★MotoGP2018チェコGP プレイベントプレスカンファレンス

ブルノで行われた木曜日のプレイベントプレスカンファレンスです。今週末は後半戦開幕ということで、後半戦の見通し、前半戦を振り返ってどうか?という質問、またSNSの質問では「レース中にくしゃみをしたくなったらどうするのか?」といった質問もありました。

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スティーブン・デイ

「それではチェコ共和国ブルノ・サーキットで開催されるMotoGP第10戦プレイベントプレスカンファレンスを始めます。今日はチャンピオンシッリーダーで今季9戦中5勝、昨年優勝しているマルク・マルケス、そしてチャンピオンシップ2位のバレンティーノ・ロッシは今季表彰台を5度獲得。ザクセンリンクでは2位を獲得しています。チャンピオンシップ3位のマーべリック・ビニャーレスはチェコ前に2連勝、そしてチャンピオンシップ7位のダニロ・ペトルッチ、ザクセンリンクでは4位を獲得しています。そしてチャンピオンシップ13位のアルヴァロ・バウティスタは、4連続でトップ10を獲得しており、ザクセンリンクでは5位を獲得しました。そしてホームGPとなるカレル・アブラハムは、今季2度ポイント圏内で完走。ベストリザルトはモントメロの13位でした。」

 

スティーブン・デイ

「マルク、夏休みの内容、そして今回ブルノに46ポイントのリードを保ってやってきたわけですね。前半戦はアルゼンチンとムジェロ以外は、これ以上ない形だったと思います。皆がチャンピオンシップは既に決定したと語っていますが、あなたはそうは思っていないようですね。」

マルク・マルケス

「夏休みはしっかりとリラックスして楽しむことが出来ました。そしてシーズン前半をしっかりと分析することが出来たと思います。確かに前半戦は良い形のレースが出来たと思いますが、まだまだ改善出来る点はあると思っています。これから再び前半戦と同じような形で作業を続けて行く必要があります。良い形で再スタートしたいと思っていますし、後半戦に向けてしっかりと準備は出来ています。再びバイクに乗ってフィーリングを取り戻し、前半戦と同様の結果を得たいと思います。」

 

スティーブン・デイ

「後半戦は再びバレンティーノ・ロッシとマーべリック・ビニャーレスの2人のヤマハライダーがメインライバルだと考えますか?チャンピオンシップスタンディングを見ても、4位のアンドレア・ドヴィツィオーゾは77ポイント差とかなり離れていますし。」

マルク・マルケス

「後半戦を46ポイント差でスタート出来るのは素晴らしいことですが、まだ先は長いですから前半戦と同様のメンタリティーで戦って行く必要があります。ヤマハの2人は全てのレースで改善を続けていますし、少しづつその差を縮めてきていますからね。ヤマハは追いつけないという人もいますが、彼らは現に2位と3位なんです。ですから同様の意識、集中力でもって作業を進める必要があります。いくつかのサーキットはホンダには厳しい場合があるかもしれませんし、前半戦と同様に良い形でレースをコントロールしていきたいですね。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではバレンティーノ。ザクセンリンクは今年5度目の表彰台で、今季最高のリザルトとなりました。マルクとの差は46ポイントと開いていますが、プレシーズン、ウインターテストの後の状況を考えると、前半戦はどのような戦いだったと振り返りますか?」

バレンティーノ・ロッシ

「いくつかの点では良かったと言えるでしょう。9戦中、5度の表彰台獲得というのは悪い結果ではありません。それにチャンピオンシップ2位というのは非常に素晴らしい結果です。問題は前半戦は優勝争いが出来るほどの強さがなかったということでしょう。そしてマルクとの差は非常に大きい状況ですから、作業を続ける必要があるんです。前半戦の中でチーム、そしてマーべリックと共にバイクのバランスを改善することが出来ました。その中でバイクの競争力は上がってきましたが、まだまだスピードを発揮するために作業が必要です。」

 

スティーブン・デイ

「マーべリックと共にヤマハからもたらされる大きな変更を待ち望んでいるわけですが、月曜にはどのような内容をテストするのでしょう?」

バレンティーノ・ロッシ

「ある程度の内容はありますが、あまり多くのテストではありません。ヤマハでも作業を続けていますが、もう少し時間が必要でしょう。月曜にテストを行いますが、今必要なのは週末に集中するということです。昨年は最終的な結果以外は素晴らしい週末でした。予選でもレースでも素晴らしい走行が出来ました。ただ、フラッグtoフラッグの中で、自分は周囲よりも1周遅くピットインして表彰台を逃しました。ここは素晴らしいトラックですし、過去に素晴らしい結果を残してきました。明日自分のスピードがどうであるか興味深いと思います。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではマーべリック。前半戦は浮き沈みがありました。前半戦をいかに振り返りますか?」

