★MotoGP2017アメリカGP マルケス「チャンピオンシップ争いに復活出来た」

アメリカGPの決勝プレスカンファレンスから、マルケス選手のコメントを抜粋でご紹介します。COTA5連勝を達成したマルケス選手はビニャーレス選手の転倒で、ポイントスタンディングで3位に浮上しています。

マルク・マルケス

「大事なレース、大事な勝利でした。アルゼンチンの後にこうした形で戻ってくるのが大事でした。気温が昨日よりもかなり高かったので、見た目よりも難しいレースでした。レース5分前にチーフメカニックにハードフロントタイヤでいくことを伝えました。自分はフロントタイヤをかなりハードにプッシュするのでフロントにミディアムという選択肢はありませんでした。金曜にハードタイヤはあまり試していなかったので、序盤はこのタイヤの限界がどこにあるのかを探ろうとして走っていました。ダニの後ろでレースをマネジメントしようとしていて、ダニとヴァレが苦戦しているのがわかったので”ここがプッシュする時だ”と判断しました。自分にとっては完璧なレースでしたね。コンスタントに物事をコントロール下においてレースが出来ました。チャンピオンシップにこうして戻ってこれて嬉しいです。」

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「ビニャーレスの転倒はチームもボードでサインを出してくれましたし、大画面のスクリーンでも彼の転倒が映し出されていました。ただそれでも自分のプランに変更はありませんでした。プランは状況を理解しようとするということで、アルゼンチンの失敗は大きな失敗でしたから繰り返したくはなかったんです。アルゼンチンの後に誰かが”マルケスはもうチャンピオンシップ争いは無理だ。ポイント差が大きすぎる”と言っていたんですが、自分はこうして戻ってきましたし、チャンピオンシップはまだまだ長いわけです。今はヴァレンティーノがチャンピオンシップをリードしていますが、彼はプレシーズンでも最速でもありませんでしたが、もっともコンスタントに走っています。これに対しては尊敬しますね。」

 

Q

「今回の勝利は非常に難しかったということですが、今週は金曜、そして土曜のポールポジションも接戦だったと思います。5連勝を達成したことで、今回の勝利がより味わい深いものになったのでは?」

マルク・マルケス

「毎年100%で走っているんですが毎年のレースは異なります。確かに今回は全てが接近していてポールポジションもまた接戦でした。レースではしっかりとマネジメンして快適に走る事が出来ました。レースで良い感触だったことが重要なことですが、アルゼンチンのミスの後でレースに勝利したということが最も重要なことだと思います。こうして強い形で戻ってくることは重要でしたし、こうして勝ったこと、最低でも表彰台と思っていましたが、ヨーロッパのレースの前に優勝したのは非常に良かったですね。最高の形だったと思いますしチャンピオンシップ争いに復活することが出来ました。」

「レース前は大きなスクリーンに映し出されたチャンピオンシップ8位というのを見てチャンピオンシップ争いに戻って来る必要があると思っていました。こうしてチームとハードに作業が出来ているのが嬉しいですね。バイクは何かが足りておらず、未だに完璧だとは思いませんが、これから重要なテストがあり、ヘレスでも重要なレースを迎えます。ヘレスのテストは重要ですが、今抱えている問題を解決出来ればチャンピオンシップで強さを発揮出来る事がわかっています。」

 

Q

「ザルコとヴァレンティーノの出来事に関してレースの後にビデオを見ました?レースディレクションがヴァレンティーノにペナルティーを与えるという決定についてはどう思いますか?」

マルク・マルケス

「オーバーテイクは確かにアグレッシブなものでしたけど、結局のところ皆が100%でプッシュしていますし、自分もヴァレンティーノもアグレッシブなライダーです。過去も現在もアグレッシブなオーバーテイクをしてきましたし、この先もアグレッシブなオーバーテイクをするでしょう。自分がアグレッシブなオーバーテイクをするのであれば、他のライダーもアグレッシブなオーバーテイクをしてくると理解する必要があります。結局これはレースですからね。ペナルティーによってヴァレンティーノも特に何も失っていませんし。」

 

Q

「ミシュランフロントから最高の力を引き出そうとしていましたが、FP3で異なる2つのセッティングを試していますが、そこで何か見つけたものはあったのでしょうか?さらなる自信?さらなるグリップのどちらでしょうか?」

マルク・マルケス

「いろいろなセットアップを試していました。これは安定感を見つけるため、バイクからさらなる安心感を得るためです。ただ、なぜかこうした感覚が得られませんでした。そしてその次にタイヤライフについて考えていました。これはフロントタイヤのライフに関してかなり苦戦していたからです。金曜日は12周でフロントタイヤが駄目になってしまいましたし速く走る事が出来ませんでした。ただその後また金曜日に速いペースで走る事が出来るようになったんですが、これが気温のせいなのかどうなのかはわかりませんでした。今日はまた皆苦戦していましたが、自分達は良い形でコントロールすることが出来ました。自分も良い感触だったんですが、それでも自分が勝利出来るというような感覚はありませんでしたね。」

