャルメディアからの質問もあります。それは最後にエイミーから聞いてもらいますが、ニック・ハリスに習ってこう言わせてもらいましょう。”フロアからの質問をどうぞ”

 

Q

「バレンティーノ・ロッシが契約を更新し、少なくとも41歳まで元気を続けるということに関していかがですか?」

マルク・マルケス

「彼はMotoGPが非常に多くを要求し、トップレベルにいる必要があることを理解しているのに、そこでモチベーションを維持出来るということが素晴らしいと思います。それに2年契約ではありますが、これからの1年も入れると実質3年間ですよね。祝福したいと思いますし、あと2年一緒にレースが出来るということを嬉しく思います。彼はMotoGPの伝説ですし、多くを学びたいと思います。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「確かに凄いことですけど、そこまで驚いてはいません。彼は速いわけですから、自分は今日の発表前からこうなるとわかっていました。このスピードを失わない限り彼は現役を続けるでしょう。彼が本当にいつ引退するかなんてわかりませんよ(笑)

ヨハン・ザルコ

「まずは彼にお礼を言いたいですね。自分のように新顔にとっては、彼と一緒に走るということは夢が叶ったということと同じなんです。もし彼が既に引退していたら、自分達ルーキーにとっての夢は叶わなかったわけですから。彼が続けてくれて嬉しいですよ。」

 

Q

「2日前にミック・ドゥーハンが、あなたは優勝出来るし、タイトル獲得の可能性もあると話していました。テストを終えて、カタールで勝つには何がヤマハに足りないと思いますか?」

バレンティーノ・ロッシ

「全てのパッケージが重要で、まだ改善が必要なエリアがあると感じています。あるトラック、ある状況においては苦戦しています。エンジン、シャーシ、エレクトロニクスに関して作業を続けることが重要です。」

 

Q

「ヘルメットについて伺いたいのと、この契約が最後になると考えていますか?」(※マイクの不調で質問上手く聞き取れず)

バレンティーノ・ロッシ

今回の契約が最後のものになる可能性は高いですが、なんともわかりません(笑)自分のスピードと結果次第でしょう。ヘルメットはF1の伝説的な70年台、80年台のデザインがモチーフです。装飾を抑えたデザインで気に入っています。トラックでどう映えるか楽しみです。」

 

Q

「ドキュメンタリーに関して伺いたいんですが、レースの後について優勝について議論を交わすというのは良いものですか?」

マルク・マルケス

「同じようなレースを出来ればと思いますが、ドヴィとの関係は非常に良いんです。レースの中では自分を信じて限界までプッシュすることが必要ですが、レースの後に話をするというのは良いものです。ドキュメンタリーの中では自分達が色々と話し合いをしていますけど、また素晴らしいレースをしたいですね。」(※これのこと

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「難しいことですが、このレベルで戦い、その戦いの後にトラックの外で戦わないということは良いことだと思います。もちろん何が起きるかわからない戦いの後では難しいことです。レースで起きた事によってはこういう事は難しいこともあります。ただ、自分は常に全てのライダーとこういう良い関係を持とうと努力しています。常に可能ではありませんけど、こういう関係性というのは重要だと思うんです。どのライダーとバトルをしたかにもよりますけどね。ただ、自分はそういう努力をしているんです。」

 

Q

「契約更新にあたって、情熱、競い合うことなど一番大きな要因はなんだったのでしょう?また今のバイクでも10度目のタイトルを狙えると思いますか?」

バレンティーノ・ロッシ

この人生を楽しんでいるんです。バイクに乗るのが好きですし、この生活スタイルが好きなんです。時には難しい時もありますが、これが自分にとっては当たり前の人生なんです。それに自分自身をトレーニングで最大限に高めるということも好きです。それにもちろんヤマハからの十分なサポートを感じることが出来るかどうかという点もそうです。チームの雰囲気が良いということも大事ですね。」

 

Q

「君が契約を更新した事を本当に嬉しく思っています。この契約は1年契約のオプションとしてもう1年というものですか?」

バレンティーノ・ロッシ

「いいえ。そのまま2年契約です。」

 

Q

「これから3年間走るわけで、今後スピードを失ったとすると、あなたの評判に傷が付くと思いますか?」

バレンティーノ・ロッシ

「可能性はあるでしょう。多くのライダー、ドライバーが自分の最高のレベルで引退をするのを見てきました。シューマッハ、ビアッジ、トロイ・ベイリスなどです。ただ、彼らはそれでハッピーだったとは思えないんです。シューマッハ、ベイリスは復帰しましたしね。ですから、自分は最後までレースをしてやろうと思ったんです(笑)将来的に”あと2シーズン走れたな”とか思いたくないんです。確かにリスクにはなります。ただ、絶頂期で引退をしようと考えていたら、6年、7年、もしかしたら8年前に引退していたかもしれません。」

 

Q

今年はミシュランが事前にシーズンの全てのレースの中で使用するタイヤを公表しています。これに関しては嬉しく思うのか、それとも柔軟性が失われてしまうと感じるのかどうでしょう?

