KTMでMotoGPデビューを果たしたミゲル・オリヴェイラ。ポルトガル出身の唯一のMotoGPライダーとなった彼は、KTMが敷いたMoto3からMotoGPまでのルートを上がってきた最初のライダーということになります。Moto2とは全く違う乗り物だというMotoGPでも活躍出来るか注目です。

ミゲル・オリヴェイラ

「MotoGPバイクはまるで違う乗り物です。エンジンへのスロットルの反応も、ストッピングパワーも桁違いです。バイクの反応も良いですし、チームも暖かく迎えてくれました。特にブレーキングは非常に理解が難しいですね。Moto2ではいかに強くブレーキングするかという形で、スライドさせるのが容易なんです。」

「でもMotoGPの場合はスライドさせることが本当に難しくて、かなり強くブレーキングするか、バイクを寝かさないとブレーキングでスライドが発生しません。バイクがスライドしないことによってフロントを信用することが難しいんです。それにどの程度ブレーキをかけられるかなども探りながらという状態ですね。」

「Moto2マシンはエンジン幅が広く、それに従ってフレーム幅が広くてタンクも幅が広いんですが、RC16はフレーム幅がより狭いです。バイクがコンパクトに感じるんですが、腕やボディがバイクに触れる部分が少ないのでバイクとのコンタクトエリアの少なさに関して慣れて行く必要があります。新しいシートを試して、それで幾分快適性が上がりました」

「今日は昨日よりも明らかに改善した部分がありラップタイムも改善しました。昨日よりも周回をこなしてバイクに関して作業を進めています。今まではバイクに慣れることから初めており、今日はバイクに関して変更を加えるということを始めました。皆にとってまだ学習の段階ですが、これからさらに前進していきますよ。」

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(Source: KTM)

(Photo courtesy of michelin)