★MotoGP2017アメリカGP マルケス「徐々に良いベースに近づきつつある」

決勝プレスカンファレンスからマルケス選手のコメントを抜粋してご紹介します。レースのアプローチに関する質問もそうですが、今年のエンジンによってバイクのフィーリングが変わっているという話が興味深いです。

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マルク・マルケス

「今日は良い1日でした。昨日は自信を得るという面で少し苦戦しました。今日はFP3が自分にとってあまり良くないようであっても、2台のセッティングの異なるバイクを試して、片方のバイクに関して”これが正しいバイクだ”と感じ、良いフィーリングを再び感じる事が出来ました。FP4ではユーズドタイヤに良い感触を感じ、予選ではヤマハがソフトタイヤと新品タイヤで非常に強い走りをしていたので、ポール獲得は難しいと思っていました。その後また苦戦したんですがタイムを改善出来てポールを獲得出来ました。非常に良かったですね。」

「今朝のコンディションは非常にクリティカルでした。最初の転倒はスロットルを開けすぎた自分のミスです。昨日はあのコーナーで失っているタイムが多かったんですが、最終的には良いラインを見つける事が出来ました。2度目の転倒は妙でしたね。ゆっくり走っていましたしブレーキもかけていない状態だったんですが、リアがロックしたんです。もしかするとタイヤが冷えていたのかもしれません。明日は気温がどうなるかですね。タイヤ選択がレースにおいて非常に重要になると思います。

「明日の自分とビニャーレスのペースは他のどのサーキットよりも似たものになるでしょう。このサーキットは今まで自分にとって非常に良いサーキットですが、明日はマーヴェリックにも優勝のチャンスがあると思います。彼は最初からプッシュすることが出来るでしょうし、彼は自信を持っています。彼と同じペースで最後まで走りたいと思います。」


 

Q

「明日は2人の直接対決になり、ラストラップでのバトルもあるかと思いますが、あなた方のアプローチはどのようなものでしょう?マルク、あなたは優勝してポイントを獲得しにいくというリスクを冒しますか?」

マルク・マルケス

最終ラップに優勝の可能性があるのであれば挑戦しますし、彼もそうするでしょう。それは誰でも同じだと思います。今はカレンダー上の第3戦で、優勝を狙って完走できなくなることもあるかもしれません。ただいずれにしても明日のコンディション次第ですね。多かれ少なかれ今日のようにタイヤの状況がクリアであるかどうか、今日より暖かいか冷たいかによってタイヤの選択は変わってきます。ですからその部分を理解することが重要です。」

 

Q

「マルク、先週はレースはアタックしない限りそれを理解することは出来ないと話してくれました。これがあなたのレースに対する考えだと思いますが、明日に関しても同じアプローチをするのでしょうか?」

マルク・マルケス

「これはフィーリング次第ですね。まずはウォームアップを終えてバイクに対してどのようなフィーリングを感じるか、それで自分の自信などを確認してどうなるかですね。ただアタックの機会があるのであれば当然それはアタックするのみです。このサーキットは自分にとって4年連続で良いサーキットなわけですが、明日はまた別のレースですし、マーヴェリックが自分を負かす可能性もあるわけで自分のこの連続優勝を止めるかもしれません。それに他のライダーにも可能性があります。ヴァレンティーノも毎週日曜に非常に速いですからね。明日にならないとわかりませんが、チャンスがあれば当然トライするのみです。これは自分がアルゼンチンでそうしたように、またカタールでそうしたようにね。」

 

Q

「似たような質問ですが、明日は完走するということがチャンピオンシップにおいて非常に重要だと思いますか?またこれに関してどの程度意識しているのでしょうか?」

マルク・マルケス

「完走すること、そしてポイントを獲得するということは、チャンピオンシップにおいて常に重要なことです。ただ最終的にチャンピオンになりたければリスクを取らねばなりません。レースにおける瞬間、いくつかのコーナー、これはその時点にならないとわかりません。ただ、この時点ではもし負けたら。。という考え方は出来ません。そうすると100%スロットルを開けているところが90%になりますからね。ただヤマハのライダー達は非常に強いですし、彼らのレベルに到達しようとしているわけですからプッシュする必要があります。」

 

Q

「マルク、FP3では2つのバイク、2つの異なるセットアップを試していたと話していました。この2つのセットアップの違いを説明してもらえますか?そしてなぜ最終的に選んだほうのセットアップを選んだのでしょう?」

マルク・マルケス

「今日は自信を得るのが難しかったので、そういった観点で作業をしていました。ただ詳細についてはボックス内の話ですからお話できません。ただ今年のエンジンはバイクのバランスの変化が大きくて、そのバランスを見つける必要があるんです。ただ、徐々にですが良いベースに近づきつつあります。他のサーキットから他のサーキットへと向かう中での問題点は、バランスを変えすぎることなんです。これがバイクのフィーリングに変化をもたらし、限界が変わり、それによって(バイクから得られる)自信も変わってしまうんです。ですから自分にとっては良いベースを見つける事が非常に重要なんです。アルゼンチンからここにかけて、徐々に良い形に近づいています。」

 

Q

多くのライダーがミシュランタイヤはタイヤが機能する温度域が狭いと不満を述べていました。特に今日は寒く風もあり、十分にソフトなタイヤがないというのも転倒の原因になったということでしたが、同じように感じていますか?」

マルク・マルケス

「今年はケーシング変わってソフトなものになりました。それでハードコンパウンドまでスタビリティを持たせるという作りになっています。ですからハードなコンパウンドになるほど、転倒するまでの危険信号が少ないんです。ですから簡単にフロントから転倒するんです。ですからホンダのライダー達はアルゼンチンのターン2で転倒しましたし、今朝も特にその傾向がありました。ですがなんとか解決方法を見つけないといけません。全てのライダー、セーフティーコミッション、ミシュランと共に良い提案が出来るように、将来的に良いタイヤを作れるように作業をしているんです。」

 

ソーシャルメディアからの質問

「Q1のバズについてです。ああいった状況をセーブする”キング”と言えるあなたですが、ロリス・バズのあのセーブを採点するとしたら?そして彼に少しチップをあげてください。というものです。」

マルク・マルケス

「今日は少し残念ですよね。ポールポジションは獲得しましたけど、ベストセーブ・オブ・ザ・イヤーは彼に取られてしまいましたから(笑)あれはホントに凄かったですね。自分はボックスの中で見ていたんですが、彼のセーブを見れて嬉しかったですね。あれは自分がテストの時に経験したようなセーブと同じくらいのものでしたよね。ただ今回彼のセーブはスローモーションでカメラが捉えていましたから、彼におめでとうと言いたいですね。間違いなく今年一番のセーブですね。」

(Photo courtesy of michelin)

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