★MotoGP2017アメリカGP 木曜プレスカンファレンス全文翻訳

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されているアメリカGPの木曜のプレスカンファレンスの翻訳をお届けします。今回は連勝を続けるビニャーレス選手に関しての話題、COTA 5連勝がかかったマルケス選手についての話題が多めでした。なお今回のプレスカンファレンスでバウティス選手がガールフレンドとのグレイスさんとの婚約を発表しました。おめでとうございます。

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ニック・ハリス

「皆さんおはようございます。ここオースティンでMotoGPが開催されるのはこれで5回目、アメリカでのGP開催は30回目となります。プレスカンファレンスはセンターにモビスターヤマハのマーヴェリック・ビニャーレス。開幕2連勝を遂げています。COTAでは2014年にMoto2クラスで優勝、2013年はMoto3で2位を獲得しています。2015年はMotoGPで9位、2016年はスズキで4位を獲得しています。右側には彼のチームメイトのヴァレンティーノ・ロッシ。カタールで3位、アルゼンチンでは2位を獲得しています。ヴァレンティーノはアメリカで開催されたMotoGPのレース21回に全て参加しています。2015年はここで3位を獲得しています。左側にはカル・クラッチロー。LCRホンダでアルゼンチンでは3位、2013年はここで4位、2015年は7位を獲得しています。ヴァレンティーノの右には現在の世界チャンピオン。レプソルホンダのマルク・マルケスです。カタールで4位、アルゼンチンは言うに及ばずですが、ここでは信じられないような記録を獲得しています。ポールポジション、そして優勝を過去4年間記録しており、彼自身過去10度のアメリカの世界GPで全て優勝しています。反対側にはアルヴァロ・バウティスタ。Aspar Ducatiでアルゼンチンで4位。2013年にここで8位、2016年は11位を獲得しています。反対側にはモンスターテック3ヤマハのヨハン・ザルコ。現在のMoto2チャンピオンでもありますが、アルゼンチンで5位、カタールでは6周以上に渡りレースをリードしました。2015年はここで2位、2016年はMoto2で3位を獲得しています。」

「それではマーヴェリックから始めましょう。素晴らしいシーズンスタートですね。ここがあなたにとって一番大きなチャレンジと言えるのではないでしょうか?」

マーヴェリック・ビニャーレス


「ええ。自分にとっては幸運だったと言えると思います。ここでは常に強い走りが出来ていますし、自分のライディングスタイルに合っています。多くの加速ポイントがありますが、今年自分達はこの部分で力があるということを証明出来ていると思います。ですからここでは素晴らしい結果が出せると思っています。懸命に作業をしなければいけないと思いますが、特に最後の10周に関しては非常に重要になります。昨年は自分の最後の10周はタイヤがボロボロだったので、このエリアに関して作業が必要でしょう。そして正確に走る必要があります。良いペースを持っている必要もありますし。ただ100%の力を出すことが出来れば優勝争いが出来ると思います。」

ニック・ハリス

「記録を見てもマルケスが負かすべき男ですね。」

マーヴェリック・ビニャーレス

「ええ。4年連続優勝というのは本当に凄い記録です。ただ、自分達は今非常に良いレベルにあると思いますし、バイクのレベルも素晴らしいです。100%の力を出せば優勝争いが出来ます。昨年と比較してヤマハのバイクは良くなっていますし、ここでも素晴らしい結果が出せるという自信があります。」

ニック・ハリス

「2つの非常に異なるレースで連勝したのは驚きでしたか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「2つともかなり異なるサーキットですが、バイクはどちらでも素晴らしい働きをしました。力強さを感じましたし、最初から最後まで素晴らしいペースで走る事が出来ました。ここでも最大限の力でプッシュしたいと思います。特に最後の10周はリアタイヤが非常に厳しくなります。ただハードに作業することが出来るのはわかっています。素晴らしいレベルにありますしモチベーションも高いです。自分達なら成し遂げる事が出来ると思っています。」

