★MotoGP2018イギリスGP プレイベントプレスカンファレンス

 

スティーブン・デイ

「皆さん今回はMotoGP世界選手権第12戦イギリスGPのプレスカンファレンスを始めます。今回はチャンピオンシップリーダー、前回オーストリアで2位、2014年にシルバーストーンで優勝しているマルク・マルケス、チャンピオンシップ2位のバレンティーノ・ロッシ。シルバーストーンでは4度表彰台を獲得、2015年には優勝しています。ホルへ・ロレンソはオーストリアでの優勝でチャンピオンシップ3位。シルバーストーンでは3勝しています。そしてアンドレア・ドヴィツィオーゾはオーストリアで3位、チャンピオンシップ4位となり、昨年はここで優勝しました。そしてホームライダーのカル・クラッチローはオーストリアで4位、2年前はここでポールポジションを獲得し2位となっています。また2010年はここでWSBで2勝しています。アルヴァロ・バウティスタは連続でトップ10フィニッシュしており、2012年はポールポジションから4位を獲得。翌年もトップ5で完走しました。今回は最後に特別な内容がありますので、SNSからの質問はありません。」

 

スティーブン・デイ

「それではマルク、オーストリアでは素晴らしいレースでした。これで59ポイントのリードを維持していますが、レースでも素晴らしいアタックをかけていました。ここまで大きなリードを維持してイギリスにやってくるのは良い気分でしょうか。」

マルク・マルケス

「ええ。もちろんです。フィーリングがある時はアタックかけるというものですが、攻撃は最大の防御です。最後まで戦かって重要な20ポイントを獲得しました。ただオーストリアのことは忘れて、ここシルバーストーンのレースに集中したいですね。ここは新しい路面となり、天候のこともあります。予報は出ていますが、あまり当てになりません。いつものように金曜からタイヤを理解し、路面を理解していくということです。日曜に表彰台を獲得出来るように準備を進めることが必要です。優勝を狙いたいです。」

 

スティーブン・デイ

「インドネシアには沢山のファンがいますが、インドネシアでの地震についていかがですか?」

マルク・マルケス

「インドネシアには沢山のファンがいます。ホンダにとってもインドネシアは市場として重要な場所です。地震のことは聞いていますし、500人以上が亡くなったと聞きました。遠く離れていますが、心は彼らと共にあります。」

 

スティーブン・デイ

「マルクありがとう。それではバレンティーノ・ロッシ。オーストリアは厳しい週末でした。14位からスタートしましたが、6位で完走しました。近年良い成績を収めているシルバーストーンにやってきてほっとしているのではないでしょうか?」

バレンティーノ・ロッシ

「ええ。シルバーストーンは確かにヤマハにとっては相性の良いトラックで、歴史のある素晴らしいトラックです。昨年も良いレースが出来ました。バイクのフィーリングが良い時にこのサーキットでライディング出来るのは素晴らしいものです。昨年は本当に木曜から晴れていて素晴らしい天候でしたが、今年はトリッキーな天候になりそうですね。出来る限り良い天候を願っていますが、昨年よりも良いレースが出来ると良いですね。」

 

スティーブン・デイ

「バレンティーノありがとう。それではホルへ・ロレンソ。オーストリアでの素晴らしい勝利でランキング3位となりました。どうやらアンドレアが昨年優勝したサーキット全てで優勝しているようですが、それもあってシルバーストーンに来るのは楽しみだったでしょう。」

ホルへ・ロレンソ

「そうですね。昨日ジャーナリストからその話を聞きました。面白いですよね。アンドレアが優勝したサーキットで優勝しているのは面白いですし、シーズン終わりまでに6勝出来たらいいですね。素晴らしい勝利、素晴らしいテストをミサノで行った後にやってきましたから、今は本当に素晴らしい状態だと言えます。バイクのことを今までになく理解していますし、経験も積んでいます。このトラックのことは2010年から本当に好きです。2010年は始めてここを走った時からスピードを発揮出来ました。苦戦した時もありましたけど、基本的にはこのトラックの事は好きです。ここで良い天候を期待するのは難しいですけど、とにかく日曜が晴れであれば嬉しいですね。」