マーべリック・ビニャーレス

「どんどん良くなっていますし、バイクへの理解が進んでいると思います。大きなモチベーションを感じていますし、限界までプッシュすることが必要だと思います。まだバイクは改善すべき点がありますが、ベストを尽くしていきます。ただバイク自体は良いものですし、良い形で作業を行えば高い競争力を発揮出来ると思います。」

 

スティーブン・デイ

「マルクのアドバンテージが大きいわけですが、あなたのバレンティーノはチームとして作業を進めており、チームチャンピオンスタンディングではモビスターヤマハがトップにいるわけですが、これに関しては妙に感じることがなるのでしょうか?」

マーべリック・ビニャーレス

「皆が懸命にバイクをライディングしているんです。あとは少しのアップグレードが必要なだけで、そうすればトップで戦うことが出来るでしょう。ボックス内に関しても過去2戦で大きく改善を進めることが出来ました。こういう形で作業を続けていけば良い結果が得られるでしょう。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではダニロ・ペトルッチ。ドイツでは4位でしたが、前半戦7位というのはMotoGPにおいては最高のリザルトですね。これはあなた自信が期待していた結果にマッチしているのでしょうか?」

ダニロ・ペトルッチ

「チャンピオンシップがスタートする時は毎年特段明確な目標があるわけではなくて、毎年これがキャリアで最高のチャンピオンシップになることを願っているんです。現時点では確かに過去最高の結果ですから、期待に沿っているとは言えますね。アッセンでは今シーズン唯一のゼロポイントとなってしまいました。しかしザクセンリンクでポイントを挽回したものの、残り2周で表彰台を逃す結果となりました。残り2周で表彰台を逃したのは今年はこれで2回目ですから残念ですね。もちろん良い気分ではありませんが、レースは難しいものですから。こういう形でチャンピオンシップをトップ5で終えられるように作業を続けたいと思います。素晴らしい結果ですし、独立チームとして1位も獲得出来るかもしれません。ザルコとの差は僅か数ポイントですしね。今回ブルノはどのような結果を期待すべきかはわかりません。昨年はウェットとドライの半々のレースでした。もちろん目標としてはコンスタントにトップライダー達と一緒に走っていくということです。そしてポイントを獲得し、最終戦までそうした戦いを続けていくことです。」

 

スティーブン・デイ

「今週末は暑さもあって、今まで以上にタイヤ選択が大きな問題になると思いますか?あなたに取っては大きな問題だと思いますが。」

ダニロ・ペトルッチ

「確かに自分にとって暑いコンディションの場合、タイヤ消費が問題になることがあります。ただザクセンリンクの場合は皆が注意を払っていましたが、自分も良いライディングが出来ていました。確かに暑さは問題ですが、この問題は皆にとって同様です。なんとかしていくしかないでしょう。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではアルヴァロ・バウティスタ、ウインターテストが始まった時点では苦戦していましたが、最近はドイツで今シーズン最高の結果を得るなど素晴らしいですね。何が変わったのでしょう?」

アルヴァロ・バウティスタ

「いろいろですね。ウインターテストではバレンシアとヘレスでテストが出来ませんでした。昨年ほどテストが出来ず、昨年Ducatiのライダー達が使用していたセッティングを使用しました。このバイクは昨年チャンピオンシップ争いをしていたわけですから、セットアップ自体は悪くないはずだったんです。ただ自分には少し合っておらずヘレスでセットアップを変更しました。そこからフィーリングが良くなってレースごとにスピードを発揮出来ました。で、今は非常に良いフィーリングがあるということです。フィーリング良くなってきて本当に嬉しいです。」

 

スティーブン・デイ

「2018年は多くの選手の契約が非常に速い段階で動いていますが、今現在のあなたの状況としてはいかがなのでしょうか?」

アルヴァロ・バウティスタ

「現時点ではどうなるかわかりませんが、MotoGPに居場所はないように思います。残りのシート数はあと2つか3つですが、現時点では何も明確になっていません。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではカレル、アルヴァロと同様にシーズン前半は苦戦しましたが、今までシーズンをどう振り返りますか?」

カレル・アブラハム

「昨年は非常に良い結果を得ていましたので、正直困惑しています。バイクにフィーリングが得られず、ポイントを獲得するのが非常に難しいと感じています。なんとかしたいと思っていますが、なんともしがたい差があるように感じています。」

 