ニック・ハリス

「マーヴェリックありがとう。それではヴァレンティーノ。テストの中では苦戦していましたが、レースではいずれも素晴らしい結果でした。」

ヴァレンティーノ・ロッシ


「ウインターテストは最高ってわけではなかったですし、練習走行でも苦戦しました。ただ2戦とも素晴らしいレースで、表彰台とチャンピオンシップに向けてポイントを獲得出来ましたから、良いスタートだったと言えるでしょう。カタールの後はアルゼンチンにもっと速い状態で乗り込む予定でした。ただ練習走行、週末の間かなり苦戦しました。ですからアルゼンチンで学んだ事が、金曜と土曜に約に立つことを願っています。ここは皆にとって最も難しいトラックの1つだと思います。まずトラックが非常に長いですし、数々の異なるコーナーがあります。タイヤ、ライダーにとっても厳しいサーキットですが、明日からどうなるか見てみましょう。」

ニック・ハリス

「マルケスこそがここでは負かす相手ということですが。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「マルケスはこのトラックでは常に速いですね。2013年に初めてテストをした時から速いですし、ここでは本当に速く走ることが出来ていますよね。ただ自分達は自分達に集中する必要があって、自分にとってはこのトラックは結果だけを見るとあまり良いトラックではありません。ただ昨年と2015年は非常に戦闘力が高かったのも事実です。昨年は残念ながらミスをして転倒してしまいましたけどね。ただスピードはありましたから、この調子で作業をしたいと思います。」

ニック・ハリス

「ここでもう一度表彰台を確保してヨーロッパを迎える事が出来れば良いですね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ええ、毎年シーズンの開幕にポイントを獲得するというのは非常に重要なんです。そしてこのレースの後はようやくヨーロッパに戻る事が出来ます。どこも雰囲気は異なりますが、ヨーロッパのサーキットは自分も大好きなサーキットばかりなんです。ですからポイントを獲得することは重要ですし、表彰台を獲得することもまた重要です。」

ニック・ハリス

「ヴァレンティーノありがとう。それではカル、今年は非常にタフなスタートになっていますが、ホンダではあなたが唯一表彰台を獲得している選手となります。アルゼンチンの結果は非常に元気付けられるものだったのではないでしょうか?」

カル・クラッチロー


「カタールの失望の後にアルゼンチンに向かい、良い仕事が出来たのは良かったです。ホンダもカタールの後にアルゼンチンで懸命に作業してくれました。マルクもカタールでは表彰台を獲得出来ませんでしたからね。もしマルクとダニがトラックに残っていたら、良い結果を出せたと思います。ターン2でバイクのコントロールが難しく、幸運にも自分はなんとかコントロールして表彰台を獲得出来ました。ただここでもまた難しい週末になると予想しています。土曜と日曜にバイクが良い形で仕上がってくる事を願っていますが、このトラックではバイクのセットアップに時間がかかるんです。オースティンの素晴らしいサーキットですし、良いレースを期待しています。」

ニック・ハリス

「かなり長いサーキットですが、好きなサーキットですか?」

カル・クラッチロー

「そうですね。好きなサーキットです。初めて2013年走った時も4位を獲得出来ましたし、翌年は転倒しましたけどライディングが楽しいサーキットです。いろいろなバイクにとって異なる部分で強みを発揮出来る良いサーキットでしょう。レースも接近しますし、向き替えも多いですから楽しいですよね。ただマルクが全勝しているのがあれですけど。多くのコーナーがあるので難しいトラックでもあります。トラックの半分で既にコーナーが12ですから高い集中力が要求されますしね。今週末にどうなるか見てみましょう。」

ニック・ハリス

「カルありがとう。それではマルク・マルケス。大事な週末です。今までのところ厳しいスタートになっていますね。こうして無敗を誇るサーキットにやってきましたね。」

マルク・マルケス


「確かに最高のスタートとは言えません。ただチャンピオンシップは長いですし、ここには最高のメンタリティで到着しています。最も大事なのはバイクの上で力強さを感じているということです。改善が必要なパーツはかなりありますが、良い感触です。レースに関してはここはシーズンを良い形で始め、良い結果を得るには最高のサーキットです。金曜から日曜までハードに働きたいと思います。そうして自分達がどのような調子か、ヤマハライダー達の調子がどうかですね。今のところ彼らが最も強いバイクという印象ですが、自分達は自分達のベストを尽くします。アルゼンチンは転倒してしまいましたが、バイクのフィーリングは良かったんです。フィーリングに関してはハッピーでしたが、結果にはアンハッピーでした。今回が変わるべき時ですね。」

