★MotoGP2018 引退説まで囁かれるホルへ・ロレンソの将来に立ち込める暗雲

ホアン・ミルが2019年からスズキに加入するのではという話が出てきてから、ホルへ・ロレンソの将来に暗雲が立ち込めています。ロレンソは「Ducatiで始めた事を成し遂げたい」と何度も語っていますが、昨年はDucatiでの初優勝を遂げる事が出来ず、今年に関してもまだ表彰台獲得数はゼロとなっています。

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開幕戦カタールではブレーキトラブルによって転倒、第2戦アルゼンチンではミックスコンディションで苦戦する中で15位、アメリカGPでは11位、ヘレスではレプソルホンダのダニ・ペドロサと接触したことで転倒リタイア、フランスGPではレースをリードするものの周回を重ねるごとに順位を下げ6位となりました。これによって現在は総合で14位、獲得ポイントはわずかに16ポイントとなっています。(※今年MotoGPクラスデビューのフランコ・モルビデッリも同じく16ポイントを獲得し15位)

ホアン・ミルの話が出てくる前は、ロレンソのスズキ加入の可能性が高いとされていましたが、ミルのスズキ加入が現実味を帯びてきたことで、ロレンソに残されたシートが少なくなってきました。仮にホアン・ミルがスズキに加入するとなった場合、現時点で残されているファクトリーシートはDucatiに1つ、レプソルホンダに1つ、アプリリアに1つのみです。(※レプソルホンダはマルケス、モビスターヤマハはビニャーレスとロッシ、Ducatiはドヴィツィオーゾ、スズキはリンス、KTMはザルコ、ポル・エスパルガロ、アプリリアはアレイシ・エスパルガロが確定)

ミルがスズキに加入するとなった場合、ダニ・ペドロサが引き続きレプソルホンダで走る可能性が極めて高く、ロレンソのスタイルとホンダのバイクが合わないであろうことから、ロレンソのホンダ加入の可能性は極めて低いと言えます。

ではアプリリアはどうか?と考えると、現時点で明らかに戦闘力が十分ではないアプリリアをロレンソが選択するとも思えず、またロレンソがどの程度まで契約金の減額を受け入れるかにもよりますが、アプリリアの可能性はほぼ無いと言えるでしょう。


それではDucatiの場合はどうかというと、Ducati加入から目立った成果を残せていないロレンソに対する風当たりは強くなっているようで、ロレンソがDucatiで継続するためには、①まずは優勝、表彰台など結果を残すこと、②2年前のドヴィツィオーゾと同程度の契約金額での契約を飲むことが必要と言われており、crash.netが伝えるところによると、Ducatiはムジェロ戦以降にロレンソと将来についての話合いを行うとしています。しかし当初から言われていたように、ロレンソのライディングスタイルとDucatiデスモセディチGPが求めるライディングスタイルは根本的に合わないという声はパドック内外で大きく、Ducati加入から1年以上経った今でもそれは変わっておらず、実際問題としてロレンソはDucatiが求める結果を残せていません。

スズキとのサテライト契約がまとまりそうにないMarc VDSがヤマハのサテライトとなり、3台目のファクトリーM1を走らせ、そのバイクにロレンソが乗る可能性は?という話もありますが、今までもサテライトチームに最新型のファクトリーバイクを供給してこなかったヤマハが、仮にMarc VDSが2019年からヤマハのサテライトチームになるとして、サテライトチーム1年目の実績のないチームに最新型のファクトリーバイクを供給する可能性はかなり低いでしょう。

こうした八方塞がりの状況において、「ロレンソ引退説」までもが囁かれている状態です。ヤマハ時代は鮮烈なデビューから、2010年、2012年、2015年にMotoGPクラスでチャンピオンシップ優勝を果たしたロレンソが引退するなどという未来は想像したくありませんが、現実問題としてその可能性が全く無いわけではない。。という状況になっています。ロレンソの未来がどうなるかについてはっきりするのは、恐らく来週末のイタリアGP以降になるでしょう。

(Photo courtesy of Ducati)

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