 

スティーブン・デイ

「ホルヘありがとう。それではアンドレア・ドヴィツィオーゾ。オーストリアでは思うようなレースが出来なかったということで残念そうでしたが、ここは昨年優勝したトラックですし、また同じ結果を繰り返したいと思っているでしょうね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「どのトラックでもスピードはありますから、優勝がまずは目標ですね。ここでも競争力を発揮出来ると思っています。ただここは長いトラックですし、新しい路面のことは誰もまだわかりませんし、タイヤがどのように機能するかも不明ですから、誰にとっても難しいレースとなるでしょう。ただ、バイクは昨年よりは少し良いですし、ミサノでは良いテストが出来ました。素晴らしいベースからスタート出来ると思います。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではホームライダーのカル・クラッチロー。ホームで多くのファンの前で走るのは、いつも最高の気分だと思いますが、今のところトップ5でレースを終えていて良い状態ですね。それに今回はLCRで2020年まで走るというニュースもありますね。」

カル・クラッチロー

「ええ。まずはシルバーストーンに来れて嬉しいです。そしてHRC、LCRと2020年まで契約を延長出来たことは素晴らしいことです。チーム過去3年自分を支えてくれましたし、この先2年また共に戦うことになります。これは自分にとって最も長く所属したチームということになります。過去数戦良いレースが出来ていますし、トップでレースが出来ています。チームも素晴らしい仕事をしてくれていますし、ホームGPが楽しみです。天候は微妙ですけど、素晴らしい週末になるでしょう。状況をどのようにコントロール出来るか見てみましょう。明日が最も重要になるでしょう。明日はほぼ1日晴れているようですしね。このトラックに関しては自信がありますし過去にも良いレースが出来ています。日曜も良いレースをしたいですね。」

 

スティーブン・デイ

「ありがとう。それではアルヴァロ・バウティスタ。過去数戦素晴らしいレースが続いています。前回将来について話をしましたが、その時は全くわからないということでしたが、今回は将来に関してのニュースがあるんですよね。」

アルヴァロ・バウティスタ

「前回は皆が将来について尋ねてきましたが、その時点ではまだ将来は決まっていませんでした。最優先だったのはMotoGPで走り続けることでした。グランプリレースを16年続けていますからね。ただ今シーズンはちょっと特殊ですね。シーズンの3/2が終わった段階で来年のグリッドの80%が埋まっているんですから。現時点では自分のパフォーマンスは望んでいたようなものではありません。バイクに色々と問題があって、過去のように速く走れないんです。バイクに関して快適に感じているときはスピードを発揮してポテンシャルを発揮出来ますが、来シーズンMotoGPのグリッドにシートがありませんでした。ですから、最後まで待っていたんですが、その道は不可能であることがわかりました。Moto2やWSBに移籍するという話がありました。今はバイクを楽しんでモチベーションを持ってライディング出来ていますが、最終的にはこの16年走ったこの世界から新たな挑戦を始めます。来年はAruba DucatiからWSBに参戦します。本当に大きなモチベーションを感じています。Ducatiと共に競争力を発揮出来ると思います。Ducatiと共に楽しめると思いますし、選手権としても盛り上がっています。今年最後となるMotoGPでの走行を楽しみたいと思います。」
 

スティーブン・デイ

「アルヴァロありがとう。それではフロアからの質問をどうぞ。」

 

Q

「来シーズンのシートが早々に決まってしまったこと、そして来年MotoGPで走れないということについて、フェアだと思いますか?あなたの代わりに入ってくるライダーはあなたのようなキャリアも経験もありませんが。」

アルヴァロ・バウティスタ

「数年前は下位カテゴリーで優勝している、もしくはトップで走っているという場合にステップアップが出来ました。ただ近年はライダーというよりはマネージャー達が、下位カテゴリーで1勝か2勝したライダーを引っ張ってきます。これについてはこういう状況だということです。確かに125ccや250cc、そしてMotoGPで走ったのは素晴らしい思い出ですが、今後は将来を考えていきます。異なるチャンピオンシップでバイクも異なります。MotoGPは最高に楽しいですが、新しいバイクでも楽しめるでしょう。自分にMotoGPで誰が走るのかという決定権はありませんから。昔は選手権でチャンピオンを獲得する、もしくはチャンピオンシップ争いをしたライダーが次のクラスにステップアップ出来ていたんですけどね。」