ニック・ハリス

「シーズン初めの段階で、これは勝たねばならないレースと言えますか?」

マルク・マルケス

「初めての表彰台が獲得出来ればそれで十分嬉しいですが、日曜に勝てそうなのかどうなのかを見極める必要があります。ここは自分にとっては素晴らしいサーキットですけど毎年異なるものですからね。コンディション、タイヤ、バイク、結果も変わる可能性があります。ただ自分にとっては良いサーキットですから、金曜からしっかりと作業をしたいと思います。あとはしっかりとしたセッティングを見つけたいですね。というのも過去2戦ともに最高と言えるベースが出来ていないんです。これが改善が必要な部分ですし、力を入れたいという部分でもあります。」

ニック・ハリス

「マルクありがとう。それでは反対側のアルヴァロ・バウティスタ。カタールでAsparチームに戻ってきてからずっと笑顔ですね。今までのところ非常に良い形で進んでいますね。」

アルヴァロ・バウティスタ


「Ducatiの最初のテストの段階から良い走りが出来ました。ウインターテストでも強さを感じていましたし、このバイクは非常に快適に感じるんです。カタールでは転倒してしまいましたが、良い感触でした。あの転倒は前のラップとも何も変えていないので本当に妙なんですよね。アルゼンチンでは同様にバイクのフィーリングが良くて、特にレース後半に良い走りが出来ました。レース前半はいろいろなライダーとバトルをする事になってタイムをかなり失いました。ただ最終的にこのバイク、このチームでの自分のパフォーマンスは非常に良いですから笑顔になりますよね。ですから今はこのレベルを維持したいですね。」

ニック・ハリス

「GP16が今最強のバイクと言えますかね?」

アルヴァロ・バウティスタ

「どうかはわかりませんが、このバイクで非常に快適に感じています。ファクトリーライダー達は新しいバイクで少し苦戦しているようですね。恐らく彼らが思っていたように新しいバイクに適応出来ていないんでしょう。ただGP16に関しては既に完成したバイクですし、昨年のデータも使えますからね。このバイクは優勝争い、表彰台獲得をかけて戦っていたバイクですから良いバイクですよ。このバイクには本当に満足していますし、この16年型のバイクを楽しんでいます。」

ニック・ハリス

「アルヴァロありがとう。それでは反対側のMoto2チャンピオンのヨハン・ザルコ。素晴らしいMotoGPキャリアのスタートですね。転倒までカタールではレースをリードし、アルゼンチンでは5位を獲得しました。非常に嬉しいでしょう。」

ヨハン・ザルコ


「そうですね。自分の自信という意味でも良いスタートになっています。カタールで6周リードしたのは良い経験でした。結果は残念でしたけどね。目標はチャンピオンシップ争いではないですから、走る事を楽しむ事が出来ました。アルゼンチンでは初めてのノーマルスケジュールでのレースになり、難しい中で状況をコントロールしていく必要がありました。予選、レースに備えていう形の中で、カタールで得た自信がレースにおいて助けとなりました。レースの最初は12位争いという状況で、アルヴァロが話していたように良いペースでしたが前半は良いバトルが出来ました。ただレース後半に彼と同様のペースを維持する事が難しかったですね。ただ5位はチームにとって素晴らしい結果ですし、自分の自信という意味でも良いものです。ここテキサスで自分が何が出来るかということになりますが、最大限にプッシュして自分がどこで走れるかを見てみたいと思います。出来れば上位争いをしたいですけどね。というのもこうやってハードに作業をしてバイクのセットアップをして、自分も良いペースに対してのマインドセットが出来て、レースへの準備が出来ればと思います。Moto2でずっと走ってきましたから、ここに関してはかなりビデオの解析をしたんです。MotoGPではまた異なりますが、楽しむことが出来ると思います。」

