★MotoGP2018 マルケスの走りはライバルへのリスペクトを欠いたものであった。

プレスカンファレンスでもお馴染みのジャーナリストPecinoさんの今回の騒動に対するフェアな意見の記事をご紹介します。Pecinoさんは、スペイン人であっても今回のマルケス選手の行いは間違っていたと言えるとしています。熱狂的なアルゼンチンのロッシ選手のファンのことですから、これで追加制裁が無いとなると、来年のアルゼンチンGPではマルケス選手の身の安全が保証されるかどうか。。という気もします。

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またか!コントロールを失ったマルク・マルケスがバレンティーノ・ロッシをまたしてもコース外に押し出し、これによってこのスポーツにネガティブな影響を与えた2015年のシーズンのいざこざが、また始まってしまった。

レースの後、怒り狂ったバレンティーノ・ロッシ・ファンクラブのメンバーがテルマスのプレスルームにやってきて、私に向かって「お前がマルク・マルケスを守れるか見てやろうじゃないか!何か言いたい事はあるか!」と叫んだ。そう。単純に私がイタリア人ではなく、マルク・マルケスと同じパスポートを持っているということで、私は彼の怒りの標的となった。私は彼に「私がスペイン人だからこのようなことをするのか?」と聞いた。だが、もしそうであったら、彼は実に間違っている。理性、あるいは理性の欠如というものに国境はないのだ。

私が思うに、先週日曜にアルゼンチンGPで起きたことは、それがスペイン人であろうが、イタリア人であろうが、ギリシャ人だろうが、モロッコ人であろうが関係ない。間違っているものは間違っている。私はマルク・マルケスのテルマスでのレースは完全に間違っていたと明言する。彼は酷く間違っていた。彼のレースはまるでコントロール不能だった。

彼のライディングはMotoGPのような非常に競争が激しいスポーツにおいて、「アグレッシブさ」、「他のライダー達を危険にさらすほどの過激なアグレッシブさ」との間に線引をしないものであった。

マルケスが言うように、彼がバレンティーノと接触してしまったのは、コーナーの中にウェットパッチがあったためにブレーキをリリースしたからという説明は信じよう。彼には嘘をつく必要はないだろう?だが、彼の説明を聞いたあとに明らかに疑問として浮かんでくるのは、アスファルトの状態を把握していながら、なぜ、あのコンディションの中であそこまでアグレッシブなライディングをしたのか?ということだ。

彼は20周目にバレンティーノ・ロッシをコース外に押し出す前に、9周目にアレイシ・エスパルガロに同様の形で接触している。そしてモルビデッリ、ルティの事は実にフェアな形で抜いている。マルケスは彼の無秩序なライディングが周囲に被害をもたらすことを理解していたのだ。だが、彼はそのライディングを止めなかったし、よりオーソドックスなライディングをしなかった。彼はアレイシに接触したのと同様のミスを防ぐ手立てを取らなかった。これに関しては同意してもらえるだろうか?
そしてこうしたアグレッシブ過ぎるライディングを止めないのと同時に、彼はライバルへのリスペクトが欠けていた。2つのペナルティーの後に、バレンティーノへの接触は起きており、これは考えるまでもなくライバルへのリスペクトが足りなかったからだろう。

モータサイクルレースはバスケットボールではない。バスケットボールでは相手へのチャージの際はファウルを取られるが、モータサイクルレースではバスケットボールほどの当たり方は必要とされていない。ザルコもマルケスがロッシに対して行ったような形でオーバーテイクを行っているが、これによってペドロサは手首を骨折しているかもしれない。

ザルコもまた非難されるべきだが、ザルコの違いは同じようなオーバーテイクを2度としなかったことだ。彼は同じような抜き方を、クラッチロー、リンス、ミラー相手にすることが出来た。であるからして、私が言いたいのはマルケスのパスポートがいかなる国籍であろうと、彼は彼のライバル達への尊敬が無かったということだ。私はスペインでもマルク・マルケスのファンクラブ、バレンティーノ・ロッシのファンクラブからの意見を聞くだろう。もちろん彼らには彼らの主張があるだろう。だがそれも仕事の一部だ。

そしてもう1つ言えるのは、今まで延べてきたような不運は、レースディレクションがルールに沿って、マルク・マルケスのグリッド上のアクションについて行動していたら起きなかったであろう。ということだ。マルクはバイクをスターティンググリッドでストールさせたが、ボックスに戻る代わりに自分でエンジンをスタートさせ、マーシャルから走っても良いと言われたと語っている。

もしコミッショナーがどうすべきかわかっておらず、もしマルクが走っても良いと言われていたら。。あれはどのように処理されるべきだったのだろう?法律を知らなかったからといって、その法律を犯していいわけではない。もしマルケスがマーシャルの判断ミスによって出走を許可されたとしたら、レースディレクションはマルケスに黒旗を降るべきだ。(※ライダーへのピットインを知らせる。ゼッケンボードと共に使用)単純にそれだけで良かった。マルケスはライドスルーペナルティーを食らったことにより、これがマルケスのさらなる動揺を誘った。

そして今何が起きているのか?この新たな衝突によって、このスポーツの2人のスターの間の軋轢がさらに、恐ろしいほどに深くなってしまった。バレンティーノはマルケスのことを痛烈に非難、そして彼の言葉がいつもそうであるようにその影響力は凄まじく、問題が大きくなっている。もし何らかの手立てが取られなければ非常にまずい問題だ。アルゼンチンではレース後にマルケスへのファンの怒りが爆発。ファンクラブは彼らはその敵意をコントロールするのは不可能だとほのめかしている。これは非常にシリアスな問題だ。

この状況をコントロールする立場にある人間が、名前、そして商業的利益を忘れて、知恵を使い、良き判断をすることを願いたい。名前、商業的利益とは関係なく、誰かがそのミスに対して償いをしなければならない場合、その人間はミスを償う必要がある。それだけだ。スペインでは「100夜モヤモヤしているより、1夜でスッキリした良い」という諺がある。どうか、国旗は一旦押入にしまってほしい。国旗というものは人を団結させるのではなく分断するのに役立つことが多いのだから。

(Source: pecinogp)

(Special thanks to @TominagaAkira

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