第16戦日本GPは、Moto2世界選手権を戦うNTSにとって、シーズン全戦の中でも非常に重要なホームグランプリです。NTS RW Racing GPのスティーヴン・オデンダールは、フリープラクティスから快調なペースを刻み、チームメイトのジョー・ロバーツは予選でトップから1.0秒差、20位圏内の18番手タイムに入れる健闘を見せました。

金曜のツインリンクもてぎは、ドライコンディションで始まったものの、午後は雨にも見舞われる難しい一日になりました。土曜は秋らしい好天に恵まれ、オデンダールは午前のFP3でふたたび快調な走りを披露。しかし、午後の予選ではそのリズムを存分に発揮するには至らず、25番手で終えました。一方、ロバーツはチームスタッフとNTSの献身的なサポートに支えられて奮起し、18番手タイムに到達しました。Moto2クラスの日本GP決勝は、日曜午後12時20分にスタートします。

スティーヴン・オデンダール

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(予選25位1分52秒505)
「今日の午後は、狙っていたのとは少し違う方向に進んでしまい、シーズン全体でも屈指の厳しい予選になってしまった。明日は、この流れを変えてもとのリズムに引き戻し、フリープラクティスのときに掴んでいた良いフィーリングで走れるようにがんばるよ。いつも全力で僕たちを支えてくれるチームとNTSのためにも、いいリザルトを獲得するつもりだ」

ジョー・ロバーツ

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(予選18位1分51秒797)
「正直なところ、今日の予選タイムには自分でも少し驚いているんだ。ダッシュボードで自分のタイムを見たときは、なかなかのタイムじゃないか、と思ったよ。今回の週末は、みっちりと走りこむことがあまりできていなかったので、予選でもできるかぎり周回をたくさんこなそうと思っていたんだ。充分なグリップをまだ引き出せていないので、できるかぎりスムーズに走った結果、いいラップタイムを記録して、明日のレースに向けて有利なグリッドを獲得できた。このスターティングポジションを活かして、明日はタイGP同様にいいリザルトを持ち帰るつもりだ。全力でがんばるよ」

ヤルノ・ヤンセン(チームマネージャー)

「今回のレースウィークでは、充実したセッションを重ねながら着実に前進をしてきました。両選手とも予選に向けてしっかりと積み上げてきた結果、ジョーは18番グリッドを獲得してくれました。とてもがんばってくれたと思います。一方、スティーヴンはFP3まで持ち味のスピードを発揮してくれましたが、予選ではうまくまとめきることに苦労をして、彼本来のパフォーマンスを発揮するには至りませんでした。両選手とも、明日の決勝レースでは両選手揃ってポイントを獲得できるように、我々も全力で彼らを支え、戦います」
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(Source: NTS)

(Photo courtesy of NTS)