NTS RW RACING GP のジョー・ロバーツとスティーヴン・オデンダールは、2018年シーズン第2戦アルゼンチンGPの予選で、10番手タイムと14番手タイムを記録する快挙を達成しました。

土曜日のテルマス・デ・リオ・オンドサーキットは不安定な天候に翻弄され、コースコンディションも一定しない難しい一日になりました。午前のFP3でも快調な走りを披露していたロバーツとオデンダールは、現地時間午後1時30分に始まった予選でいよいよ本領を発揮。NTSの特性を存分に発揮し、ロバーツは45分間のセッション中に上位5番手に食い込む健闘を見せました。最終的には10番手でこの日の走行を終え、明日の決勝は4列目10番グリッドからスタートします。オデンダールも安定感の高い走行を続け、5列目14番グリッドを獲得しました。全23周で争われる明日の決勝レースは、午後1時20分(日本時間9日午前1時20分)にスタートします。

スティーヴン・オデンダール(P14–1分57秒813)

「今日の予選はとてもうまく進めることができた。僕のMoto2世界選手権レースキャリアで最高のグリッドポジションを獲得できたことが、とてもうれしいんだ。バイクはウェットコンディションでもとてもよく走っているので、明日がウェットレースになればポイント圏内でフィニッシュできる自信は充分にある。今日は、すごくいいセッションになった。いいバイクを仕上げてくれたチームの努力には本当に感謝をしている」

ジョー・ロバーツ(P10–1分57秒293)

「世界選手権で自己ベストの予選結果になって、本当にうれしい。ウェットコンディションで高い戦闘力を発揮できる自信は、充分にあったんだ。予選開始直後からいいペースで走れて、あっという間にトップファイブにつけることができた。セッション終盤になると、速い選手たちがタイムアップしてきたので、僕は10番手になってしまったけれども、NTSで初めて走ったウェットセッションでこの順位なんだから、スーパーハッピーだよ。こんなに力強い走りをできるのは、本当にすごいことだと思う。明日の天候はドライになるのかウェットになるのか予測不可能だけれども、決勝ではスタートを決めて上位グループについて行ければ、ポイント圏は充分に狙えると思う。いいグリッドポジションでレースを迎えることができるので、後方スタートと比べるとはるかに有利に戦いを進めることができる。明日は全力を振り絞って、最後まで戦い抜くよ」

ヤルノ・ヤンセン(チームマネージャー)

「今日の予選では、両選手ともとてもがんばってくれました。不安定な天候の中、最初からウェットタイヤで行こうと決めたのは予選の戦略としても成功でした。セットアップもうまく進めることができました。高い戦闘力を発揮してこれだけ良い内容のセッションになったのは、もちろん、ジョーとスティーヴンががんばってくれたおかげです。NTSRWRacingGPとしても、全員が一致団結してチームワークを発揮できました。NTSと両選手のがんばりに心からの敬意を表したいと思います」

<NTS プレスリリース>