最近はプーチがペドロサに関しての批判を述べていましたが、ミック・ドゥーハンは、ペドロサがタイトルを獲得出来なかったのは、能力というより不運によるものと語ります

ミック・ドゥーハン

「ダニが引退してしまったのは残念だね。彼は長年このスポーツの代表的な選手だったよね。彼がその身長や不運だとかでタイトルを獲得出来なかったのは実に残念だ。私はこれは彼の能力ではなく不運によるものが大きかったと思う。

彼は怪我がとにかく多かった。彼はチャンピオンにふさわしいライダーなのだから、彼がタイトルを獲得しなかったのは残念だとしか言いようがない。ただ彼が引退という決断をしたのは正しい時期だったと思う。彼がKTMのテストライダーという素晴らしい役割を担うことになるし、その働きはきっと大きな意味を持つだろう。」

「ただスポーツというのは常に1人の選手でどうにかなるものではない。これはセナやシューマッハに時代が移っていったようなものだが、スポーツの存在が常にそれよりも大きかった。ダニと共に成長してきたファンにとっては本当に残念なことだが、彼が引退することで輝く才能もあるだろう。」

「準備をすること、そしてメンタル面でカバー出来るというが、不運は存在する。もし目の前で誰かが転倒したら?誰かのオイルを踏んだら?バイクが故障したら?こういったものが不運であって、そのために少しの幸運な必要なんだよ。」

「自分に出来ることはリスクを最大限避けるために他の誰よりもしっかりと準備をすること。残念ながらモータースポーツそしてMotoGPに常にリスクは付き物だ。でもMotoGPからリスクをすべて取り去ってしまったら、あまり面白くはないだろう。」

(Photo courtesy of michelin)