自分のスムーズなライディングスタイルが応用出来ないであろうことは、移籍前からある程度わかっていたと思いますが、2019年のザルコは苦戦を続けています。アグレッシブなスタイルのポルと決定的に乗り方が異なっていることが苦戦の要因だと想像されますが、テストライダーとしてペドロサのフィードバックも反映されるようになってくると、またバイクのバランスが良い方向に変わっていく可能性もあります。シーズン前半はまだまだ我慢の走りが続きそうです。

アメリカGP13位 ヨハン・ザルコ

「今までよりは無駄な力を使わずに済みましたが、だからと行って速く走れるようになったということではありません。後続とのギャップをコントロールしてプッシュし、13位というポジションを維持しようとました。前を走るライダー達数名に問題が発生したり転倒したりがありましたが、それも含めてレースですから出来るだけ良い位置で完走しようと努力しました。ヘレスでも自然体で走って出来る限り多くの情報を得たいと思います。何かしら改善の方向が見つかれば、自分の力を使ってスピードを発揮出来ると思います。」

(Source: KTM)

(Photo courtesy of KTM)