DucatiがカタールGPにおいてGP19のスイングアームに装着していたパーツに関して、FIM控訴裁判所はレギュレーション違反ではないと判断を下しました。これによってDucatiは通称スプーンを今シーズン中使用してもお咎めなしということとなりました。これに関してはいろいろな意見が噴出していますが、当事者のDucatiのエンジニアリング・グールー(Guru)と言えるジジ・ダッリーニャが、「レギュレーション違反ではないと確信していた」と語っています。

MotoGPに参戦するチームの車両でエアロダイナミクスに関するレギュレーション違反が疑われる場合、該当チームに対してテクニカル・ディレクター同席の元、風洞実験室を使用した調査を命じるといった権限を、MotoGPのテクニカル・ディレクターに持たせればそれで問題解決のような気もしますが。。

ジジ・ダッリーニャ

「Ducatiはテクニカルレギュレーションに違反していないと確信していましたから、FIMの控訴裁判所で公聴会が行われても心配はしていませんでした。ですから、Ducatiの開発内容がレギュレーションの範囲であったという今回の判決に関して改めて満足していますよ。今はこれから開催される新たなレース、タフでエキサイティングな挑戦に向けてしっかりと集中していきたいと思っています。」

(Source: Ducati)

(Photo courtesy of michelin)