42回目となったル・マン24時間耐久レースは激しいバトルがトラック上で繰り広げられた。Honda Endurance Racingのランディ・ド・プニエ、Team SRC Kawasaki FranceのJérémy Guarnoniがグリッドから素晴らしいスタートを見せ、レースも2チームの激しい戦いとなった。そしてレースが残り15周となった時点でセーフティーカーがトラック上に投入されたことで、戦いは最高潮に達した。

結果的にTeam SRC Kawasaki FranceがHonda Endurance Racingの追撃を振り切って優勝。そして3位にはSuzuki Endurance Racing Teamが入賞している。

Wepol Racing (ヤマハ)、 Bolliger Team Switzerland (カワサキ)、 3ART-Moto Team 95 (ヤマハ)がそれぞれ、4位、5位、6位を獲得。優勝したこと、レース開始4時間から完走まで、ほぼレースをリードしたことで、Team SRC Kawasaki Franceがチャンピオンシップスタンディングでトップに浮上。2位はSuzuki Endurance Racing Teamとなった。

昨年チャンピオンのF.C.C. TSR Honda Franceはル・マンをスタンディングリーダーで迎えたが、2回の転倒によって大量にポイントを失い、今大会を35位で終えた。

なお、今大会には76,000人の観客が詰めかけた。レースはFIM新会長のホルヘ・ビエガス(1978年に初開催となったル・マン24時間耐久レースに参戦)によってスタートフラッグが振られ、Team SRC Kawasaki Franceにトロフィーが授与された。次回のレースは5月11日に開催されるスロヴァキアリンクでのレースだ。

(Source: EWC)

(Photo courtesy of EWC)