レッドブルKTMファクトリーレーシングにとってステージ4は非常にポジティブな結果となりました。マティアス・ウォークナーはステージを2位で完走。チームメイトのトビー・プライス、サム・サンダーランドはそれぞれ3位、4位を獲得。ルチアーノ・ベナビデスは13位となっています。

2019年ダカールラリーの前半戦において、4日目は全てのライダーにとってチャレンジングなステージとなりました。ライダー達は朝早くにArequipaを出発、85kmの短いリエゾン区間の後に2つのSS区間となるステージで、その全長は405kmと最長、柔らかな砂の砂丘と視界の悪いセクションから、乾いた川の上を高速で通過するセクションとなりました。

ライダー達はタイヤを温存しつつも、ライバル達から遅れを取らぬように走行する必要があり、SS区間の後の短いリエゾン区間からライダー達はビバークに到着。マラソンステージであったため、ライダー達はメカニカルサポートを受けることが出来ず、全てのメンテナンスを自分達、そしてチームメイトの助けで行う必要がありました。

マティアス・ウォークナーはこの日15番手スタート。プッシュを続け、ライバル達を激しく追い上げました。2018年のチャンピオンはステージ全体で強力なペースを発揮。高い位置からの着地にとってウォークナーは少し足首を痛めています。しかしその後も走行を続け2位で完走しています。

マティアス・ウォークナー

「良い1日でした。バイクも調子良く、今日は全く転倒とも無縁でした。一度ジャンプからの着地がかなりハードになってしまい、足首を痛めたかと思ったんです。でもどうやら大丈夫だったようです。ここのビバークは最高ですね。チームで一緒になって休んでいるんですが、その雰囲気も最高です。総合的にはタイムを取り戻す事が出来ました。明日も同様にレースを展開したいと思います。

トビー・プライス

「タフな1日でした。長いステージでしたし、ほとんどが岩だらけのトラックと川というステージでした。今回のステージは自分の手首にとっては最悪でしたね。一度道を間違えてしまったんですが、幸運もそこまで影響はありませんでした。快適な走行は出来ていませんが、こういうものなので仕方ありません。この状況には対応していくしかないでしょう。残りのゴールとしては、今までのような走りを続けること。そして出来る限り最高の結果を得ることです。」

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(Source: KTM)

(Photo courtesy of KTM)