今回のロレンソの2位表彰台は、いつものホールショットを奪って淡々とトップを走り続けるロレンソのスタイルではなく、序盤はタイヤを温存し4位付近で走行。終盤に追い上げ、激しいバトルを制して獲得した2位であったということで、非常に価値ある1戦でした。「ロレンソはバトルに弱い」と語るアンチを黙らせる最高のパフォーマンスだったと言えるでしょう。

ホルへ・ロレンソ

「今日の2位は本当に嬉しいですし、チームとして1-2フィニッシュであったことも良かったですね。金曜の難しい状況から一点して状況を好転出来たのが嬉しいですね。少しづつバイクの戦闘力を改善出来ましたし、レースに向けて機能するセッティングと戦略を見つけることが出来ました。今日はレース終盤までタイヤを維持し、そこからアタックをするためにしっかりと状況を落ち着いて観察することが重要でした。フィーリングも良かったですしバイクも安定していました。ただ少し加速に苦戦していたので、これがなければ優勝争い出来たと思うと残念です。残り2周でマルケスにしかけた時にドヴィツィオーゾが前に逃げてしまい、アンドレアを抜くことが出来ませんでした。彼も素晴らしいレースをしたと思いますね。」

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of michelin)