木曜に行われたプレスカンファレンスより、ロッシ選手のコメントをご紹介します。今週はフロントエンドの問題が本当に解消しているのが鍵になりそうです。また、今年から導入されたSNS上のファンからの質問というのは、会場も選手の雰囲気も和んでいいですね。

「(※今回で350回目のグランプリレースとなる)長いことレースをしてきましたね。誇りに思っています。レースの数は重要ではなくて、その内容がより重要だと思います。勝利数だとか表彰台の獲得数だとかがね。カタールはバイクに関するフィーリングを大きく改善出来た週末でしたので、今週も同じような形で進むことを願っています。カタールのレース後に驚いていたんです。表彰台でシーズンをスタートするのはいつも重要なことですし、トップの2人との差も大きくはありませんでした。このトラックは好きですし、レイアウトも面白く、MotoGPバイクで走るのが楽しいトラックです。2014年からずっと良いレースが出来ていますが、他の皆が言うように、まずはトラックのコンディションを理解することが必要です。昨年は金曜からトラックが非常に汚くて厳しい週末でした。良いコンディションで良いやり方で進めていきたいですね。」

「今や10台のライダーが表彰台争い、そして練習走行ではトップを獲得出来る可能性があるわけですよね。ですからカタールに比べて練習走行であまり苦戦しないということが重要になります。カタールでは予選がありませんでしたから今回が今年初の予選となりますが、トップ5に留まりたいと思います。」

「(※カタールでは)木曜から金曜の間にフロントに関して大きな前進があったんです。その後また別の問題を直していました。問題は解消していると嬉しいですが、全てのトラックは異なりますからね。ただ、最初の練習走行から良い結果を出したいと思います。」

「(※ミシュランが)フロントに関しては1種類ケーシングが固い古いタイプのものを持ち込んだのを知っています。シーズン始めにミシュランと自分の問題について話した時、彼らは問題を感じているのは自分だけだと話していました。ただ、今回ミシュランがこうしたタイヤを持ち込んだのは、自分以外にも同じように感じていた選手がいたってことでしょうね。カタールでも改善はありましたが、ここでこのタイヤを試すのは非常に面白いと思いますね。」

「レースウィークの作業とテストというのは異なるものなんです。ただテストに関しては、自分はマーヴェリックよりもこのバイクを理解するのに時間を必要としたということで、より走り込む必要があったということなんです。ただレースウィークには良い形で作業を進めることが出来て、日曜に素晴らしいレベルでたどり着く事が出来ました。またそこに向けて1からスタートという形ですね。」

ーーー以下 ソーシャルネットワーク上のファンからの質問ーーー

Q

「ヴァレンティーノへの質問は、Instagramからアローの質問です。昨日のプリイベントのスカイダイビングを含んでの質問ですが、ジャック・ミラーとスカイダイビングで飛行機から飛び降りるのと、ハイスピードカーチェイスでカル・クラッチローと同乗するのとどちらが良いですか?そしてその理由は?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「実は15年ほど前にバルセロナでジベルナウとスカイダイビングをした事があるんですが、彼は自分を殺そうとしてたと思います(笑)(※会場爆笑)ただ、ラッキーなことにパラシュートが開きました。ジャックとスカイダイビング?これはちょっとリスクが高いですね。(※会場爆笑)それと、カルと何だって?」
 

Q

「ハイスピードのカーチェイスで、カルが運転をしている車に乗ることです。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「カルの運転?いやいや、ジャックとスカイダイビングだね。(笑)」(※会場爆笑)

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