 

Q

「過去はレインでの優勝が何度もありましたが、なぜ今はそうではないのでしょうか?3年前のように優勝するのは何が必要なのでしょう?」

バレンティーノ・ロッシ

「過去には雨ではレースのレベルがかなり変わりました。時にはドライで遅いライダーがウェットで優勝することもありました。ただ昨年からは、ウェットでもドライでも強いライダーは変わらないように思います。特にウェットのスペシャリストという感じはなくなっていますね。自分は雨は速いですし、昨年はウェットレースが多数ありましたけど、パフォーマンス面で問題がありました。ただ、今年は幸運にもドライのレースが多いですから、ウェットのパフォーマンスは良くわかりません。ただドライのレースのほうが楽しいですから、ドライがいいですね。」

 

Q

「今はウェットでのパフォーマンスはあまり良くないと話していましたよね。」

バレンティーノ・ロッシ

「過去のウェットレースでは優勝ライダーから30秒遅れでしたからね。ただなぜかはわかりません。」

 

Q

「未だにホームレースのファンからのサポートでモチベーションを感じますか?それともここまで長く世界選手権で戦ってきた以上、それほどでもないのでしょうか?」

カル・クラッチロー

「もちろん毎週末モチベーションを感じていますよ。そうでなければこの場にいません。それにシルバーストーンはホームレースですから、常にサポートを感じています。2013年以降そのサポートはどんどんと厚くなっているように思いますし、2015年はジャックに弾き飛ばされてましたしね。今週末も楽しみしていますし、全力を尽くします。」

 

Q

「今までになく戦闘力が高いと感じているとのことですが、どうようにトレーニングをしているのでしょうか?」

バレンティーノ・ロッシ

「シーズンごとにトレーニングの内容を変えていて、今年は少し違ったやりかたでトレーニングをしています。昨年はミサノの前に足を骨折してアルゴンで復帰しましたけど、シーズン後半には苦戦していたんです。ですからそうした足も含めて昨年の終わりにかけてやりかたを変えたんです。今年は昨年よりも良い形だと思います。」

 

Q

「HRCとの契約延長おめでとうございます。来年にかけてはよりホンダから厚い技術的なサポートを得られるというような事はあるのでしょうか?」

カル・クラッチロー

「ルチオはあなたの前の席に座ってますから、ルチオに聞いたほうがいいんじゃないですか?(笑)まぁ冗談ですが、ホンダからは素晴らしいサポートを得ていますよ。ホンダ、そしてチームからのサポートに関して文句はありませんね。毎週末競争力の高いバイクを提供してもらっていると思います。時にはどのパーツが使えるようになるかという順番はありますけどね。全体的に自分のパッケージは素晴らしいものですし、優勝出来るポテンシャルのあるバイクが手元にあるんですから文句は言えませんよ。それに自分はHRCとの契約があるわけですが、ルチオのチームから参戦しているわけで、彼が可能な限り最高のパッケージを用意してくれるわけです。特にそこに何か変化の必要性は感じませんね。」

 

Q

「来年のプランについて語ってくれましたが、それにはDucatiのテストも行うという内容が含まれているのでしょうか?これはあくまで噂ですか?」

アルヴァロ・バウティスタ

「現在はWSBに参戦することだけで、テストライダーとしての話は特にありません。将来的に話をしていくことであって、それは今ではありません。」

 

Q

「ミサノテストでは新しい電子制御やセッティングを試したと語っていました。来シーズンのエンジンは試したのでしょうか?」

バレンティーノ・ロッシ

「まだですね。プログラムにはあったんですが、まだ準備が出来ていないということでした。」

 

Q

「来年はWSBではV4パニガーレを使用するわけですが、テストスケジュールなどは?」 

アルヴァロ・バウティスタ

「WSB移籍は先週決まったことなので、まだテストプランの話などはしていません。新しいバイクですし、来年使いバイクですから出来るだけ早く使ってみたいとは思っていますけどね。」