マルク・マルケス

自分は反対です。シーズン、タイヤによってそのタイヤが別のトラックで機能するかどうかはわかりませんから、ある程度の柔軟性が必要です。チーム内ではこうした柔軟性を持っているんですが、タイヤにもこうした柔軟性が欲しいですね。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ある意味では自分のライディングスタイルやバイクに合ったタイヤがあることを願う必要がありますよね。ただ、別の観点ではタイヤの選択肢が定まっていることで、バイクに関しての作業を増やすことが出来ます。ですからいつもそうであるように、バランスの問題です。レースウィークエンドの中で、自分のバイクにとって良いものかどうかという理解が出来るでしょう。」

バレンティーノ・ロッシ

「ブリヂストンを使っていた時に近いですね。ポテンシャルは非常に高かったんですが、最後の4、5シーズンにはほとんど新しい開発はありませんでした。ですからタイヤは常に同じものだったんです。自分にとっては良いことですね。もちろんポジティブにもネガティブにもなります。タイヤは既に良いレベルにあると思いますから、同じタイヤがシーズンを通して使用出来るというのは良いことだと思いますね。

 

Q

「ヤマハとは1年契約についても考えていたんでしょうか?」

バレンティーノ・ロッシ

「もちろん1年づつということも話していました。ただ今はスタンダードが2年ですし、他のメーカーとのバランスも考える必要があります。ですから契約するにあたっては2年契約出来る状態かどうかが重要です。つまり他のトップライダー達と同じレベルを維持する必要があるということです。」

 

Q

「年齢がレースに問題を及ぼすと考えますか?他の若いライダー達と戦うのは難しくなっていると思いますか?」

バレンティーノ・ロッシ

「こういう決断をしたのは自分が初めてだと思いますが、他の選手達も40歳までレベルを維持できると思いますよ。フィジカル面で強さを維持することは出来るんです。ほとんどはモチベーション、人生における問題だと思います。続ける気があれば誰にでも出来るでしょう。若ければより勇敢さがありますし、年齢を重ねれば経験が増します。ですからバランスですね。」

 

Q

「タイヤに関してもう1つ伺いたいのですが、つまりあなたは昨年の状況のほうが良かったということですか?」

マルク・マルケス

「今の決定に不満ということではないんです。ドヴィやバレが話したように、今の形のほうが安定していますよね。ただ今年もある程度新しいコンパウンドのタイヤがあり、機能するトラックもあれば機能しないトラックもあります。今までのように選択肢が広ければ、他のコンパウンドを使用出来たんですが、今のところそういった選択肢がないんです。

 

Q

「2018年の目標はなんでしょうか?またチャンピオンシップ優勝は可能だと思いますか?」

ヨハン・ザルコ

「チャンピオンシップで優勝出来るかどうかはなんともわかりません。2年目の状況ではあまりにも大きな話でしょう。昨年チャンピオンシップ6位でしたから、まずはチャンピオンシップ5位を獲得すること、そして表彰台争いを何度も出来ることでしょう。トップ3を目指したいと思いますが、言うは易し行うは難しです。全てのレースでベストを尽くすというMoto2で得た教訓を活かしたいと思います。バイクを全19戦で上手く使えればトップタイムを記録出来るんです。いかにこれを毎回行うのかを理解することが必要です。

 

Q

「独立チームのライダーが最後までタイトル争いが出来ると思いますか?」

マルク・マルケス

そう思います。ザルコのことはわかりませんが、カルの場合は自分達と完全に同じバイクです。十分に可能性はあると思います。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ファクトリーにもよると思いますが、ダニロのようにファクトリーバイクであれば可能性はあるでしょう。ファクトリーバイクであればあらゆるレベルまでも細かい作業が可能ですが、サテライトではそれが難しいこともあります。ただ、これが違いを生み出すこともあればそうでないこともあります。」

マーべリック・ビニャーレス

「それは可能でしょう。昨年は全てのバイクが良いレベルでしたから、どのファクトリーであってもそういったチャンスがあるでしょうね。」

バレンティーノ・ロッシ

「ええ。ファクトリーチームでない場合はそれが少し難しいこともあるかもしれませんが、可能性があるでしょう。特にザルコ、クラッチローは本当に強力なライダーですから。ホンダ、ヤマハも素晴らしいバイクを用意しています。MotoGPでは現在全てのファクトリーが良いバイクを用意していると思います。」

