Aruba.it Racing – Ducatiチームのアルバロ・バウティスタとチャズ・デイビスが、ポルティマオ(ポルトガル)のアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ・サーキットで行われた2日間のウィンター・テストを完了した。

スペインのヘレスで先週行われたテストに続き、今回のポルトガルでのテストは、チーム、エンジニア、そしてライダーにとって、今シーズンからスーパーバイク世界選手権(SBK)にデビューするV型4気筒エンジンを搭載したドゥカティのニューマシン、パニガーレV4 Rの開発をさらに進める機会となった。一連のテストでは、完全に新しい開発プロジェクトを実行しているため、ライダーは、マシンのパフォーマンスを限界まで試すのではなく、これまで行ってきた作業をエンジニアが分析できるように、さまざまなデータを集めることに集中した。
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この新しいプロジェクトでは、シャシ、エレクトロニクス、エンジンのあらゆる側面で作業を行って、シーズン開始前の重要な開発ステージを無事に完了した。この後チームは、オーストラリアのフィリップ・アイランドで再び公式テストを実施した後に、2週間後に同サーキットで開催される開幕戦に臨む。
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アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing – Ducatiチーム #19) 1分41秒934

「ポルティマオでの2日間のテストは、非常に良い手ごたえだった。このサーキットは初めて走行するため、昨日はアップ・ダウンの激しい難コースに慣れるのに少し手間取ったが、今日は良い感触で走ってタイムを上げることができた。今回は、オーストラリアに向けて出発する前にV4 Rをテストする最後の機会なので、マシンの挙動をより良く知るために、出来る限り多く周回しようと思った。まだ改善の余地は残されているが、素晴らしいベース・セッティングを見つけることができたので、自信を持って走ることができている」

チャズ・デイビス(Aruba.it Racing – Ducatiチーム #7) 1分43秒361

「テストが2日間あると、さまざまなことを試すことができる!ヘレスでクラッシュしたことによる背中の痛みがまだ完全に直っていないので、思ったほどラップタイムを上げることができなかった。今回のテストでは走行できないかもしれないと思っていたので、テストを無事に完了することができてとても嬉しい。前回のテストを終了してから行った治療が功を奏して、サーキットを走れるまでに回復した。ポルティマオのテストは、チームにとって非常に需要だ。ここでは、様々なことを試しながら、マシンの挙動に精通して、タイプの異なるサーキットでV4 Rのベース・セットアップを見つける必要がある。作業は進行中で、セットアップはまだ完全に煮詰まっていないが、フィリップ・アイランドで開催される開幕戦を楽しみにしている。良い走りをする自信はある」

Aruba.it Racing – Ducatiチームは、2月4日にイタリアのベルガモ近郊のポンテ・サン・ピエトロにあるArubaグローバル・クラウド・データ・センターで、公式チーム・プレゼンテーションを開催する。

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of Ducati)