全19戦で争われる 2018 年 MotoGPTM世界選手権。ミシュランが次に訪れるのは第 13 戦 GranPremio Octo di San Marino e della Riviera di Rimini(※サンマリノ・グランプリ)が開催されるイタリア、アドリア海沿岸に程近い、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリです。

ミサノ・サーキットは全長 4,226m で 6 つの左ターンと 10 の右ターンを有し、速く、スムーズに走るには正確さと高度な慎重さが要求されます。高速コーナーと低速コーナーが組み合わされたレイアウトで、路面の摩耗レベルは中程度です。この大会のために用意される MICHELIN Power slick タイヤはそうした要件に合わせるために設定されており、ソフト、ミディアム、そしてハードのフロントタイヤはすべて左右対称設計ですが、リアタイヤはすべてターンの数が多い右側をよりハードにした左右非対称設計としています。

ミサノ・サーキットでは 1980 年からモーターサイクル・グランプリが開催されており、2007 年からは継続して開かれています。グランプリの名称はサンマリノ GP(サンマリノはイタリアの小さな共和国)で、ここミサノで開催される前には、同グランプリはムジェロとイモラでも行われていました。太陽を求める観光客で賑わうリミニ、リッチョーネ、そしてカットーリカという海辺のリゾート地に程近い場所に位置するミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリですが、昨年のように雨に見舞われることもあります。

こうしたコンディションに備える MICHELIN Power rain タイヤは、フロントが左右対称設計のソフトとミディアム、リアはエクストラソフトとソフトのタイヤが用意されます。このうちリアのエクストラソフトタイヤは左右対称設計ですが、ソフトは右ショルダー部分をよりハードにした左右非対称設計となっています。

ミシュランと MotoGP ライダーは 9 月 7 日金曜日に走行を開始。日曜日に 27 周で争われる決勝レースに向けた準備をスタートします。選手権の規定により今年のレースは、これまでより 1 周少ない周回数となっています。

土曜日にもプラクティスセッションがあり、その後にレースのスターティンググリッド位置を決める公式予選が行われます。レースは 9 月 9 日日曜日、現地時間 14 時 00 分、日本時間 21 時 00 分にスタートします。

ミシュラン・モータースポーツ 2 輪マネージャー:ピエロ・タラマッソ

「前戦シルバーストンは豪雨となり、昨年のここミサノでも雨に見舞われましたが、私たちは今週末のイタリアでは好天となることを願っています。ミサノはタイヤの温度がかなり上昇することがある厳しいコースで、特にバイクを支える時間が長いフロントタイヤではその要求に応えるタイヤが必要になります。」

「復帰の年、2016 年には私たちはここでとても目覚ましいパフォーマンスを示すことができたので 2017 年にはそれを上回ることを期待していたのですが天候が許してくれませんでした。しかしウエットコンディションでローグリップとなる非常に難しいコンディションの中でもレインタイヤが実に良く機能し、レースは非常にエキサイティングなものとなりました。今シーズンのレースでは悪天候とならないことを願っていますが、何があろうとも私たちの準備は万全です」

(Source: ミシュラン)

(Photo courtesy of michelin)