アンドレア・イアンノーネ

「確かに現在のMotoGPバイクのレベルは皆非常に高いですし、ここ数年はファクトリーとサテライトの関係も非常に良いと思います。ですからファクトリーからのサポートがあるサテライトチームには大きな可能性があると言えるでしょう。」

 

Q

「ヤマハと契約した時、バレンティーノがここまで長くチームメイトでいると考えていましたか?」

マーべリック・ビニャーレス

「ヤマハと契約した時はバレンティーノも契約更新をすることを願っていました。そうすれボックス内のレベルは非常に高いままですし、それは互いにとって良いことなんです。自分でもさらにプッシュして、チームもさらに要求しバイクも良くなる。自分にとっても非常にポジティブなことです。」
 

スティーブン・デイ

「皆さんありがとう。それではエイミーからソーシャルメディアの質問してもらいましょう。」

 

エイミー・ダーガン

「それでは今年始めてのソーシャルメディアクエスチョンです。バレ、Instagramからの質問です。”アカデミーを運営してきた中で、生徒の一人であったフランコ・モルビデッリがあなたとトラック上で戦うことになり、来年はフランセスコ・バグナイアがやってきます。これに関していかがでしょう?”」

バレンティーノ・ロッシ

「アカデミーとしては嬉しいですね。フランコに関しては、彼がヨーロッパ選手権のスーパースポーツクラスで600ccで走っていた2011年から彼をサポートしてきました。あれはストリートバイクでストリートタイヤを使用したレースですが、それから数年後に彼がこうしてMotoGPに参戦するというのは素晴らしいことです。バグナイアに関してもそうですね。ただ、これからはトラック上では完全なライバルです。ただ最終的にはとても嬉しいものです。フランコのMotoGP昇格は素直に嬉しいです。」

 

エイミー・ダーガン

「ただ、今もランチでは一緒にバトルをしているわけですよね?」

バレンティーノ・ロッシ

「確かにそうですね。ランチでも小排気量のバイクでも、ゴーカートでもモトクロスでもそうですね。ですから互いの手の内は良くわかっているんです(笑)」

 

エイミー・ダーガン

「バレンティーノありがとう。それではザルコ、Instagramからの質問です。”マレーシア人として初のMotoGPライダーをチームメイトに持つことはいかがですか?”」

ヨハン・ザルコ

「彼のニュースは嬉しいですね。マレーシアでは彼はまさにスーパースターですから、マレーシアのレースウィークは大変なものになるでしょう。フランスに行っても同様に多くのサポートがあると思いますが、どの国に行っても多くのファンがサポートしてくれるでしょう。」

 

エイミー・ダーガン

「ありがとう。それではドヴィツィオーゾ、Facebookからの質問です。”ほとんどのライダーがあなたは最も抜きにくいライダーの一人と話していますが、あなたにとって最も抜きにくいライダーは誰ですか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

ダニロ・ペトルッチですね。彼もブレーキングが深いですし、体が大きいですからね。彼が前にいると本当に抜きにくいですよ。」

 

エイミー・ダーガン

「ありがとう。それではマーべリックにFacebookからの質問です。”MotoGPライダー達は迷信深い人もいます。バイクに乗る前に、あなたなりの儀式はあるのでしょうか?」

マーべリック・ビニャーレス

いつも右側のグローブ、右側のブーツから装着するんです。常に右からです。
 

エイミー・ダーガン

「他にはありますか?」

マーべリック・ビニャーレス

「一杯ありますよ(笑)でも次回の質問のために取っておきます(笑)」

 

エイミー・ダーガン

「わかりました(笑)それではアンドレア・イアンノーネ。Facebookからの質問です。過去のトラックをレースで走行出来るとしたらどのトラックを選びますか?」

アンドレア・イアンノーネ

ラグナ・セカですね。ルーキーイヤーは怪我をしていて走行出来なかったんです。多くのライダーが危険なトラックだけど最高のトラックだと話していて、いつか自分も走ってみたいんです。」

 

エイミー・ダーガン

「ありがとう。それでは最後にマルケス、ドキュメンタリーの中で最も面白い部分はどこだと思いますか?」

マルク・マルケス

「多くの部分が面白いんですけど、最高なのは自分にこうしてドヴィツィオーゾと話をするのはいかがですか?と聞く部分ですね。最終コーナーでのタイトなバトルの後で、10分後にはコーナーがどうであったとか、色々な事を良い関係性の中で話しているんです。

 

エイミー・ダーガン

「最も笑ったのは?」

マルク・マルケス

「エミリオ・アルサモラのリアクションですね(笑)」

 

エイミー・ダーガン

「ありがとうございました。」

スティーブン・デイ

「皆さんありがとうございました。」

(Photo courtesy of michelin)

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