ミシュランはサンマリノGPの中でミシュランのタイヤがいくつかの記録を破り、アンドレア・ドヴィツィオーゾが地元で優勝するのを見届けました。ミシュランのフルレンジのPower Slickが今日のレースでは使用され、すべてのライダーに最適なパフォーマンスを提供するというミシュランのフィロソフィーを示す形となりました。

これは今週末のすべての練習走行と予選セッションで見て取れ、今朝のウォームアップではラップレコードを上回るタイムが記録されました。このタイムは、レースの中でドヴィツィオーゾが9周目にベストラップタイムを記録したことで再び更新され、予選ではホルへ・ロレンソがポールポジションを獲得し、新たなラップレコードを記録しています。これは4,226mのミサノで記録されたバイクにおける最速タイムとなります。

ロレンソはポールポジションから素晴らしい形でレースをスタート。最初の5周をリードしますが、チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾがロレンソをオーバーテイクします。2人にマルク・マルケスが加わり、三つ巴のバトルが展開されます。ドヴィツィオーゾはミシュランタイヤでコンスタントなペースを刻んでレースをリード、この中には新たなラップタイムレコードが含まれています。

ドヴィツィオーゾに追いつこうとする中でロレンソはプッシュし過ぎたことで転倒。これでドヴィツィオーゾがDucatiのホームにおいて優勝。ドヴィツィオーゾに続いたのはマルク・マルケスで、その後にカル・クラッチローが続いています。クラッチローはこれで独立チームライダー1位も同時に獲得。4位にはアレックス・リンスが入り、マーべリック・ビニャーレスが5位、ダニ・ペドロサが6位を獲得しました。

サーキットには96,758人が訪れ、7位となったバレンティーノ・ロッシを応援しました。8位には同じくイタリア人のアンドレア・イアンノーネ、9位はアルヴァロ・バウティスタ、ヨハン・ザルコが10位を獲得しました。ミシュランとMotoGPパドックは第14戦が9月23日に開催されるアラゴンに向かいます。これはヨーロッパにおける最後のレースとなり、その後レースは10月の連戦を迎えます。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「リアタイヤが良い形で機能しました。最初から最後まで非常にコンスタントでしたが、トラックのグリップは練習走行よりも低かったように思います。これは何度も起きているんですが、非常にマネジメントが難しいんですよね。理由はわかりませんが、これをしっかりと把握する必要があります。レース最後のペースも最高に良かったです。非常に嬉しいですし、新たなラップレコードを記録し、ホームで勝利が出来たのは素晴らしいことです。」

ミシュラン・モータースポーツ 2 輪マネージャー ピエロ・タラマッソ

「ミシュランにとって素晴らしい週末でした。すべてのセッションにおいて素晴らしいタイムを記録しました。FP3では素晴らしいラップタイムが記録されましたが、路面にはウェットパッチがある状況でした。これはタイヤがライダーにしっかりとしたグリップと自信を提供したということで、完璧ではないコンディションの中でライダー達がしっかりとプッシュ出来たということを示しています。」

「6種類のコンパウンドがレースで使用されましたが、これが非常に重要な要因であり、すべてのライダーが使用出来るタイヤを作るというミシュランの精神を示していると言えるでしょう。レースで新たなラップレコードを記録したということ、そして全体のファステストラップを記録したことは非常に満足すべき結果ですし、多くのライダーがほとんど変わらないタイムで周回を続けたということで、タイヤの耐久性が高いことを証明していると言えます。コンディションが変わり続ける中で全体的にミシュランのタイヤにとって素晴らしい週末となりました。アラゴンでも、今回と同様に高いレベルのパフォーマンスを発揮出来ることを期待しています。」

(Source: michelin)

(Photo courtesy of michelin)