2018年シーズン第3戦アメリカズGP予選で、NTS RW RACING GP のジョー・ロバーツとスティーヴン・オデンダールは、グリップの低さに苦しみながらも粘り強い努力を続け、27番手タイムと29番手タイムを獲得しました。

テキサス州オースティンの郊外に位置するサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、シーズン全19戦の中でも屈指の難易度で定評のあるコースです。しかも、NTS陣営にとっては初体験の地でもあり、ライバル勢と比較すれば不利な状況は否めません。今回がホームGPとなるジョー・ロバーツは、地元ファンの応援にも後押しされ、高いモチベーションで今回のレースウィークに臨みました。土曜午後に行われた45分間の予選で、ロバーツは9列目のグリッドを獲得。チームメイトのオデンダールは10列目のポジションを獲得しました。両選手とも、日曜の決勝レースで大きく挽回を狙い、上位フィニッシュを目指します。全18周で争われる明日の決勝レースは、午後12時20分(日本時間23日午前2時20分)にスタートします。

スティーヴン・オデンダール(予選 29 位 – 2 分 13 秒 213)


「今日の予選は、僕とチームの双方にとってとても厳しいセッションになってしまった。明日の決勝レースでは、実戦を通じて多くの選手から学びながら、少しでも前に出られるようにバトルを続け、上位フィニッシュを目指して全力でがんばるよ。僕自身も、もっとクイックに切り返せるように努力し、マシン面でも午前のウォームアップで最終調整を狙いたい。存分に力を出し切って、決勝を走りきるつもりだ」

ジョー・ロバーツ( 予選 27 位 2 分 12 秒 518)


「このコースにピッタリ合ったセットアップを見つけるのに苦労をしていて、苦戦気味のレースウィークになっているのが正直なところだ。コース攻略もまだ完璧ではないので、それが予選結果に現れてしまったね。難易度の高いサーキットなので、27番手というスタートポジションは決して理想的な順位ではないけれども、決勝直前までチームと一丸になってマシンの改善とフィーリング向上に全力を尽くすよ。僕たちなら、きっと明日はがんばれる。そんな手応えを感じているんだ」

ヤルノ・ヤンセン(チームマネージャー)

「ジョーは今回がホームグランプリですが、予選は上位陣とタイム差が開き、厳しい内容になってしまいました。我々は常に少しでも上位を目指して努力を続けています。しかし、今日の予選では、そのひたむきな思いを結果につなげることができませんでした。ジョーの実力から見るとこの予選位置は不本意なものですが、チーム全員でマシンの改善に全力を注ぎ、日曜の決勝では好リザルトを目指します。当地は難易度の高さで屈指のコースですが、ジョーを応援してくださる地元ファンの皆様のためにも、明日のレースは最高の結果を目指してがんばります。スティーヴンも、今日の予選では苦労を強いられました。セットアップ面ではまだ改善の余地があるので、明日のウォームアップで最終的な微調整を施し、厳しい決勝レースに備えます。最終ラップの最終コーナーまで諦めず、我々は総力を結集して明日の18周を力の限り戦い抜きます」

<NTS プレスリリース>

(Photo courtesy of NTS)