スティーブン・デイ

「ホームGPでの素晴らしいファンによって何らかの助けが得られると思いますか?」

カレル・アブラハム

「ええ。ファンがこうしたホームGPで集まってくれるというのは常に素晴らしいことです。これが助けになってくれることを願っています。ただ、テクニカルな部分というのはあくまでテクニカルな部分ですからね。タフですね。」
 

スティーブン・デイ

「カレルありがとう。今日はエイミーからSNSの質問がありますが、その前にフロアからの質問をどうぞ。」

 

Q

「MotoGPで走ることが出来ない場合、プランBとしてはMoto2、WSBKなどどのような方向を考えていますか?」

アルヴァロ・バウティスタ

「わかりません。その状況になってみないと。現時点ではMotoGPで走ることしか考えていませんし、まだシート自体は空いているわけです。ですから今はMotoGPのことしか考えていませんね。」

 

Q

「ファビオ・クアルタラロについてですが、彼はMotoGPクラス昇格が噂されていますが、彼はその準備が出来ていると言えるのでしょうか?アルヴァロと比べた場合どうなのでしょう?またアルヴァロ自身の意見も聞きたいと思います。」

バレンティーノ・ロッシ

「自分はあまり状況を理解していませんが、確かに彼はスピードがあり才能がありますが、経験はありません。しかしアルヴァロの場合はMotoGPで多くの経験があります。ですからファビオ・クアルタラロを選ぶ場合はある意味賭けになってしまいます。ただ決定するのはチームです。ファビオ・クアルタラロは今年2つ素晴らしいレースを行いました。しかしMoto2の場合理解するのは少し難しいと思います。彼はスピードアップで走った時は非常に速っかったですが、別のトラックでは非常に苦戦している時もありました。考える必要がありますが、自分がこの決定をするわけではありませんから。クアルタラロが選ばれて、アルヴァロにも乗るバイクがあることを願っています。」

アルヴァロ・バウティスタ

「あまり多くは勝たれません。自分が決定するわけではありませんから、あまり多くを自分が語らないほうがいいでしょう。」

 

Q

「これがMotoGPクラス100戦目になりますが、これはあなたにとってなにか特別な意味を持つものでしょうか?それとも毎週末と同じ1戦に過ぎないのでしょうか?」

マルク・マルケス

「新たなレースであるということは変わりませんし、昔に戻る事はできませんから良い結果を続けていくことですね。ただ100戦目というのは良い数字ですから、同じような形で前に進んでいきたいと思います。」

 

Q

「ダニロ、昨年はDucatiにとってレースをしながらテストをするという役割を担っていましたよね。今年はいかがでしょうか?今年は自分のレースが出来ているのか、昨年同様にレースをしながら開発をし、パーツのテストを行っているのでしょうか?」

ダニロ・ペトルッチ

「昨年は特にシーズン前半に、セッションの途中でバイクを止める必要があったり、レースの中でも止まってしまうことがありました。今年はそういった問題は発生していません。今年もテストを担うことはありますが、これはどちらかという何かを試すという意味合いではなく。パフォーマンス向上のためといった意味合いのものです。」

 

Q

「99戦の中で何が最大のミスだったでしょうか?」

マルク・マルケス

「転倒が多いことでしょうか。おそらく最大のミスは2015年のシーズン前半、ムジェロ、モントメロのあたりでしょうか。2戦連続で転倒し、それでチャンピオンシップの望みを全て失ってしまったんです。皆が気をつけろとか、ポイントは重要だと言っていたんですが、自分は2年連続でタイトルを獲得したことで、とにかく全力を注ぐという形だったんです。完全に全力投球で、優勝か転倒かというレースを繰り返していました。2015年は優勝も多かったんですが、ミスも同時に多い1年でした。そこから学び、もちろん周りの人達の意見を聞くことも重要なんですが、壁に何度も突き当たったところで戦略を変えたというわけです。」

 

Q

「来年に関してはいかがでしょう?MotoGP残留を考えているのですか?」

カレル・アブラハム

「MotoGPにはあとほんの僅かなシートしか残っていません。MotoGPを愛していますから、MotoGPクラスに留まる方向で話合いを進めています。ただもし残るなら競争力の高いバイクでと考えていますし、今年の内容よりも良い結果を残せると思っています。少なくとも昨年はそれを証明出来ていました。ですから良いバイク、良いパッケージであることが必要です。」

 

Q

「今年の短い夏休みについてどう思いますか?また来年はバカンスに行く期間をずらそうと考えていますか?」

マルク・マルケス

「これは確かに少し話し合ったんですが、夏休みは少なくともあと1週間は延長して欲しいと思います。自分達にとっては実質休みは1週間程度に感じていて、事前の準備などがありますから、休みが短く感じるわけです。そして夏休み明けのレースは2戦連続なわけです。毎年レースの数が増えていますが、ドルナがカレンダーの調整をしていることは理解しています。皆にとって重要な問題だと思います。」