ニック・ハリス

「ヨハンありがとう。それではまずはフロアからの質問の後にスティーブからソーシャルネットワーク上のファンからの質問となりますので、ライダーはしっかりと準備をしてください(笑)それではフロアからの質問をどうぞ。」


 

Q

「マルクとカルに質問です。モヴィスターヤマハのライダー達についていくにはもっとリスクを取らないとだめだと思いますか?またホンダが全ての状況で強いバイクを用意するのにはどの程度時間がかかると思いますか?」

マルク・マルケス

「自分達はコントロールが出来ない部分、ブレーキングでリスクを取る必要があります。ですから今シーズン、ホンダのライダー達の転倒は多くなると思います。ただ昨年も同じような状態でした。例えばカタールからアルゼンチンではセットアップも大きく変えています。ラップタイムばかりに注目されますが、セットアップを変えると限界でのフィーリングというのも少し変化し、これを見つけるのが難しいんです。ただ自分達もホンダもハードに作業をしていますし、すぐに良い状態に到達出来ると思っています。プレシーズンは非常に強い走りが出来ていましたけど、同時にセットアップに多くの時間を使えたことも事実なんです。レースウィークではそうではありませんが、良い状態に到達するには、あと少しだと思います。アルゼンチンでは転倒しましたけど、レースは2秒リードしていました。これが最も重要なことですし、これが自分の今のフィーリングです。」

カル・クラッチロー

「マルクのような感触はありませんが、テストでは恐らくレースより良い走りが出来ていました。これはやはり時間があったからだと思います。アルゼンチンもここも新しいサーキットですから、ホンダもチームもここでバイクを良い形で走らせるように、レースで戦闘力を発揮出来るように懸命に作業を続けています。マルクが説明したように自分達はブレーキングという自分達の最大の長所で戦っているんです。ただその限界を超えてしまっているんです。長年ホンダの強みはブレーキングだというのがわかっていて、そこに集中をしているわけですけど、どんどんそれが貪欲になっているってことなんですよね。ですからチーム、メカニック、ライダーもそれに対応しようとしているんですが、これからのレースではもう少し良いベースセッティングで戦えると良いですね。」

 

Q

「マーヴェリックがここまで強いシーズンスタートを送っている中で、アプローチを変える必要があると思いますか?より2013年のアプローチに近づけるのか、2016年のアプローチに近づけるのか?どうでしょう?」

マルク・マルケス

「より2016年に近いスタイルを目指します。アルゼンチンでは勝利が出来ると思っていたので少しリスクを取って走ったんです。ただ実際はその準備が出来ていなかったわけです。非常に力強さを感じていたんですが、そういったリスクを取って走るほどの準備が出来ていなかったということなんです。今はより2016年のアプローチに近づける必要があると感じています。ただ今はチャンピオン争いから遠ざかっていますからプッシュすることは必要です。今はここオースティンで良いサーキットで良い雰囲気の中、良い思い出がある場所ですから、今一度勝負に出ようと思っています。常にポジティブに考えていますし、最も重要なのは高いレベルにあるということです。これが今感じてることですね。」

 

Q

「ヴァレとマルクに質問です。ご存知のようにフェルナンド・アロンソがモナコを欠場しインディ500に出場します。これについてあなた方が将来似たような事をして、グランプリレーシングではなく違うカテゴリーのレースに参戦するという事はあるでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「驚きのニュースでしたよね。アロンソがモナコに参戦しないなんてね。ただ彼にとっての状況は異なるんでしょうしね。ただアロンソがインディ500でどのようなポテンシャルを発揮するのか非常に興味深いですね。完全に異なる世界ですし、特にオーバルコースでのレースですからね。自分も昔NASCARで走った事がありますけど非常に面白かったですね。ただ通常のトラックとは大きく異なりますからね。ですから皆にとっても非常に面白いチャレンジだと思いますよ。自分にとっては鈴鹿8耐が常に素晴らしいレースとして頭の中にあります。自分はホンダと共に2000年と2001年に走りましたけど、素晴らしい雰囲気でしたし最高のレースでした。ル・マン24時間はトラックが短すぎますし、24時間は長すぎますからね(笑)」(会場(笑))