 

Q

「過去2つのレースは良い内容でしたけど、これはトラックのレイアウトなのか、Ducatiがかなり改善したからなのでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ヘレスからはバイクのベースが良くなったと感じています。そこから良くなって。。」

 

スティーブン・デイ

「皆さん中断して申し訳ありません。スクリーンを見ておわかりになるように特別な方と繋いでいます。聞こえますか?」

宇宙飛行士 アンドリュー・J・フェウステル

「ええクリアに聞こますよ。」

 

スティーブン・デイ

「今日はSNSからの質問はありませんが、宇宙にいるMotoGPファンと繋がっています。こちらはNASA宇宙飛行士のアンドリュー・J・フェウステルさんです。彼は現在国際宇宙ステーションにいます。彼は第56次長期滞在クルーです。あなたから私達は見ることが出来ないと思いますが、今ここにはマルク・マルケス、バレンティーノ・ロッシ、ホルへ・ロレンソ、 アンドレア・ドヴィツィオーゾ、カル・クラッチロー、アルヴァロ・バウティスタがいます。彼らからいくつか質問がありますが、私からいくつかお聞きします。」

アンドリュー・J・フェウステル

「じつはプレスカンファレンスはストリームバックアップで見えています。なんでも聞いてください。」

 

スティーブン・デイ

「わかりました。そちらでの生活はいかがですか?」

アンドリュー・J・フェウステル

「今のところ6ヶ月と半分宇宙にいますが最高ですね。10月頭に地球に戻りますが、毎日新しいことがあって面白いですよ。」

 

スティーブン・デイ

「あなたはサーキットの素晴らしい写真を宇宙から撮影していますが、どれくらいMotoGPファンを続けているのか?またMotoGPのどこが一番好きなのでしょうか?」

アンドリュー・J・フェウステル

「モータースポーツは昔から大好きで、子供の頃は10歳から13歳までモトクロスをやっていました。それからカートなどをしたりです。ですからバイクはずっと好きでレースもずっと見てきました。本当に皆バイクであれだけ速く走れるのが凄いなと思いますし、レースカーと同様かそれ以上に速いですし、ライダーのスキル、バイクを自由自在に操るスキル、そして時速160km/h以上でバイクをスライドさせるなんて信じられませんよ。バイクをああやってスライドさせながらコーナに飛び込んでいくなんて、ちょっと現実とは思えないほどです。」

 

スティーブン・デイ

「毎週末に宇宙からMotoGPをご覧いただいているようですが、生で観戦すると違いはいかがですか?昨年はチェコGPを観戦されたんですよね?」

アンドリュー・J・フェウステル

「やはり生で見るのは違いますね。ロケットの発射にしてもそうですけど、TVで見るのと生で見るのは全く意味合いが違います。ロケットの発射を生で見るのを、ドラッグカーが発進するのと比較で話すことがあったんですけど、やはり生でこうしたものを見るのは物凄い体験ですよ。MotoGPも全く同様だと思います。昨年はブルノで最高の時間を過ごしました。サーキットでは素晴らしい時間を過ごす事が出来ました。フロントホイールが地面から浮いて別の方向に向いているのに、バイクが前に進んでいくというのは本当に驚くような光景でした。今はコンピュータースクリーンで観戦しながら、スクリーンに向かって叫んだりしてますけど、出来れば生でみたいですね。ただ、今のところ全戦見ることが出来ているのは嬉しいですね。」
 

スティーブン・デイ

「ライダーが6人いるんですが、まずはマルクから質問をお願いします。」

マルク・マルケス

「あなたがしている仕事に感謝を捧げます。皆のヒーローだと思います。どのサーキットが一番好きですか?」

アンドリュー・J・フェウステル

「いくつかお気に入りはあるんですが、そのうちの1つはシルバーストーンです。モータスポーツとレースをまさに代表するサーキットの1つだと思いますね。ですから皆さんも楽しんで欲しいです。昨年は幸運にもレースを観戦できました。ブルノもまた大好きなトラックです。これは私の家族がブルノ出身だからです。私の妻の母はブルノで育ったんです。ですから私はチェコ共和国には親戚が沢山いるんです。レイアウトも大好きですし、高低差も凄いですよね。ファンとしては最高なんですが、走っているライダーとしてどうなのかはわかりませんけどね。」

