スズキのダヴィデ・ブリビオが夏休み前にシーズン前半を振り返って総括している内容をご紹介します。後半戦に向けてあといくつ表彰台を獲得出来るでしょうか?

ダヴィデ・ブリビオ

「アッセンではアレックスがトップライダー達とバトルを繰り広げたのを見れた事が非常に嬉しかったですね。全く恐れず、素晴らしい表彰台を獲得するまで最後まで戦いました。本当にエキサイティングでしたし、今まで見た中でも最も素晴らしいレースの1つだと言えました。」

「8戦を終えた段階で既に4つの表彰台を獲得しているというのは素晴らしい結果です。昨シーズンとは全く異なるシーズンであるというサインだと言えるでしょう。全体的にパッケージを大きく改善出来たと思いますし、ライダー達のパフォーマンスも大きく改善したと言えるでしょう。ですからこうした結果が出ているわけで満足しています。」

「この結果の改善に関しては昨年の冬から作業を始めたわけではなく、昨年のレースの中で、もっとコンスタントなパフォーマンスを出す方法を発見した時点から進めてきたんです。そしてこうやって直近のレースの中でトップ6を獲得する事が出来ているんです。」

「昨年の冬休みの中では素晴らしい仕事をしたと思います。特にアレックスは大きく成長し、パフォーマンスを改善しました。ですからこれは開発に開発の面で大きな重要なことでした。彼は冬休みの中でマシンを作る中で、色々とオプションの中から選択をすることが出来ましたが、これが彼を成熟させ強くしたと言えます。同時にアンドレアは彼のバイクに対するフィーリングとパフォーマンスを改善しました。これでスズキは互いにプッシュし合うライダー2人という体勢が出来たんです。」

「このシーズン前半に関しては実にポジティブで勇気づけられる結果となりました。これからはシーズンを出来る限り最高の形で終えるために、さらにハードに作業を進めて行く必要があります。目標としてはコンセッション(優遇処置)を出来る限り早めに失うということです。このコンセッションを失うには、あと1つ表彰台が必要です。それはつまりスズキが正しい方向で作業を進めているということですし、表彰台を定期的に獲得出来るようになればスズキにとっても良いニュースですしね。」

「日本ではGSX-RRの開発を懸命に進めています。アッセンでは既に新しく開発したエンジンを投入することが出来ましたし、上手く機能していました。ムジェロではカーボン強化シャーシを使用しました。つまりレース部門は引き続き作業を続けているということなんです。さらにバイクを強くしていけるかどうか、次のブルノ、アラゴンでのテストで見ていきましょう。」

「同時に、ガレージの中では両ボックスの技術スタッフは協力してコミュニケーションを取りながらGSX-RRのパフォーマンスをステップ・バイ・ステップで改善しています。そして正しい開発の方向性を進んでいます。これでシーズン前半は終わり、後半戦に備えて最高の形で夏休みに入ることが出来ます。」

(Source: suzuki-racing)

(Photo courtesy of suzuki-racing)