マルク・マルケス

「ヴァレンティーノと同じような意見ですね。彼の意思決定はちょっと理解が難しいですし、モナコは彼が良い結果を得ることが出来るトラックでしょうし。彼は同じホンダファミリーですが自分はこの意思決定に関しては良く知りませんし、これ以上のコメントをする気もありません。」

 

Q

「彼はインディで勝利出来ると思いますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「難しいでしょうけど、優勝する可能性はあるでしょう。彼は最高のドライバーの1人ですし、確か昨年は凄く若いドライバーが勝利しましたよね。可能性はあるでしょう。」

マルク・マルケス

「可能性はあると思います。ただどのようなレースなのか理解するのは難しいですしラッキーである必要もあるでしょう。それにスリップストリームも凄く妙な感じですよね。アロンソについては皆がF1の中でも最高の1人だと言いますよね。彼は才能あるドライバーですから、とても速いんじゃないでしょうか。」

 

Q

「カタールでは転倒にも関わらず皆を驚かせました。アルゼンチンでは5位素晴らしいレースをしましたよね。多くの報道関係者があなたに質問をしました。こうしてMotoGPの世界にいてどのように感じますか?」

ヨハン・ザルコ

「カタールで6周レースをリードした後に、皆がMoto2での2つの世界タイトルよりも話題にしていました。」(会場(笑))「まあこれはポジティブに捉えるべきなんでしょうけど、彼らには注目してもらってありがとうと伝えましたが、同時に小排気量クラスも非常に重要なカテゴリーなのですから忘れないで欲しいと思います。MotoGPで重要だと皆が思っているライダー達も、もともとは小排気量カテゴリーからの選手です。そしてまた小排気量カテゴリーのライダー達について、彼らがどんな走りをしているか、どのようなライダーになっていくかを注目しているわけです。世界はこうした小排気量カテゴリーのレースについて十分に知らないと思います。自分は今のこのMotoGPライダーという立場を利用して、より多くの人が小排気量カテゴリーに注目するようにしていきたいと思います。皆このバイクの世界により多くのライダーが必要なわけですから、こうしたカテゴリーにも目を向けるのはとても重要なことだと思います。」

 

Q

「この最大排気量カテゴリーが最も注目を集めるカテゴリーだと感じているということですか?」

ヨハン・ザルコ

「今述べた事が自分がやるべきことだと思います。自分も表彰台を獲得する必要がありますし、バイクに乗らずにする仕事も多いですが、これらもまたしっかりとコントロールしていく必要があると思います。」

 

Q

「ここはあなたが常に速いトラックですが、ここで週末を迎えるにあたり自信のほどは同じなのか、過去よりも低いのでしょうか?」

マルク・マルケス

「自信は非常にあります。昨年はアルゼンチンで優勝した後でしたから、昨年のほうが少し自信があったかもしれません。ただ今年もアルゼンチンでは良いレベルでしたから自信はあります。ただ同時に毎年状況が異なるというのも理解しないといけません。ここでは過去4年間勝利していますが、今年はまた異なる展開になる可能性もあります。天候が異なるかもしれませんし、タイヤ、バイクも異なるわけです。ただ再び挑戦していきますし、ここが自分達にとって良いサーキットだというのはわかっています。ですからFP1からレースまでプッシュしたいと思いますし、表彰台にトップに立てるかどうか見てみましょう。」

 

Q

「アルゼンチンではコーナーエントリーでフロントに問題があるということでした。レースの後にこうした問題は解決出来たと思いますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「いい質問だね。解決したと願いたいですが、実際にどうなのか見てみる必要があるでしょう。アルゼンチンでは確かにバイクから多くを学ぶ事が出来ました。それにウェットコンディションでバイクを走らせたのも興味深かったですね。ですからより良い状態でスタートすることは出来ると思いますよ。ただカタールのあとも同じような事を思っていましたけど実際はそうではありませんでしたから、明日の朝になるまではわからないですね。」

 