バレンティーノ・ロッシ

「チャオ、バレンティーノです。今地球からどれくらい離れているんですか?そしてたどり着くまでどれくらい時間がかかったんでしょうか?」

アンドリュー・J・フェウステル

「いい質問ですね。今は大西洋とアフリカのあたりを飛んでいます。ですから実際はそこまでイギリスから遠くはないんです。ただ17,500マイル (時速約28,000km)で飛行しているので、地球を周回するのに90分かかるんです。ここには3月にきて10月に戻るわけですが、今大体7ヶ月経ったところです。」

ホルへ・ロレンソ

「ホルヘです。快適そうですが寂しそうですね。質問なんですが、宇宙でスポーツはやるんですか?」

アンドリュー・J・フェウステル

「ええ。宇宙ではエクササイズをします。ジム、トレッドミルなど毎日2時間半ほどエクササイズをします。宇宙ではご覧の通りほとんど浮いていますので、ほとんど移動に使うのは手だったり指だったりするわけです。ですから私達宇宙飛行士にとっては、足、脊椎に負荷をかけてやることは非常に重要なんです。そうすることで体が骨に栄養を送り、筋肉を保つことが出来るんです。こうしていることで地球に戻って重力がある状態でも歩くことが出来るわけです。食べ物はキャンプフードに似たものを食べます。ですからそのまま食べられるもの、オーブンで温めて食べられるもの、水で20分ほど戻す乾燥食品、フルーツカップなどがあります。食事に関してはあなた方レーサーのほうが気を使っているでしょうね。宇宙の場合、発射であるとか船外作業などの瞬間ごとにフォーカスすることはあるんですが、日常はさほどでもありません。塩の摂取を減らしたりしますが、プロテイン、炭水化物を多く摂取することは重要です。宇宙では体重が減りやすいので、体重を増やそうとする努力が欠かせません。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「アンドレアです。地球にバイクはあるんでしょうか?」

アンドリュー・J・フェウステル

「昔モトクロスはやっていましたが、今はバイクに乗っていません。BMXや自転車に乗って、カートは7年ほどやっていたんです。大学の頃は1978年式のホンダCB750Fを乗っていました。公道を走るのは危険だと思って大学を出た後に乗るのを止めたんです。トラックでより速く走ることに集中したほうがいいですからね。将来的にはバイクに乗って、トラックを走りたいですね。妻には内緒ですけどね(笑)」

カル・クラッチロー

「アンドリュー再び話せて嬉しいです。あなたがMotoGPファンであるのは知っていますが、昨年はブルノでLCRホンダのボックスに来てくれましたよね。ホルヘが聞きたかったことを聞いてしまったので質問を変えますが、そこに写っているケーブルについて、全ての役割を理解しているんですか?」(会場笑)

アンドリュー・J・フェウステル

「まずは昨年はお世話になりました。今年も素晴らしいシーズンだと思います。トップで素晴らしい走りを今後も続けてください。ここにあるものに関しては、ほとんど把握していますが、時には新しい内容についてOJTで学ぶ事もあります。ここには沢山の機器がありますが、こういったものの使い方をしっかりと学ぶのはチャレンジですね。いくつかはそれがどうやって機能するのかなど理解していないものもあります。ただ、こうした実験機器から健康に関する研究者が必要なデータを得ることが出来るんです。その他はISSの機械的な設備です。ここに見えているのは生命維持設備、温度管理のためのシステム、その他の実験設備などです。宇宙での燃焼を実験する設備、顕微鏡、フードプロセッサー、-85℃の冷凍庫、足元にある窓からは地球が見えますし、トラックの写真を撮るための窓もあります。ISSでは多くの設備の少ししか皆把握していないのではと思いがちでしょうが、実際は皆何をしているかしっかり把握していて、私達がわからないことは地球にいるスタッフがサポートをしてくれます。宇宙で最も重要なことはミスをしないということなんです。」

