マルケスとの接戦を制したアンドレア・ドヴィツィオーゾ。序盤からレースペースをコントロールしながらタイヤを温存。最後にしかけるという展開となりました。昨年以上に状況を理解し冷静な走行をしているように思えたレース展開でしたが、アルゼンチンでも素晴らしいレースを期待しましょう。

カタールGP優勝 アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「レースに関してはあまり戦略がなかったんですが、アレックス・リンスが非常に速いだろうと思っていました。Ducatiはストレートが速いですが、スズキはコーナーのスピードが素晴らしかったですから。序盤に彼が前に行きたがっていたんですが、あのペースでは絶対に最後までタイヤが持たないわけですから、彼を抑えていました。」

「マルクとのバトルではシフトミスがあってマルクに抜かれました。ただそこで彼の状況がわかって、自分の強み、マルクがブレーキングで強みがあることがわかりました。自分のほうがスピードがあったので彼をすぐ抜き返そうと思っていたんですよ。レースウィーク前はベースもあまりよくなかったんですが、落ち着いて正しい方向にチームと作業すれば優勝出来るわけですね。」

「ああいった形で今回も勝てましたけど、あの状況でオーバーテイク出来るのはマルクだけで、彼はあの状況を作り出すことが出来るんです。他の選手なら2位でフィニッシュするほうを選ぶでしょう。そういう意味ではこういう形で完走出来たのは良かったですけど、マルクのほうがアドバンテージはあると思います。」

「今のMotoGPは昔と全く異なっていて、どの時点でスピードを発揮するかが最も重要です。ですから今日は非常に遅いペースで走行していたわけで、飛び出していこうとするリンスを毎回抑えていたんです。そうしたこともあって皆のタイムが接近しているんです。」

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(Source: Ducati)

(Photo courtesy of michelin)