Aruba.it Racingのライダーであるアルヴァロ・バウティスタ、チャズ・デイビスはイモラ・サーキットにおいて1日のプライベートテストに参加。イモラでのレースは2週間後に迫っている。

ライダー2名はパニガーレV4Rで周回を重ね、Ducatiファンにとって毎年白熱のレースとなるホームレースに備えた。チャンピオンシップリーダーであるバウティスタにとってはこれがイモラでの初走行となった(※彼が走行したことがないトラックはイモラ、ポルティマオ、マニクール、エル・ビリカム)が、アップダウンのある難しいトラックにおいてすぐさまスピードを発揮。

バウティスタの32歳のチームメイトであるデイビスにとっては、2016年、2017年にパニガーレV2でダブルウィンを達成したトラックとなる。

夕方5時頃にかけてトラックは激しい雨に見舞われたが、バウティスタはレインタイヤでも走行を行い、ピレリタイヤをスーパバイクで使用する感触を確認した。

メインスタンドを埋めた訪れたファンにとっては、素晴らしい1日となり、1日の終りにファンたちはピットレーンに入場することが出来、Ducatiガレージの前ではアルヴァロとデイビスによるサイン会が行われた。

アルヴァロ・バウティスタ

「イモラという走ったことのないトラックでテストが出来たので、実に有意義なテストとなりました。レースに向けてマーカーになるものを見つけることが出来ましたし、雨の中で初めてこのバイク、そしてスーパーバイクのレインタイヤで走行する機会を得ることが出来ました。こうしたコンディションでもバイクに対した信頼感を持つことが出来たことが非常に嬉しいです。こういったコンディションでのレースはまだありませんからね。イモラ・サーキット、そして悪天候に関わらず集まってくれたファンに感謝したいと思います。レースウィークに戦闘力を発揮したいですね。」

チャズ・デイビス

「今日はそう悪くなかったですね。今朝はトラックが乾くのに時間がかかりましたが、午後に走行を始めるとしっかりとしたデータを得ることが出来ました。残念ながらセッションの終わりには雨が降ったことで短くなってしまいましたが、レースに向けて有用なデータを得ることが出来ました。週末に向けてある程度のプラスにはなったと言えるでしょう。今日バイクに施した変更に関してはいくつか疑問点が残ります。本来ならば雨が降る前にはっきりとさせて起きたかったんですよね。全体的には悪くないテストだったでしょう。あと数週でファンの目の前でレースをするのが楽しみですよ。イモラは特別な場所です。ファンも本当に情熱的ですしね。」
(Source: Ducati)

(Photo courtesy of Ducati)