Q

「マーヴェリックがいかにヤマハで勝利したかということに関して驚きはありますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「彼が速いだろうなというのは、彼が初めてM1を試した時から思っていました。M1は非常に良いバイクですし、スズキ時代で既に彼の才能は明らかでしたからね。良いレースを沢山していましたし、チャンピオンシップでも最終的にかなりポイントを獲得していましたからね。ただもう少し彼が速さを発揮するまで時間がかかれば良いなと思っていました。彼が速いことに関して驚きはありませんでしたけど、彼が最初からここまで速かったことには驚きましたね。」

マルク・マルケス

「プレシーズンの後では彼がここまで速いということに関しての驚きはありませんでした。プレシーズンの段階から速かったわけですし、コンスタントでしたしね。ですから彼がすぐに速さを発揮するだろうと思っていましたし、彼は勝利にも飢えていましたし。開幕2連戦をこうして達成しているのは本当に驚くべきことです。ですが、自分も勿論出来るだけ速い段階で彼を止めようと思っています。ただ今の段階ではまだ自分達は日曜にさらに強さを発揮するため自分達のガレージでやることがあります。」

 

Q

「マルケスがここで非常に強いわけですが、ここでマルケスのすぐ後ろで2位で完走することは、他のサーキットで優勝することよりも重要ですか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「重要なのは出来るだけ多くポイントを獲得することです。可能であれば優勝を目指しますけど、2位も悪くありません。2位でも20ポイントですから、僅か5ポイント差です。大事なのは出来るだけ多くのポイントを獲得することとミスをしないことです。まだ3戦目ですし、ヤマハのバイクがヨーロッパで強いというのはわかっていますしね。良いレースが出来るでしょう。ただここでも自信があります。自分のライディングスタイルに合っていますし、バイクも昨年と大きく変わっていますから強みがあります。100%の力を発揮したいと思います。アルゼンチンでも言ったように、レースを楽しんで100%の力を発揮し、それで優勝出来れば最高です。」

 

Q

「今のようにランキングトップで皆があなたを倒そうとしている状況と昔では何が違うのか?そしてCOTAはどのような点がチャレンジングなサーキットなんでしょうか?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「確かに自分の生活は変わりましたけど、より集中するようになりました。よりハードに働くようになり、今はよりバイクに乗るために人生を生きています。トレーニングをハードにして、いつもどうやったら速く走れるのかを考えています。そしてレースでいかにマインド面で強くいられるかを考えています。トラックでもガレージでもそうです。ですから今までの人生とは大きく変わったと言えますね。それに自分でももっと強くなれると思っているんです。ここテキサスではブレーキングポイントで強いということが重要です。そして先程も話したように最後の10周が本当に重要です。昨年は最後の10周でタイヤが駄目になってしまいました。ですからこういった意味でブレーキングで良いバイクである必要がありますし、同時にタイヤライフを長く保たせるということも重要です。ですから大変な週末になるでしょう。アルゼンチンのようにFP1からハードに働く必要があります。100%の力でプッシュする必要があります。良い週末を送れると思いますし、既にバイクも良いレベルにあります。」

ニック・ハリス

「それではフロアからの質問は以上として、次はソーシャルメディア上のファンからの質問に移りましょう。」
 

Q

「それではソーシャルメディアのファンからの質問です。中にはシリアスなもの、そうでないものもあります。それでは最初はアルヴァロからです。質問はグレイス・バロス Instagramからです。彼女の事はご存知ですか?」

アルヴァロ・バウティスタ

「ええ(笑)」

Q

「ファンに彼女が誰なのか教えてもらえますか?」

アルヴァロ・バウティスタ

「グレイスは僕のガールフレンドです。(笑)」

Q

「ガールフレンド。なるほど(笑)グレイスから非常にシリアスな質問です。グレイスの質問は”アルヴァロ私と結婚してくれますか?”というものです。」(※会場 大盛り上がり&拍手)

アルヴァロ・バウティスタ

「これはシリアスですけど、実はアルゼンチンに発つ前に自分のほうから”結婚してください”と聞いてるんです。それで彼女は”イエス”と言ってくれました。ですから僕らは結婚するんです。」

Q

「おめでとうございます。」

アルヴァロ・バウティスタ

「ありがとう(笑)」

 

