リンスは果たして将来的にマルケスと戦えるのか?と心配になっていたスズキファンもいたと思いますが、今回のレースでそれが完全に杞憂であることがわかりました。特にターン5のオーバーテイクに関しては「マルケスがやっているのを見て自分もやってみた」という形のオーバーテイクだったようで、今後の活躍も大いに期待出来そうです。

Q

「今日のレースはなぜ我々がMotoGPに夢中であるのかを見事に表しているクレイジーな素晴らしいレースでした。あなたにとってもMotoGPで最高の順位となる2位、そしてスズキにとってもアッセンで2位という結果でした。今朝は起きた時は調子が悪かったということでしたね。」

アレックス・リンス

「お腹が痛くて、背筋を伸ばす事が出来なかったんです。多分朝に食べたものだと思うんですが理由はわかりません。ただクリニカ・モバイルで何かわからないんですが処方されたものを飲んだら痛みがなくなったんです。このおかげで素晴らしいレースが出来ました。」

 

Q

「今日は5位でスタートしクレイジーなレースになると思っていたでしょうが、ロレンソが10位から物凄いスタートをしました。今日は24周に渡ってMoto3のような凄まじいレースでした。どうやってあのバトルに加わっていたのでしょう?」

アレックス・リンス

「本当に素晴らしいレースでしたし、今日は多くを学ぶことが出来ました。レースペースは良かったので強い走りが出来る感触がありました。とにかく今日はレースを楽しめました。」

 

Q

「この結果はどうやって可能だったのでしょう?またターン5ではマルクと超接近戦となりました。」

アレックス・リンス

「多くのライダーがオーバーテイクを繰り返していて、マルクにアタックする2周前に、マルクがあのコーナーで多くのライダーを抜いているのを見ていたんです。ですから自分も同じことをやってみたんです。自分はイン側にバイクを突っ込んで、彼は随分上手いことポジションをキープしていました。若干接触はありましたけど彼を抜いたんですが、その次に同じ場所でまた抜き返されてしまいました。今回は本当に多くのオーバーテイクがありましたけど、良い形でレースを終えたと思います。」

 

Q

「今回はレースの中で随分落ち着いているように見えました。少しトップの4人から離された中でも、ペースがあるから表彰台を獲得出来ると思っていたんでしょうか?」

アレックス・リンス

「4人か5人が前にいる状態でも、とにかくプッシュしていました。彼らがオーバーテイクをし合って、自分よりもペースが落ちるとわかっていたんです。最終的に追いつくことが出来て、本当に完璧な形でのレースとなりました。」

 

Q

「スズキはエンジンをずっと開発しており、ウインターテストでもあなたは満足しているようでした。今回のこうした結果、アルゼンチンの結果もあって、今後は毎週末スズキで表彰台を狙えると思いますか?」

アレックス・リンス

「そうであることを願います。バイク、チームに関して非常にポジティブに感じています。彼らは本当にバイクを改善したいと思っていて勝利に飢えていますから。カタールから言っていますが、本当にバイクは素晴らしいんです。ですから毎回最高の結果を得たいと思いますね。」

 

Q

「来週はマルケスが非常に強いドイツGPとなりますが、今回のMotoGPクラスで最高位となる結果を受けて自信はあるでしょうね。」

アレックス・リンス

「ザクセンリンクは非常に小さく素晴らしいトラックで、フィジカル面でも厳しいトラックです。とにかくベストを尽くします。」

(Photo courtesy of michelin)