練習中に右足首を一部骨折したアレックス・リンス選手は、今週末のアルゼンチンGPへの参戦が可能という診断が出ています。一方、カタールで表彰台圏内走行中に単独転倒したイアンノーネ選手は、カタールでの失態の挽回を狙っています。今年こそは安全運転で御願いします。。

チームスズキECSTARのアレックス・リンスはトレーニング後の怪我について病院で追加の検査を受けた結果、今週末のアルゼンチンGPが開催されるテルマス・デ・リオ・オンドに向かっても良いという事がわかった。またチームメイトのアンドレア・イアンノーネについてもカタールGPでの転倒を挽回しようと意気込んでいる。

リンスは木曜日に彼のRM-Zでのトレーニング中に軽い怪我をした。University Hospital Dexeusでの検査の結果、部分的な右足首の距骨骨折と分かった。検査の結果、変位骨折ではないが、骨浮腫があることが判明していた。リンスは昨日さらなるメディカルチェックを受け、軽い不快感はあるものの右足に体重をかける事が出来ることがわかった。足首の可動域は100%ではないものの、アルゼンチンでのレースには参加出来る。リンスは理学療法を続け、テルマス・デ・リオ・オンドにて、さらなる医師の診察を受ける。

イアンノーネは第2戦で名誉の挽回を目指している。彼の転倒までのパフォーマンスは、彼の能力、そしてGSX-RRに対するフィーリングがいかに向上していているかを示すものであった。アルゼンチンGPはサーキットの特性からもエキサイティングなレースになることが期待される。

テルマス・デ・リオ・オンドサーキットはリオ・オンド市から6kmの位置にあり、サンティアゴ・デル・エステロ州の一部です。およそ150ヘクタールのエリアに渡って建造されており、2008年の5月11日に初めてアルゼンチンツーリングカー選手権を開催しています。2012年にはラテンアメリカの中でも、最も近代的で安全なサーキットとするため大幅な改修が行われました。4.8kmのトラックは5つの左コーナーと9つの右コーナーがあります。最長のストレートは1,076mとなり、レースは25周、全体で120.2kmで争われます。


(Photo courtesy of suzuki)

アンドレア・イアンノーネ

「第2戦を迎える事が出来て本当に嬉しいです。カタールでの失望を挽回をしたいというのは隠しません。アルゼンチンはスズキにとって良いトラックになると思いますし、自分も大好きなサーキットです。テクニカルで高速なので気に入っています。トラックのコンディションが良いことを願っていますが、通常は路面にかなりダートが乗っているので、綺麗になるまでには少しかかるでしょう。今年は良いレースにしたいですね。」


(Photo courtesy of suzuki)

アレックス・リンス

「自分にとって初めてのカタールのレースは非常にエキサイティングなものとなり、正直なところあまりにも速く短く終わってしまいました。MotoGPの興奮を再び味わうのがまちきれません。アルゼンチンは自分が好きなサーキットで、GSX-RRを走らせる事を本当に楽しみにしていますし、昨年Moto2で走ったよりもずっとコースが短いと感じるでしょうね。先週のトレーニング中の怪我がありますが、そこまで酷い怪我ではありません。ただ回復には少し時間がかかります。痛みがそこまで自分を苦しめないことを願っていますが、スズキと共にMotoGPクラスを引き続き学ぶという事にワクワクしています。」

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