 

Q

「マルク、今週のレースはいつもの週末よりもプレッシャーを感じましたか?勝たねばならないというような感覚がありましたか?」

マルク・マルケス

「妙な感覚でしたね。もちろん重要な週末ですしプレッシャーを感じました。ただ最終的にはここは自分には良いサーキットですから自信を感じました。自分のライディングスタイルに合っていますし、バイクに何かしら問題があってもコントロール出来ますからね。FP1でも良い形でライディング出来ましたし。金曜日は少し難しさを感じていたんですが、土曜日にバイクを大きく変えたことでフィーリングが変わりました。もちろんレースの開始時点では難しさがありましたけど、最終的には良い形でコントロール出来ましたので嬉しいですね。」

 

Q

「COTAのキングと言えるあなたですが、このトラックの何があなたとチームが素晴らしいパフォーマンスを発揮出来る秘訣なのでしょうか?」

マルク・マルケス

「なんでしょうね(笑)ここだけでなくこの国、アメリカは自分が良い結果を出せるんですよね。理由はわかりませんが自分が強みを感じる事が出来る左コーナーで、全てのサーキットで良い感触で走る事が出来ます。真剣にカルメロ(※ドルナCEO)にアメリカのサーキットでのレースを将来増やしてもらうように頼みたいですね(笑)きっと面白いでしょう。」

 

Q

「マルク、ビニャーレスが転倒した後に戦略を変えたのでしょうか?それとも同じでしたか?」

マルク・マルケス

「それはないですね。ハードタイヤをフロントに選んだ時点で戦略は1つでした。序盤は待ってフロントタイヤの感触を理解し、中盤にプッシュするというものです。ビニャーレスがいたらレース終盤でさらにプッシュする必要があったと思います。というのも自分は中盤に大きなギャップを築いて、後はタイヤを維持しようとしていたわけですからね。」

 

Q

「今週をマーヴェリックは無敗で迎えました。今週はマーヴェリックとのバトルを楽しみにしていましたか?彼と戦ってそれでもあなたがテキサスの王者だと証明したかったという気持ちはありますか?また今年の夏はフラットトラックでここにまた戻ってくるのでしょうか?」

マルク・マルケス

「もちろんマーヴェリックがいれば、レースはさらに難しいものになっていた可能性があります。ただ時にはヴァレンティーノのほうが速いことがありますからそうでもないかもしれません。今までのレースで自分はマーヴェリック、ヴァレンティーノのようなレベルはありませんでした。それにMotoGPは最終ラップの熱いバトルを求めています。ですから見ているほうは楽しいでしょうけど、自分達にとってはきついレースになったでしょう(笑)フラットトラックに関しては難しいですね。既にホンダから”フラットトラックは危険過ぎる。トレーニングにはいいけどレースは駄目だ”と釘を差されています。それにMotoGPが自分のプライオリティーですからね。でも自分はフラットトラックは大好きですね。」

 

Q

「マルク、今回COTAで5戦5勝で、今後6勝するには来年もここに戻ってくる必要があるわけです。来年またここに来るとしたら、オーガーナイザーに対するメッセージとしてはどのようなものでしょう?トラックコンディションを改善することなのか、少なくともライディングが難しいようなバンプを無くすことなのかどうでしょう?」

マルク・マルケス

「もちろん来年も戻ってきたいと思いますが、彼らは当然バンプについて考える必要があるでしょう。もちろんトラック全てではなくてトラックのいくつかの部分は良いんです。ただ3箇所についてはバンプが非常に大きいんですよね。それについて運営側はしっかりと理解する必要があるでしょう。昨年と比べるとバンプはかなり大きくなっています。来年も同じような形でバンプが酷くなるのであれば、ライディングが難しくなるでしょう。ですから運営側は理解する必要があります。この3箇所以外はサーキットは最高なんです。」

 

Q

「マルク、レースは恐らくあなたが想像していたよりもペースが遅かったと思います。レース前は2分4秒台か少し遅いくらいと話していましたが、今日のペースは皆が想定していたよりも遅かったということで驚きだったと思うのですが。高速でラップを刻むことが難しかったのでしょうか?」

マルク・マルケス

「ペースは遅かったですけど気温がかなり上昇していたというのも考える必要があります。自分はもっと速く走る事は可能でした。調子は非常に良かったですからね。ただ優勝した時の25ポイントは変わりません。これは過去に既に理解していることです。それにアルゼンチンのミスの後でより注意するようにもなりました。ブレーキングポイントでもより注意していますし、ミスをすることはポイントを大量に失うということで良いことは無いんですが、そこでまた多くのことに気付くことも出来るんです。」

(Photo courtesy of michelin)

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