アルヴァロ・バウティスタ

「アルヴァロです。宇宙飛行士としてのチャレンジとしてはどういったものがあるのでしょうか?」

アンドリュー・J・フェウステル

「こういった無重力空間の宇宙で日々の生活をするということ、仕事をすることがチャレンジです。常にこうやって浮いているということもまたチャレンジであって、けしてどこかに立つということがないんです。トレッドミルで走ったりしない限りは足にプレッシャーを感じることがないんです。これは寝る時も同様です。寝る時というのは足に体重がかからなくなって体を休めるのが心地良いわけですが、こうやっていると足も手も常に同じポジションにある状態が続きますから、寝る時も同様に無重力でポジションが変わりません。そうなってくると時にはリラックスが難しいことがあるんです。仕事をしている時と全く同じ体のポジションにあると感じてしまうのです。あとはトイレを使うこともまたチャレンジです。ですから、地球に戻って普通のトイレを使うこと、普通のベッドで寝る事、シャワーを浴びるが楽しみなんです。」

 

スティーブン・デイ

「いつもはライダー達が立って記念撮影を最後に行うんですが、今日はライダー達があなたの映っているスクリーンを囲んで写真を撮影しようと思います。そのままでいてください。それでは、はいチーズ。ありがとうございました。最後に何か質問はありますか?」

アンドリュー・J・フェウステル

「質問はあるんですが、特定のチームやライダーの事が好きだという印象は与えたくないので、ただ、毎週末皆さんのレースを楽しませてもらっているということ、そして今年のチャンピオンシップがいかに素晴らしい形で進んでいるか、そしてマルクが昨年リードをしながら、他の選手が後半に追いついていったことも素晴らしかったです。今年も素晴らしいチャンピオンシップになっていますが、皆さんも私が宇宙から撮影したトラックの写真を楽しんでくれることを願います。素晴らしい仕事を続けてください。ただ、何よりもまず安全第一に、スピードを発揮して下さい。」

 

スティーブン・デイ

「アンドリュー今日は本当にありがとう。また、ヒューストンもご協力いただき感謝しています。それではフロアからの質問を続けたいと思います。」
 

Q

「先程の質問ですが、過去2戦の結果はトラックレイアウトなのか、バイクが良くなったからなのでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ヘレスからバイクが昨年より少し良くなりました。過去に優勝や表彰台争いが出来なかった場所でそういったレースが出来るようになりました。過去2戦はスピードがありましたが、これは色々な内容が向上したからです。チーム内に速いライダーが2人いると、同じ方向に進んでいくのは簡単なんです。皆が勝利したいとおもっているわけですから。それにいきなり大きな改善を成し遂げたわけではなくて、ステップ・バイ・ステップで改善を続けていった結果が今なんです。昨年の時点でベースはかなり良い状態でしたから、少しの改善で色々なトラックで競争力を発揮出来るようになったわけです。」

ホルへ・ロレンソ

「昨年のバイクからはいくつかのポイントで良くなり、逆に悪化した部分もありました。ただ、少しづつネガティブな部分も良くなっていきました。そして今は昨年のバイクよりもかなり良い状態になっていますし、自分自身もバイクに慣れたという理由も大きいですね。過去5戦に関しては昨年よりも明らかに良い結果が出ていますから。」

 

Q

「非常にスポーツをアクティブにしているわけですが、6ヶ月も宇宙ステーションにいる自分を想像出来ますか?」

マルク・マルケス

「自分は無理でしょうね。ごく自然な排泄を制限されたり、狭い部屋にずっといるということなど、自分にはどう考えても無理です。ただ、最も重要なのはあの場所に6ヶ月もいることに対して、メンタル面でしっかりとした準備が出来ていることなんでしょう。」

バレンティーノ・ロッシ

「6ヶ月も同じ場所にいるということ、質問したように彼は孤独ではなく仲間がいるわけですが、やるべきこと、目標があるわけですから、6ヶ月間彼らは非常に忙しくしているのかもしれません。でも、自分は地球にいたいですね。」

 

スティーブン・デイ

「それでは以上でプレスカンファレンスを終わります。」

(Photo courtesy of michelin)

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