ティト・ラバトはイギリスGPの練習走行で転倒して右足を複雑骨折しており、サンマリノGP、アラゴンGPを欠場しました。先週病院から退院したもののレースに向けて完調とは言えない状況であったラバトは、今週末のタイGPでの復帰を望んでいたようですが、やはり今週末のレース復帰は不可能という決断をしたとのこと。

アラゴンGPでラバトの代役を務めたジョルディ・トーレスは初のMotoGPバイクでの走行、初のレースとなる中で20位でしっかりと完走。19位で完走したザビエル・シメオンとのレースタイムは1秒以下と大健闘しました。そして今週末のラバトの復帰の目処が立たないということで、トーレスが引き続き代役を務めることとなります。

前回のレースで得た経験もありますし、トーレス自身はチャーン・インターナショナル・サーキットでの走行経験があります。全く異なる乗り物と言えるMotoGPマシンにその知識がどこまで役立つかわかりませんが、良いレースが期待出来るかもしれません。

ジョルディ・トーレス

「アラゴンで素晴らしい経験が出来ましたが、週末の中で多くの情報を吸収してMotoGPカテゴリーにライディングスタイルを合わせていきました。タイで再びMotoGPマシンに乗れるなんて最高の経験です。このトラック自体はWSBで過去4年間走っていますからよく知っています。良いレースが出来ていますし、大好きなトラックです。FP1では良い走行をして他の選手たちにおいついて行く必要があります。バイクを最大リーンまで持っていくこと、そしてコーナーの立ち上がりでは出来るだけ素早くバイクを起こして加速することが必要です。色々とわかったことがあって、今回はその知識をMotoGPバイクに当てはめていくことが必要です。もっとスムーズにライディングが出来るか、日曜に良い結果を得られるか楽しみです。」

(Source: esponsorama)

(Photo courtesy of esponsorama)