★MotoGP2017アメリカGP ロッシ「集中して最大限の力で走りたい」

決勝プレスカンファレンスからロッシ選手への質問を抜粋してご紹介します。今回のレースではザルコ選手のオーバーテイクで+0.3秒のペナルティーを受けたことに関して、ペナルティーの妥当性、ザルコ選手のオーバーテイクについての質問が中心となりました。ただ、最も注目すべきは3戦で最もコンスタントな結果を出しているのがロッシ選手だということでしょう。

ヴァレンティーノ・ロッシ

「自分とチームにとっての問題だったのは、このバイクの乗り方とセットアップを理解するのに時間が必要だったということです。バイクはレースの終盤にプッシュすることが出来たのでポジティブだったと言えます。アルゼンチンではカル、ここではダニ相手にアタックすることが出来ました。昨年は序盤は速くても後半になってかなり苦戦していましたから。まだ3戦ですしマルケスとビニャーレスが常に速いわけですから、このポジションを維持するのは簡単ではないでしょう。でも非常に素晴らしいですね。」

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「自分には他に選択肢がなかったので、あのペナルティーは正しかったとは思っていません。自分が避けていなければ2人とも転倒していたでしょう。ただ自分がコースをショートカットしてアドバンテージを得たのは事実ですから+0.3秒というのは仕方ないでしょう。ただ問題はレースディレクションではなくてザルコだと思います。彼は常に速くバイクを素晴らしい形で操ります。才能もありますが、ここはMoto2ではありません。もしオーバーテイクしたいのであれば別の方法でオーバーテイクする必要があります。彼はいつもオーバーテイクをかなり遅めのタイミングでかけてくるんです。彼はもう少し大人しくしている必要があるでしょう。」

 

Q

「ヴァレンティーノ、あなたはどのように問題を解決したのでしょうか?バランスを改善したのか荷重なのか、なんでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「金曜の段階でベースセッティングは悪くなかったんです。昨日はコンディションは非常に悪かったですけど、予選では改善出来ました。ほとんどフロントとリアのバランスの問題ですね。どうやらこれが非常に重要なようです。今朝はリアにハードタイヤを履いてほとんど同じペースで走る事が出来ましたから決断を下すのが難しかったんです。最終的にリアにミディアムを履いたんですが、これは正しい決断でした。ミディアムのほうが自分達のバイクには合っていたと思いますからね。ウォームアップの後に少し作業をしたんですが、ミディアムを履いたことでセクター1で少しアドバンテージがありました。それまではセクター1で少し問題があったんですが、レースではそうでもありませんでしたから。」

 

Q

「マルケスがMotoGPに初めて参戦した時、多くの選手が彼はアグレッシブ過ぎると話していました。Moto2ライダーはアグレッシブ過ぎると。今回のヨハンはMoto2はそこまでアグレッシブではないと話しています。これはMoto2に限った話なのか、同じように250ccから上がってきた選手はどうなのか?Moto2バイクを乗ることはライダーをアグレッシブにさせるということなのでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「これは難しいですね。明らかにMoto2は250ccとは違いますね。基本的には皆同じバイク、エンジンは同じですし、タイヤ、ブレーキも同じですから、オーバーテイクはより難しいでしょう。常にレースは接戦ですし違いを生み出すのは難しいでしょう。それが今回に当てはまるかどうかはわかりませんけどね。」

 

Q

「ペナルティーに関するコミュニケーションについてなんですが、2016年のザクセンリンクでは、皆がコミュニケーションを取る必要があると話していました。(※序盤レインコンディションで、後半に路面が乾きだしたため、フラグtoフラッグのレースとなった。)ダニはヴァレンティーノの後ろでも大丈夫と思っていたのか、ヴァレンティーノはペナルティーが0.3秒だというのはどのように正確に把握したのでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「これは非常に難しいですね。結局自分達は明確なコミュニケーションの方法がありませんから。結局ボードを見るしかないんです。ダニを抜いた後に最初の2つのセクターでしっかりとしたギャップを作る事が出来て、ギャップは1秒ありました。ですから彼らはペナルティーは重要ではないと思ったんです。というのもピットボードに”ペナルティ0.3”と表示したとして、自分がその前を通過した時に”ペナルティー3″というのが目に入った場合、”3秒?” ”0.3秒?”と考えるかもしれませんし、最終ラップにさらにギャップを広げようとしてミスをする恐れもあります。ですからピットは正しい判断をしたと思います。というのも自分は知る必要がありませんでしたから。」

 

Q

「ヴァレンティーノ、今年は表彰台獲得、チャンピオンシップをリードするなど良いスタートですね。ただチャンピオンシップのリードを作るため、レースに勝たねばというプレッシャーを感じますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「基本的に自分にとってシーズンをスタートする時の目標というのは、まずレースに勝つことなんです。そして今年もそれは変わりません。先程も話したようにマルケスとビニャーレスとトップに留まるのは非常に難しいことです。ただ、こうした状況を楽しむ事は出来ますよね。既にこうして良い状況ですし、これからヨーロッパに戻ってチャンピオンシップにおける非常に良いパートに差し掛かるわけです。ヘレス、ル・マン、ムジェロ、バルセロナ、アッセンなど。自分にとってこれらのサーキットでレースをするのは非常に気持が良いんです。自分にとっては素晴らしい思い出があるサーキットですし、MotoGPでも非常に楽しい時を過ごして来ました。それにこうしたサーキットでの雰囲気はまさに本当のMotoGPチャンピオンシップですしね。ただそれを除けば今のような形で続けていきたいですね。集中して最大限の力で走りたいと思います。」

 

Q

「来年またここに来るとしたら、オーガーナイザーに対するメッセージとしてはどのようなものでしょう?トラックコンディションを改善することなのか、少なくともライディングが難しいようなバンプを無くすことなのかどうでしょう?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「もちろんここには戻ってくるでしょう。ここは難しいトラックですけど素晴らしいトラックです。自分も好きですしね。マルクが話したように2箇所、3箇所が改善が必要なんです。ただ改修をするのであればしっかりと改修を行う必要があります。数年前バンプの改修が必要で彼らは改修作業をしたんですが、実際に改善はされませんでした。ですからバンプの改修をするのであればしっかりと仕事をする必要があります。」

(Photo courtesy of michelin)

(Photo courtesy of Yamaha MotoGP)

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