★MotoGP2018 引退も囁かれるダニ・ペドロサの行方は?

レプソルホンダとの契約が今年一杯で終了となる事が発表されたダニの未来について、様々な憶測、ニュースが飛び交っています。それこそロレンソがレプソルホンダに移籍するなどという状況は、可能性としてはあれど本当に起こると思っていた人も少数派でしょう。何が起きるのか全くわからない状況ではありますが、可能性としてあり得るダニ・ペドロサの未来について語ってみましょう。

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2018年末をもって現役を引退する

ダニが世界選手権に参戦を開始したのは2001年。そしてMotoGPクラスにデビューしたのは2006年のことで、デビューから数えると17年目、MotoGPクラスでは12年目のシーズンを過ごしています。これは現役の選手としてはバレンティーノ・ロッシに次ぐキャリアの長さとなります。また現在のMotoGPクラスにおいて、1つのメーカーでここまで長く走ってきた選手は他にいません。

ペドロサのロードレースにかけるモチベーションが現在どの程度残されているのかは定かではありませんが、2015年に手術をした腕上がりの症状が実は再びかなり悪化しているのであれば、もうロードレースは限界と感じても不思議ではありません。実際にドイツのスピードウィーク誌はペドロサが来週のカタルーニャGPにおいて引退会見を開くと報道しています。しかし、ペドロサはホンダのプレスリリースにおいて、「新たなチャレンジが必要な時。」と語っており、引退が新たなチャレンジになるのか?という疑問は残ります。

 

スズキに移籍してリンスのチームメイトとなる

スズキはアレックス・リンスのチームメイトとしてホアン・ミルを獲得すると報道されており、ホルへ・ロレンソのレプソル入りが正式に決まった今、その可能性は非常に高くなっていると言えるでしょう。しかし、2019年の時点でMotoGP3年目となるリンスが、完全なルーキーのミルと共に成長出来るのか?エースライダーとしてマルケス、ロレンソ、ロッシ、ビニャーレス、ドヴィツィオーゾと優勝争いを繰り広げる姿は現時点では全く想像出来ません。また、リンスにバイクの開発経験が十分にあるとも思えず、若手2人でスズキを牽引していくという未来は、あまり現実味を帯びた未来とは言えないでしょう。

そこでハンドリングが良く、ライダーへの負担が少ないバイクに乗ればチャンピオン獲得、もしくはタイトル争いが出来ると言われ続けているペドロサがスズキで走るのでは?という話が可能性として出てくるわけです。しかし、そうは言ってもペドロサは最高峰クラスではホンダのバイクにしか乗ったことがなく、マシンの開発能力があるのか?という疑問はありますし、ルーキーを育てられるチームメイトであるのか?と問われると、現在のチームメイトがMotoGPのルーキーイヤーから2連勝を成し遂げたマルケスという怪物であることから何とも言えません。また、フィジカルの弱さ、怪我の多さ、年齢など採用するメーカー側のリスク要因も考えていくと、スズキに移籍してそのまま活躍という未来は、あくまでも希望的観測でしかないと言えます。

 

ヤマハの新たなサテライトチームで走る

Marc VDSは、スズキもしくはヤマハのサテライトチームになるのでは?と言われ続けてきましたが、チームオーナーのベルギー人大富豪であるマーク・ファン・デル・ストラテンとチーム代表であるミハエル・バルトレミーの関係が悪化。6月6日付のプレスリリースによって、バルトレミーがチームを離脱することが発表されました。こうした話の中で、Marc VDSは2019年にはMotoGPに参戦しないのでは?という話も出てきており、仮にヤマハがサテライトチームを走らせる場合、それは現在Ducatiと2019年のマシン使用について”合意”している(※契約には至っていない様子)アンヘル・ニエト・チーム、もしくはマレーシアの国営企業であるペトロナスが走らせるペトロナス・ヤマハになり、バルトレミーがこの代表に就任するとも言われています。

そしてこのヤマハのサテライトチームで走るのが、ダニ・ペドロサになるだとうとも、フランコ・モルビデッリだろうとも、はたまたイアンノーネなのだという報道も出ており、正直何が正解なのかがまるで読めない展開となっています。しかし、そもそもヤマハが2019年にサテライトチームを含めて4台のバイクをグリッド上に並べるには、車体の準備期間として6月末にはオーダーを出さないといけないとリン・ジャービスがmotorsportmagazine.comに答えていることから、時期的に考えても来週のカタルーニャGPでヤマハの2019年のサテライトチームの発表がなければ、2019年にヤマハはワークス2台体勢で戦うことになる可能性が濃厚です。しかし、ペドロサがヤマハのサテライトチームで走るという考えにしても、ヤマハからするとバイクの開発にはバレンティーノ・ロッシがいますし、本来は若手を育てるためのジュニアチームに、現在32歳のペドロサを迎えるメリットはほとんど無いことから、この可能性に関しても希望的観測の粋を出ません。

 

想像出来ないシナリオが現実になる可能性がある

色々とペドロサの2019年に関して考察しましたが、正直なところどの可能性もあり得るし、そのいずれも起きないかもしれないとも言えます。ホンダのサテライトチームで走る可能性もゼロではありませんし、ひょっとするとMarc VDSは2019年も引き続きホンダのマシンを採用してMotoGPクラスに参戦を続け、ペドロサがここで走るのかもしれません。MotoGPの世界では「Never say Never」(けしてそんな事が起きないとは言えない)という言葉を良く解説者が使用しますが、本当に何が起きるかどうかはわからない状況です。

(Photo courtesy of michelin)

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