Q

「次の質問はヨハン宛です。これは結婚のプロポーズではありません(笑)これはマルタ Twitterからです。今までの125ccからMoto2までのレースをMotoGPで繰り返す事が出来たら、どのレースを選びますか?そしてその理由は?」

ヨハン・ザルコ

「それは優勝したレースを選びますけど、どれかというのは難しいですね。でもやはりMoto2のレースで、レース開始前から良い調子で、スタートから最後までレースをリードして勝利したレースを選びますね。これはMotoGPでもこうしたレースをしてみたいです。でもあまり良い調子ではなくて他の選手とバトルしながらも、最終的に勝利出来たレースもあります。これは昨年のオーストリアなどがそうでした。2015年には最初から良いフィーリングで勝利出来たレースもありましたね。2015年の初勝利となったアルゼンチンもそうでした。ですからやはり勝利出来たレースを選びますね。これが最終的な目標だからです。」

 

Q

「次はマルクにInstagramのシェリーからです。もしあなたにちなんでコーナーに名前が付けられるとしたら、どのサーキットでそれはなぜですか?」

マルク・マルケス

「どのサーキットでもいいの?これは非常に難しいですね。例えば高速の左コーナー、フィリップアイランドのストーナーコーナーのようなコーナーですかね。こうしたコーナーで自分は非常に強みを感じますし大好きなんです。」

Q

「ということはストーナーコーナーの名前を変えたいということでしょうか?(笑)」

マルク・マルケス

「いやいやそれはもう無理なので(笑)ですからアラゴンのコークスクリューの後の長い左コーナーですかね。これは良いコーナーだと思います。」

 

Q

「完璧ですね。それでは次にカルに聞きましょう。多くの人がアルゼンチンでヴァレンティーノへの質問だった、ジャックとスカイダイビングをするか、あなたの運転する車で高速のカーチェイスをするか?という質問に対するあなたの考えを聞きたいようです。」

カル・クラッチロー

「ということはまずその質問に答えるわけだね?」

Q

「ええ、お願いします。」

カル・クラッチロー

「まぁ自分でも同じほうを選ぶでしょうね。」(会場爆笑)「自分もジャックを選びますよ。多分ルーシーは自分と何度か高速のカーチェイスをしたって言うかもしれませんけどね。ま、ベストな選択ではないでしょう。自分は車の運転ってのはあまり上手くないんです。パーキングセンサーもかなり使いまくってますし、自分もやはり飛行機から飛び降りるほうを選びますよ。」

Q

「それでは真面目な質問をCJ Instagramからの質問です。全てのMotoGPライダーが自転車のロードレースで勝負をしたら誰が勝つでしょう?あなた、マーヴェリック、アレイシ、それとも他の誰かですか?」

カル・クラッチロー

「そりゃもちろん自分だよ。」(会場爆笑)「こいつは間違いないね。実はドルナにチャンピオンシップに自転車レースを盛り込んでくれって何度か頼んでるんです。全6戦でポイントもつけてね。まぁ残念ながら実現しないでしょうけど(笑)」

 

Q

「カルありがとう。それではヴァレンティーノ。映画のRushはF1でジェームス・ハントとニキ・ラウダのライバル関係を描いた映画ですが、あなたに関するこうした映画が出来るとしたら、ライバルは誰になり、テーマソングは何になるでしょう?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「うーん難しいですね。多分ビアッジかなぁ。」(会場(笑))「面白いと思いますし、トラックの外でも色々とありましたからね。ハッハッハ(笑)音楽は難しいですね。ちょっと考えないと。決めてもらって構いませんよ。(笑)」

 

Q

「最後はマーヴェリックです。映画繋がりですが、もしあなたが今年の”TOP GUN”になるとしたら、ヴァレンティーノはウイングマンであるグース、教官であるバイパー、最大のライバルであるアイスマンの誰でしょう?」

マーヴェリック・ビニャーレス

「難しいですね。(笑)出来ればグースであって欲しいですね。そうであれば彼から色々と学べますから。ただ彼はやはりアイスマンでしょうね。彼は常に高いレベルにありますし、毎週末強くて、最後まで戦う相手です。良い戦いをね。」

ニック・ハリス

「皆さんありがとうございました。」

(Photo courtesy of michelin)

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