バレンティーノ・ロッシ

「これは状況にもよります。今年はあまりレースが連戦とはなっていません。ですから、レース後に1週間の休みがあることがあるわけです。これで次のレースにしっかりと準備が出来るわけです。ただマルクの意見に賛成で、来年はあと1週間は欲しいですね。」

マーべリック・ビニャーレス

「そうですね。夏休み明けが2戦連続で準備が必要ですから、ですからあと1週間あれば2週間バカンスを楽しんで、次の1週で来週のレースに向けてしっかりと準備が出来るでしょう。」

 

Q

「今回あまりテストする内容はなく、日本で作業を進めていると話していました。これは電子制御に関する内容なのでしょうか?それにしてはここまで時間がかかっているということなんでしょうか?」

バレンティーノ・ロッシ

「少し前進はしていますが、更に大きな変化には時間がもう少し必要です。いろいろな部分に関して作業を進めているという言い方をしていますが、メインとなるのは電子制御です。」

 

スティーブン・デイ

「それでは以上でしょうか?エイミーからSNSの質問をお願いします。」
 

エイミー・ダーガン

「アルヴァロにはTwitterから質問が来ています。”長いキャリアですが、どの年が最も素晴らしく、どの年が最もタフだったのでしょうか?”」

アルヴァロ・バウティスタ

「最高の年はタイトルを獲得した2006年ですね。そして最悪だったのはカタールで足を骨折した2011年でしょう。病院でしばらく過ごしましたけど、あれがキャリアでは最悪でした。」

 

エイミー・ダーガン

「ありがとう。ではマルクInstagramからの質問です。”もし水晶を眺めて何かがわかるのであれば、何を知りたいですか?”」

マルク・マルケス

「いろいろありますけど、いつか弟とMotoGPクラスで最終ラップ、最終コーナーでのバトルをするということですね。」

 

エイミー・ダーガン

「いいですね。それではバレンティーノ、Instagramからの質問です。”今まで走ってきた中で、最も懐かしいと思うトラックは?また将来的に走ってみたいトラックはありますか?”」

バレンティーノ・ロッシ

「恋しいと思うのはドニントンパークです。天候はいつも難しいトラックでしたが、レイアウトは素晴らしいトラックでした。将来走ってみたいのはベルギーのスパ(スパフランコルシャン)ですね。ただMotoGPで走るのは危険だと思うので、無理でしょうね。」

 

エイミー・ダーガン

「ありがとう。それではカレル、Instagramからの質問です。”様々な国を旅するわけですが、いつも訪れるのが楽しみな国は?”」

カレル・アブラハム

「基本的に他のライダー達と移動している国の数は同じですが、MotoGPではやはりフィリップアイランドが好きですね。本当にあのトラックは素晴らしいです。オーストラリアもまた素晴らしい国で自然も最高です。最も美しいサーキットだと思います。」

 

エイミー・ダーガン

「ありがとう。それではダニロ、Instagramからの質問です。”もし結婚式をしてパドックから出席者を決めるとしたら、誰を付き添い人に選びますか?また誰がバチェラーパーティーを企画し、誰が式を仕切るのですか?”」

ダニロ・ペトルッチ

「まず最初に言っておくと、自分が結婚式をするのは自分が死んだ次の日でしょう(笑)ですから誰を選ぶかは大きな問題ではありません。(※会場爆笑)」
 

エイミー・ダーガン

「ただ、あえて選ぶとすると。。」

ダニロ・ペトルッチ

「まず司祭役にはカルメロですね。そして付添人はパドックの中でも中が良くて数日前に結婚したシモーネ・コルシですね。それから誰が自分の式にきたいかですが。。」

バレンティーノ・ロッシ

「僕が式を仕切ってバチェラーパーティーも企画してやるよ(笑)」

ダニロ・ペトルッチ

「じゃあバレンティーノがパーティーの仕切り役といことで(笑)」

 

エイミー・ダーガン

「ありがとう。それでは最後の質問はマーべリックに聞きましょう。Twitterからの質問です。”レースの最中、バトルの最中にくしゃみをしたくなったらどうするのでしょうか?”」

マーべリック・ビニャーレス

「正直レース中にくしゃみをしたことはありませんし、そうならないことを願っています。ただ、もし起こるならストレートで起きて欲しいですね。コーナーだったら転倒してしまうでしょう(笑)」
 

エイミー・ダーガン

「誰かレース中にくしゃみをした人は?いないですか?それでは今週のSNSの質問は以上です。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとうございました。それでは良い週末を。」

(Photo courtesy of michelin)

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